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日本未公開の話題作が続々登場、東京国際映画祭にて「香港映画祭」開催!

70年代を象徴するブルース・リーによるカンフー旋風、『酔拳』のジャッキー・チェンに香港ノワール・ブームの到来した80年代、そしてウォン・カーウァイやアンドリュー・ラウらニューウェイブの登場など、半世紀近くに及ぶ日本における公開の歴史の中で、数多くの人々を魅了してきた香港映画。香港が特別行政区として中国に返還されて10年という節目を迎える今年、これを記念して、本国未公開の作品を含む、4本の厳選された作品を上映する「香港映画祭 HONG KONG FILM FESTIVAL」が、10月に開幕する東京国際映画祭とのコラボレーションで開催される。

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『天堂口』 -(C) 2007 CMC Content
『天堂口』 -(C) 2007 CMC Content
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70年代を象徴するブルース・リーによるカンフー旋風、『酔拳』のジャッキー・チェンに香港ノワール・ブームの到来した80年代、そしてウォン・カーウァイやアンドリュー・ラウらニューウェイブの登場など、半世紀近くに及ぶ日本における公開の歴史の中で、数多くの人々を魅了してきた香港映画。香港が特別行政区として中国に返還されて10年という節目を迎える今年、これを記念して、本国未公開の作品を含む、4本の厳選された作品を上映する「香港映画祭 HONG KONG FILM FESTIVAL」が、10月に開幕する東京国際映画祭とのコラボレーションで開催される。

オープニングを飾ってくれる『鐵三角 TRIANGLE』は、海外の映画祭の常連で先日のヴェネチアでもサプライズ出品をしたジョニー・トーをはじめ、ツイ・ハーク、リンゴ・ラムの3人の監督が手を組んで一つの物語を作り上げたクライム・ムービー。30年来の親友だという3人が、お互いの個性を尊重しながらリレー形式で物語を繋いでいく。

うって変わって爽快なアクションが見どころの『男兒本色』。アクション映画の名手、ベニー・チャンが、『香港国際警察/NEW POLICE STORY』に続いてタッグを組むこととなったニコラス・ツェー、『インファナル・アフェア』で一躍ブレイクしたショーン・ユー、そしてジャッキー・チェンの血を継ぐジェイシー・チェンという香港きっての若手人気俳優を従え、ギャング組織の逮捕に奔走する若き3人の警察官による刑事アクション映画を完成させた。

カーウァイが師と仰ぐ監督、パトリック・タムが17年ぶりにメガホンを握った『父子』は、ギャンブルに溺れた父と彼に翻弄される息子を通して、父と子の関係を鋭く見つめた一作。昨年の東京国際でも上映された本作だが、その後母国に戻り、香港電影金像奨5部門を独占した。主演を務めるのは、アンディ・ラウらと並び、香港の四大天王の一人として一時代を築いたスター、アーロン・クォック。アクションのイメージが強い彼が、どんなダメ親ぶりを見せてくれるか楽しみなところ。

そしてこの香港映画祭のラストに登場するのが『天堂口』(写真)。香港ノワールの立役者であり、ハリウッドでもヒット作を生み出してきたジョン・ウー監督が中国に戻って製作を手がけた帰還第一作である。1930年代の上海を舞台に、富と名声への野望に燃える3人の青年の友情と対決が描かれる本作だが、監督のもとに集まった豪華なキャスト陣も見どころ。青年3人を演じるのは、その甘いマスクとアクションで日本にも多くの女性ファンをもつダニエル・ウー、アジアの著名監督からのオファー作が続くチャン・チェン、『山の郵便配達』の息子役で注目されたリウ・イエ。さらにスー・チーが作品に華を添える。

世界各地での映画祭における数々の受賞に加え、『インファナル・アフェア』を始めとする数々のハリウッド・リメイクの決定など、海外からの注目が高まる香港映画。その新たなる魅力が余すところなく紹介される「香港映画祭 HONG KONG FILM FESTIVAL」は10月23日(火)〜25日(木)まで開催。

<香港映画祭 HONG KONG FILM FESTIVAL>

期間:10月23日(火)〜25日(木)
会場:渋谷Bunkamura オーチャードホール
料金:前売券 1,000円/当日券 1,300円
※10月6日(土)よりチケットぴあにて前売券発売。

≪上映日程≫

『鐵三角 TRIANGLE』 10月23日(火)18:00開場/18:30開映

『父子』 10月24日(水)14:30開場/15:00開映

『男兒本色』 10月24日(水)18:30開場/19:00開映

『天堂口』 10月25日(木)12:30開場/13:00開映

<第20回東京国際映画祭>
http://www.tiff-jp.net/

期間:10月20日(土)〜28日(日)
会場:六本木ヒルズ、渋谷Bunkamura
《シネマカフェ編集部》
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