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誰にでもある忘れられない恋の思い出『夏物語』イ・ビョンホン、スエ来日インタビュー

韓国、日本はもちろん、アジアで圧倒的な人気を誇るスター、イ・ビョンホンが『甘い人生』(2005)後、1年間の充電期間を経て挑んだ『夏物語』。“学生反乱の時代”“政治の季節”と呼ばれる激動の時代──1969年を舞台に、ある男女の忘れることのできない恋を描いた純愛物語だ。『純愛中毒』以来、実に4年ぶりのラブストーリー出演とあればファンならずとも期待は膨らむ! さらに今回は20代の大学生から60代の老教授という2つの年代を演じていることもあり、改めてイ・ビョンホンの演技力の深さに驚くことだろう。

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韓国、日本はもちろん、アジアで圧倒的な人気を誇るスター、イ・ビョンホンが『甘い人生』(2005)後、1年間の充電期間を経て挑んだ『夏物語』。“学生反乱の時代”“政治の季節”と呼ばれる激動の時代──1969年を舞台に、ある男女の忘れることのできない恋を描いた純愛物語だ。『純愛中毒』以来、実に4年ぶりのラブストーリー出演とあればファンならずとも期待は膨らむ! さらに今回は20代の大学生から60代の老教授という2つの年代を演じていることもあり、改めてイ・ビョンホンの演技力の深さに驚くことだろう。

「20代前半の大学生を演じるときは自分が学生のときどうだったか…自分の感性や感受性を思い出して演技に活かしました。60代を演じるにあたっては、特に誰から演技を学んでできるものではないと思ったので、その年代の人と実際に会って雰囲気を吸収しました。表情や話し方も大切ですが、それ以上に60代はどんな内面を持っているのか…それをつかみ取ることが大変でした」

特殊メイクだけでは表現しきれないロマンスグレーを醸し出せたのはやはりイ・ビョンホンの色気あってこそ。その姿に共演のスエも「とても重厚で渋い」と絶賛。スエは『ファミリー』(2005)で映画デビューを果たした韓国の若手女優。今回はイ・ビョンホンの推薦でヒロインに抜擢され、ビョンホン演じるソギョンが一生忘れることのできない女性・ジョンインを演じている。お互いのどんなところが魅力的かと訊くと「とても落ち着いていて静かなところですね」(イ・ビョンホン)、「相手を見つめるときの眼差しがとても魅力的だと思います」(スエ)と好印象だったよう。

ボランティア活動をするために夏休みに仲間と田舎町にやってきた大学生のソギョンはそこで悲しい過去を背負った美しいジョンインと運命的に出会う──。
「ソギョンは最初からジョンインに運命を感じていたわけではないと思うんです。ちょっと関心があった程度。そして、なぜか村人から疎外されている彼女に対して同情が生まれ、徐々に好きという感情に変わっていった」とイ・ビョンホン。ちなみに運命を信じる?という質問には「運命はあると思います。良くないことや辛いことがあったときに『これは運命だから受け入れよう…』と思うと気持ちが楽になるんです」

一方、「運命は努力によって変えられると思う」とスエ。「『変えられる!』と思うと気が楽になります。イ・ビョンホンさんとは逆ですね(笑)」また、ジョンインはある瞬間にソギョンに心を開いたと話す。「2人で電気屋の前で音楽を聴くシーンがありますが、その辺りじゃないかなと思うんです。ジョンインにとってソギョンは都会から来た人。どこか心を開けずにいたんですよね。でもその時──自分を見つめるソギョンの目を見た時に、心を開いたんだと思います」

続いて演じたキャラクターと自身に共通部分はあったのか訊ねると「ソギョンの突飛なところは似ていると思います。いたずらっぽいところがね(笑)」「似ているというよりもジョンインの生き方に共感できました。人前に出るのは苦手というところは似ているかもしれません」

たった1人を愛し続けるというソギョンとジョンインの純愛は切なくもあり、そこまで愛せる相手と出会ったことを羨ましくも思える。2人にとって純愛とはどんなものなのだろうか。
「大切なのはソギョンにとってジョンインが一生忘れられない人になったということ。彼はずっと独身でいようと思っていたわけではなく、一番感受性の強い年代に心に大きな傷を負ってしまったがゆえに次に違う女性と出会ってもその傷を記憶から消せなかったんだと思うんです」というイ・ビョンホンに続き、スエも「1人の男性と出会って彼をずっと想っていたジョンインはとても幸せな女性だと思います。結果的には別れてしまったけれど愛し愛されて生涯を終えることは幸せなこと」

誰にでも忘れられない恋の思い出はあるもの──『夏物語』はそんな心の奥に仕舞われていた恋の記憶をそっと引き出してくれることだろう。それがたとえ切ない恋であっても「あの人に出会えてよかった」、「あの人に恋をしてよかった」そう思わせてくれる珠玉のラブストーリーなのである。

《text:Rie Shintani》

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