来年1月11日(現地時間)に授賞式が行われる第66回ゴールデン・グローブ賞のノミネーション発表が12月11日(現地時間)に行われた。映画部門では、ブラッド・ピット×ケイト・ブランシェット主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』が作品賞、監督賞(デヴィッド・フィンチャー)、主演男優賞、脚本賞、音楽賞の5部門にノミネートされた。ブラッド・ピットのゴールデン・グローブ賞ノミネーションは2006年『バベル』(助演男優賞)以来、2年ぶり4度目。また、ニクソン元米大統領が、ウォーターゲート事件で辞任後に初めて受けたインタビューをテーマにした『フロスト×ニクソン』も作品賞、監督賞(ロン・ハワード)、主演男優賞(フランク・ランジェラ)、脚本賞、音楽賞という『ベンジャミン・バトン』と全く同じ部門にノミネート。さらに、『ダウト』(原題)も脚本賞に加え、主演女優賞(メリル・ストリープ)、助演男優賞(フィリップ・シーモア・ホフマン)、そして助演女優賞にエイミー・アダムスとヴィオラ・デイヴィスの2名がノミネートするなど先述の2作と並ぶ最多タイの5部門にノミネートされている。ちなみにメリル・ストリープは、ドラマ部門での『ダウト』(原題)のみならず、『マンマ・ミーア!』でコメディ・ミュージカル部門のおける主演女優賞にもノミネート。また助演男優賞部門には『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』のロバート・ダウニーJr.に加え、同作にカメオ出演していることで話題を呼んだトム・クルーズもノミネートされた。さらに、急逝したヒース・レジャーも『ダークナイト』での演技が高い評価を得て助演男優賞候補者に名を連ねている。大作、名優が並んだ今年のノミネーション。受賞者の発表は来年1月11日(現地時間)に行われる。近年、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞の受賞者・受賞作品が一致するケースが多く見られ、オスカーのゆくえを占う意味でも大きな注目を集めそうだ。主要部門の今年度のノミネートは以下の通り。【作品賞(ドラマ部門)】『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『フロスト×ニクソン』『愛をよむひと』『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』『スラムドッグ・ミリオネア』(原題)【作品賞(コメディ・ミュージカル部門)】『バーン・アフター・リーディング』『ハッピー・ゴー・ラッキー』(原題)『IN BRUGES』(原題)『マンマ・ミーア!』『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(原題)【監督賞】ダニー・ボイル 『スラムドッグ・ミリオネア』(原題)スティーヴン・ダルドリー 『愛をよむひと』デヴィッド・フィンチャー 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』ロン・ハワード 『フロスト×ニクソン』サム・メンデス 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』【主演男優賞(ドラマ部門)】レオナルド・ディカプリオ 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』フランク・ランジェラ 『フロスト×ニクソン』ショーン・ペン 『ミルク』ブラッド・ピット 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』ミッキー・ローク 『ザ・レスラー』(原題)【主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)】ハビエル・バルデム 『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(原題)コリン・ファレル 『IN BRUGES』(原題)ジェームズ・フランコ 『パイナップル・エクスプレス』(原題)ブレンダン・グリーソン 『IN BRUGES』(原題)ダスティン・ホフマン 『LAST CHANCE HARVEY』(原題)【主演女優賞(ドラマ部門)】アン・ハサウェイ 『レイチェル・ゲッティング・マリッド』(原題)アンジェリーナ・ジョリー 『チェンジリング』メリル・ストリープ 『ダウト』(原題)クリスティン・スコット・トーマス 『I'VE LOVED YOU SO LONG』(原題)ケイト・ウィンスレット 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』【主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)】レベッカ・ホール 『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(原題)サリー・ホーキンズ 『ハッピー・ゴー・ラッキー』(原題)フランシス・マクドーマンド 『バーン・アフター・リーディング』メリル・ストリープ 『マンマ・ミーア!』エマ・トンプソン 『LAST CHANCE HARVEY』(原題)【助演男優賞】トム・クルーズ 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』ロバート・ダウニーJr. 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』レイフ・ファインズ 『ある公爵夫人の生涯』フィリップ・シーモア・ホフマン 『ダウト』(原題)ヒース・レジャー 『ダークナイト』【助演女優賞】エイミー・アダムス 『ダウト』(原題)ペネロペ・クルス 『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(原題)ヴィオラ・デイヴィス 『ダウト』(原題)ビヨンセ・ノウルズ 『Cadillac Records』(原題)ケイト・ウィンスレット 『愛をよむひと』【音楽賞】『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『チェンジリング』『ディファイアンス』『スラムドッグ・ミリオネア』(原題)『フロスト×ニクソン』【長編アニメーション部門】『ボルト』(原題)『カンフー・パンダ』『WALL・E/ウォーリー』