※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

大塚寧々「小林薫さんと結婚できて良かったです」刑務官の苦悩を描く『休暇』舞台挨拶

他人の命を奪うことで得られる幸せは、果たして本当の幸福と言えるのだろうか…? 刑務官は死刑執行の際、死刑囚の身体を支える“支え役”を務めると一週間の休暇が与えられる。支え役を買って出て得た休暇で新婚旅行に行くことに迷いながらも、家族に支えられ、そこに答えを見出していく刑務官・平井の姿を描いた『休暇』が6月7日(土)に公開され、平井役の小林薫のほか、大塚寧々、大杉漣、柏原収史ら出演陣と門井肇監督が舞台挨拶に登壇した。

最新ニュース レポート
注目記事
『休暇』初日舞台挨拶にて(左から)小林薫、大塚寧々、大杉漣、柏原収史、門井肇監督
『休暇』初日舞台挨拶にて(左から)小林薫、大塚寧々、大杉漣、柏原収史、門井肇監督
  • 『休暇』初日舞台挨拶にて(左から)小林薫、大塚寧々、大杉漣、柏原収史、門井肇監督
  • 『休暇』初日舞台挨拶にて 小林薫
  • 『休暇』初日舞台挨拶にて 大塚寧々
他人の命を奪うことで得られる幸せは、果たして本当の幸福と言えるのだろうか…? 刑務官は死刑執行の際、死刑囚の身体を支える“支え役”を務めると一週間の休暇が与えられる。支え役を買って出て得た休暇で新婚旅行に行くことに迷いながらも、家族に支えられ、そこに答えを見出していく刑務官・平井の姿を描いた『休暇』が6月7日(土)に公開され、平井役の小林薫のほか、大塚寧々、大杉漣、柏原収史ら出演陣と門井肇監督が舞台挨拶に登壇した。

寡黙なベテラン刑務官・平井を演じた小林さんは「登場人物それぞれの人物が交差するような映画になりました。その人物たちに影を落とすような死刑という制度がありますが、群像劇の部分で抑制が効いています。門井監督はまだ若い方ですが、今後も、こういう映画を撮り続けてもらいたいと思います」と、門井監督を絶賛した。平井の上司・三島を演じた大杉さんとは「同級生なんだけど、今回初めてご一緒させていただきました」そう。「本当に幅の広い、奥行きのある方で、その人柄に癒やされて、リラックスして演じることができました」と、ストーリーとは裏腹に和やかな現場だったようだ。

その大杉さん本人はと言えば、「みなさんのお力で、たくさんの方に宣伝していただければ嬉しいです。門井監督のデビュー作である『棚の隅』という映画に出演させていただいたんですが、2本目が、こうして公開できるのがすごく嬉しいです。現場は、男ばっかりでした(笑)。そのときは大塚さんにお会いできなかったので、今日お隣にいらっしゃるので、ワクワクしている自分がいます(笑)。映画、本当によろしくお願いします。この一言だけ言えれば、僕の仕事は終わりです(笑)」と、つらつらと語りながらも、キッチリ仕事は果たしてくれた。

その大杉さん主演の『棚の隅』に続き、長編2作目となった門井監督。「何年も前にフィルムのカメラを回し始めて、ようやく有楽町に来れたという感慨があります。ここ(有楽町・銀座エリア)は本当に映画のスタートの場所だし、そういう意味では自分もようやくスタートラインに触れられたのかな、という思いです。この映画を作るために苦労はしましたが温かいスタッフと、力のあるキャストのみなさんに支えていただいたことを本当に感謝していますし、こうしてお披露目できることを嬉しく思います」と、スタッフとキャストへの感謝の気持ちを語った。

平井と結婚するシングルマザーの美香を演じたのは大塚さん。「非常に心に残るものが強い映画です。それは薫さんや俳優さんはもちろん、監督の演出が、静かなんだけど、力強いものがあるからだと思います。じわじわと心に響いてくる良い映画になったなと私自身も思いました。一人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです」と挨拶した。映画にちなんで、“小林さんのような旦那さんはどう?”という質問には「こういう素敵な人が旦那さんなんて…、結婚できて良かったです(笑)」と一言。このコメントに小林さんは、「最後は吐き捨てるような言い方だね」と苦笑いをしながらも、まんざらでもなさそう?

新人刑務官・大塚役の柏原さんは舞台となった山梨が実家。「家から車で15分くらいのところで撮影していたので、僕は実家から通っていました。朝ご飯を食べて送り出してもらって現場に行くっていう感じだったので、すごくリラックスしていました」そう。柏原さんのご家族も映画を観たとのことで感想を聞いてみると、「母は大杉さんがカッコイイって言ってました(笑)」と語り、会場の笑いを誘っていた。

小林さんが「“死刑囚”というところに目が行く印象がありますが、よく考えてみると、刑務所という同じ職場にいる間でも、すれ違いの中に小さなドラマがあり、そういう部分の味わいが大きくなっている映画」と評する『休暇』は有楽町スバル座、お台場シネマメディアージュほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top