※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

鑑識・米沢が右京&薫の本家『相棒』コンビに宣戦布告? 『相棒』スピンオフ映画誕生

2000年に2時間ドラマでスタートし、その後連続ドラマとしてシリーズ化された「相棒」。今年5月には劇場映画『相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』が公開され、44億円を超える興行収入を記録し今年の上半期No.1に輝き、“相棒”ブームが日本中を席巻した。この人気作品において、主人公の杉下右京と亀山薫コンビに次ぐ人気を誇るのが、鑑識課の米沢守である。このたび、この米沢を主人公にしたスピンオフ映画『相棒シリーズ「鑑識・米沢守の事件簿」』が誕生。2009年の春に公開が予定されている。7月23日(水)にクランクアップ間近の本作の記者会見が行われ、主演の六角精児、萩原聖人、そして水谷豊、寺脇康文、長谷部安春監督が出席した。

最新ニュース レポート
注目記事
背景はおなじみの特命係の部屋のセット。(前列左から)六角精児、萩原聖人、(後列左から)水谷豊、寺脇康文。
背景はおなじみの特命係の部屋のセット。(前列左から)六角精児、萩原聖人、(後列左から)水谷豊、寺脇康文。
  • 背景はおなじみの特命係の部屋のセット。(前列左から)六角精児、萩原聖人、(後列左から)水谷豊、寺脇康文。
  • 鑑識・米沢守役の六角精児。
  • 千束署の刑事・相原を演じた萩原聖人
  • 今回ばかりはこの2人も脇役。
2000年に2時間ドラマでスタートし、その後連続ドラマとしてシリーズ化された「相棒」。今年5月には劇場映画『相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』が公開され、44億円を超える興行収入を記録し今年の上半期No.1に輝き、“相棒”ブームが日本中を席巻した。この人気作品において、主人公の杉下右京と亀山薫コンビに次ぐ人気を誇るのが、鑑識課の米沢守である。このたび、この米沢を主人公にしたスピンオフ映画『相棒シリーズ「鑑識・米沢守の事件簿」』が誕生。2009年の春に公開が予定されている。7月23日(水)にクランクアップ間近の本作の記者会見が行われ、主演の六角精児、萩原聖人、そして水谷豊、寺脇康文、長谷部安春監督が出席した。

長きにわたる「相棒」シリーズにおける初のスピンオフ企画で、主人公を演じることになった米沢役の六角さん。普段と異なり、この日の会見でも5人の出席者の真ん中に立ったが、少し落ち着かない様子。初めてこの企画を知らされたときの気持ちを「最初は正直、実感がわかなかったです。『いったいどういうことなんだ? そんなことってあるのか?』って気持ちで他人事のようでした」とふり返った。実際の撮影に入ってからについては「いつも通りの気持ちで演じようと心がけて撮影に臨んだのですが、出番の多さに目が回りました(笑)。主役を演じる人たちが精神的、肉体的にいかに大変なのかということが、ほんの少しではありますが分かりました」と語った。さらに、普段の撮影との違いについて聞かれると「メイク直しの回数が増えました。脇役のときはほとんどメイクを直されることなんてなかったんですが、『いままでは一体何だったんだ?』と思うくらい(笑)、増えました」と語り報道陣の笑いを誘った。

今回の物語は、劇場版でテロ予告が起きた東京ビッグシティマラソンからスタート。そこで米沢は、かつて自分の元から逃げていった妻によく似た女性を見つけるが、その女性が死体で発見される。この事件を追う中で彼は、萩原さん扮する千束署の刑事・相原と出会い、互いに協力して事件の解決に挑んでいく。

萩原さんは撮影について「うんざりするほど毎日、六角さんと顔を合わせています」と苦笑交じりに語った。そんなに毎日会っていながらこの2人、休みのときにも一緒に出かけたりするそうで「一体どういう関係なんでしょう(笑)?」(六角さん)と、本人たちも不思議そう。これについて水谷さんは「この会話聞いているだけでこのコンビの素晴らしさがよくわかりますね。よっぽど楽しかったのか、不安だったかでしょう(笑)」とコメント。さらには監督が「毎日同じ顔ぶれで、うんざりしてたのは僕だけじゃなかったんですね(笑)」と語ると、六角さんは「うんざりしてなかったのは僕だけですか!?」と心外そう。このやり取りに会場は再び笑いに包まれた。寺脇さんは「六角さんは、主演なのにいまだに電車で現場に通ってて、マネージャーさんが付いて来ないときもあるんですよ」とその変わらぬ素朴な様子について語り「『相棒』のロゴの横にあるいつもの薫と右京さんのシルエットが、今回は米沢・相原コンビになってますが、この2人の佇まいにぴったり合ってます」と米沢・相原コンビに賛辞を送った。

ちなみに、長谷部監督は本作の原作小説「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿 〜幻の女房〜」(宝島社文庫刊)を執筆したハセベバクシンオーの実の父。「ハセベバクシンオーさんと映画について話をしたか?」という質問に監督は「いや、うちはあんまり父と子の間の会話がないもので…」という身もふたもない答えで再び会場を笑いに包んだ。

今回ばかりは主役の座を六角さんに譲った水谷さんと寺脇さん。水谷さんによると2人の出番は「いくつかのポイントでチラッ、チラッと出るだけ」とのことだが、ポイントごとに重要な役割を果たすという。水谷さんは今回の企画について「ドラマが映画化され、それがさらにスピンオフになるなんて、一生経験できないことですし嬉しいです」とコメント。寺脇さんは「最初は、どれだけ調子に乗ってんだ? と思いました(笑)。撮影は今日だけだったんですが、もうちょっと出たかったな、という気持ちです」と残念そうな表情を見せた。10月からはTVシリーズのシーズン7もスタートすることが決定。薫&右京のコンビもまだまだ楽しませてくれそうだ。

萩原さんは、本家の水谷さん&寺脇さんのコンビと自分たちを比較しつつ「僕と六角さんのコンビは短いですが深い付き合い。即席には即席のおいしさがあります!」と意気込みを語った。さて、その味やいかに? 『相棒シリーズ「鑑識・米沢守の事件簿」』は2009年春、全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top