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「僕にとって女性は、常に賢い存在。男は女に勝てない」西島秀俊インタビュー

女性が元気になれる映画を特集放送した日本映画専門チャンネルの特別連続企画「Dear Woman 映画の中の彼女たち」。番組ナビゲーターとしてナレーションを手がける西島秀俊の落ち着いた佇まい、優しい声からは女性がほっとできる安らぎを感じる。そんな西島さんに女性の疲れた心を癒すためにセレクトされた10作品について、また恋愛観についてインタビュー! 「悩める女性にアドバイスを」という今回の企画主旨を伝えると、「プライベートでは女性から相談をもちかけられることなんて全くないですけど…」とちょっぴり照れくさそう。しかし、30代半ばの男性からのアドバイスには、現代女性が抱える日常の不安、悩みを解きほぐしてくれるヒントがたくさん詰まっていた。

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「Dear Woman 映画の中の彼女たち」
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女性が元気になれる映画を特集放送した日本映画専門チャンネルの特別連続企画「Dear Woman 映画の中の彼女たち」。番組ナビゲーターとしてナレーションを手がける西島秀俊の落ち着いた佇まい、優しい声からは女性がほっとできる安らぎを感じる。そんな西島さんに女性の疲れた心を癒すためにセレクトされた10作品について、また恋愛観についてインタビュー! 「悩める女性にアドバイスを」という今回の企画主旨を伝えると、「プライベートでは女性から相談をもちかけられることなんて全くないですけど…」とちょっぴり照れくさそう。しかし、30代半ばの男性からのアドバイスには、現代女性が抱える日常の不安、悩みを解きほぐしてくれるヒントがたくさん詰まっていた。

まずは女性が主人公の映画について、「女性の意識って時代とともに常に変化していると思うんです。だから必然的に女性が主人公の映画はその時代を反映している作品が多いんじゃないかな、と。男性が主役の映画は昔も今もあんまり変わらないですからね。男って変わらないものなんだな〜って。まあ、その違いが面白いんですけどね。「Dear Woman 映画の中の彼女たち」の10作品はどれも女性がすごく観たい作品が揃っているように感じます。でも男性の立場から言うと、興味はあるけれど女性の本質が見えてしまいそうで怖いという気持ちも…。僕は正座して観てしまいそうです」と苦笑い。女性と男性の感覚はやはり大きく異なるものらしい。

10作品のうちの2作──『さよならみどりちゃん』『tokyo.sora』には西島さん自身も出演している。どちらのヒロインも夢と恋に向かって頑張っているが、『さよならみどりちゃん』で西島さんが演じるユタカは特に“ダメ男”。そんなどうしようもない男の姿を「僕、ダメな人間ってけっこう好きなんですよね」と話す。

「最初、ユタカを演じているときは“そんなに悪いヤツじゃないんじゃないか?”って思っていたんですけど、出来上がった映画の中のユタカはものすごくろくでなしで…。もし、自分の周りにユタカみたいなヤツと付き合っている女性がいたら『やめたほうがいいよ』って言うかもしれないですね」。

また、星野真里演じるゆうこはユタカとの恋を経て大きく成長していくが、ユタカに変化は見られず…そんな男の姿には「ダメな人間(男)は最後までダメでいてくれる方が好き。変わっていく姿もいいんですけど、どうしようもない人間がどうしようもないまま映っている映画は魅力的でもあるんですよね」と、共感できるという西島さん。ちなみに古厩智之監督からは、「ユタカは西島秀俊のフィルモグラフィー史上、最も知能指数の低い役にする!」と言われたのだとか。ただ、撮影が始まってみるとユタカの言動は確信犯として映ってしまい、結果「救いようのない男になってしまったんです…」と撮影秘話を語ってくれた。

乙女心を揺さぶる小悪魔な女ならぬ男を演じる一方で、「Dear Woman 映画の中の彼女たち」のナレーションで流れる西島さんの声には誰もが癒されるだろう。そして、異性からは「あまり相談されない」とはいえ、多くの作品でヒロインの人生を間近で見てきているからこそ、彼が語る女性たちへのエールには勇気づけられる。

「僕は即決してしまうことがあまり好きではないんです。悩んでいる本人にとっては辛いだろうけど、『悩む』=『探る』こと。それって実はすごく豊かなことなんじゃないかなと。それは男にも言えることですけどね。そして悩みの先には理想があると思う。理想を模索することは意味があるし、魅力的。その理想を追い求めて輝く姿に男性は惹かれると思うんです。現代社会では男性が当たり前に受け止めていることが、女性にとっては難しいこともある。だからこそ、そのハードルを乗り越えようとしている姿はとても素敵に見えるし、刺激を受けます」。

最後にちょっぴり西島さんのプライベートに迫った質問。「Dear Woman 映画の中の彼女たち」に登場するヒロインのように、自分の恋人が悩んでいたらどうしますか?
「できるだけ女性の意志を尊重してあげたいけれど、実際にできているかどうか…。僕、すごくマイペースなんですよ。どちらかというと相手に合わせてもらっている。だからユタカのようなイヤな男の役がくるのかな(笑)。ただ、個人的には女性は僕にとって常に賢い存在。年齢が上でも下でも男は女に勝てない、そう思うんです」。

悩んだ数だけ輝く瞬間が訪れる──「女性に生まれて良かった」と思える「Dear Woman 映画の中の彼女たち」の10作品は明日のエネルギーになる心のサプリメント。もちろん、女性が輝けるのは男性の存在あってこそ。西島さんの温かなメッセージを参考に、明日もハッピーに!



「Dear Woman 映画の中の彼女たち」特集掲載中
《text:Rie Shintani》
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