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AKB48・前田敦子、芥川賞受賞の文学映画にヒロイン役で参加決定!

『天然コケッコー』、『マイ・バック・ページ』など独特の世界感で多くの支持を集める山下敦弘監督が同名芥川賞小説を原作にメガホンを取る『苦役列車』に、国民的アイドルグループ「AKB48」の“あっちゃん”こと前田敦子が参加することがこのほど明らかとなった。これを受けて、以前から「山下敦弘監督の大ファンだった」と豪語する前田さんの歓喜のコメントも到着!

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『苦役列車』でヒロイン・桜井康子役の前田敦子
『苦役列車』でヒロイン・桜井康子役の前田敦子
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『天然コケッコー』、『マイ・バック・ページ』など独特の世界感で多くの支持を集める山下敦弘監督が同名芥川賞小説を原作にメガホンを取る『苦役列車』に、国民的アイドルグループ「AKB48」の“あっちゃん”こと前田敦子が参加することがこのほど明らかとなった。これを受けて、以前から「山下敦弘監督の大ファンだった」と豪語する前田さんの歓喜のコメントも到着!

自身の波乱万丈な人生を基に私小説を書き続ける西村賢太が、第144回芥川賞を受賞した同名小説を原作にした本作。中卒で日当5,500円の日雇い労働でその日暮らしをする19歳の青年・貫多が、希望に満ちた同年代の人々に対して嫉妬や葛藤を抱き、酒と風俗に溺れていくもふとしたきっかけで作家の道を目指していく姿を描き出す。

主演に『モテキ』での演技が記憶に新しい森山未來、共演に高良健吾の参加がつい先日されたばかりだが、今回明らかとなった前田さんの抜擢に驚く人も多いはず。“酒”“風俗”“息苦しさ”“孤独”といったワードが並ぶ本作に、いまをときめく国民的アイドルを投入するというキャスティングは、さすが山下監督といったところ? 前田さんが今回演じるのは、森山さん扮する主人公・貫多がほのかな恋心を寄せるヒロイン・康子。原作には登場しないオリジナル・キャラクターとして描かれる。本作への参加が決定したことについて、前田さんは「今年はいろんな作品をやらせていただいたので、もう演技のお仕事はないと思っていたんです。まさか、(今年)最後にこんなにやりたいものが舞い込んでくるなんて…。すぐに『やらせて、やらせて』ってお願いしちゃいました。本当に、幸せなお仕事です!」と大興奮。

一方、この異色キャスティングの采配をふるった山下監督は「AKB48の中でも“ナゾな部分がある子”というところが、何か未知なるものが生まれるのでは、と興味が沸いて起用させていただきました。森山君ら共演者とも女優・前田敦子としての挑戦になるんじゃないかと思っています」と、前田さんの未だ見ぬ可能性にかけつつ、何やら企みがあるといった様子。

11月下旬にクランクインした『苦役列車』の撮影は、年内のクランクアップを目指して順調に進んでいるとのこと。アイドルから女優へ、本作は前田さんにとっての新境地となりそうだが、果たしてどんな仕上がりになるのか?

『苦役列車』は2012年、公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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