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わずか数日の滞在、ときには数時間の取材のために、世界各国を飛び回るハリウッドセレブたち。分刻みのスケジュールに追われる彼らの強い味方は、時間に縛りの多い通常運行の飛行機ではなく、チャーター機や自家用ジェット。かなり“贅沢”な印象はあるものの、便宜上の必要性は確かにあるのかもしれません。とはいえ、高級車ならぬ、高級飛行機を持つことがある種のステイタス・シンボルとなっているのは、紛れもない事実なのです。
自らが出演した映画のプロモーションのため来日するスターたちの中でも、ここのところ頻繁に姿を見せてくれているトム・クルーズは自家用ジェット族の代表格。9.11直後に、来日が危ぶまれたトムの元妻ニコール・キッドマンも、自家用機でやってきていました。
昨年末、『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』の面々が乗ってきたのはチャーター機。今年1月に『オーシャンズ12』のプロモーションのため来日したブラッド・ピットとジョージ・クルーニーのご一行様も、もちろん自家用機でした。その他、自家用機所有者は、サンドラ・ブロック、ハリソン・フォード、ニコラス・ケイジ、ウェズリー・スナイプス、アーノルド・シュワルツェネッガー、メグ・ラインなどなど、枚挙にいとまがありません。
ちなみに、ここ数年、メディアを何かと騒がせているパリス&ニッキー・ヒルトンも世界各国のパーティに顔を出す際に使うのは自家用ジェット。渦中の人マイケル・ジャクソンももちろん持ってます。まるで、各国首脳陣のように、空港に降り立つ彼ら。でも、その影にはさまざまな人々の苦労があるのです。 映画会社やプロモーターなどが、海外の著名人に来日を要請する場合は、それに伴う諸条件を提示し、先方からの要望を確認しながら、交渉を行うわけですが、この段階で移動は自家用ジェット、もしくはチャーターというのが大前提となると、問題はいろいろ。空港での駐機、燃料にかかる費用の問題、どの空港に着陸させるかなど、担当者が奔走することになります。予算と相談しながら、そんな問題に何とか折り合いをつけることができれば、晴れて、TVで良く見かける「スターが空港で大勢のファンに迎えられる」という時を無事に迎えることになるのです。
ところで、乗るだけでなく、操縦してしまう人も多いハリウッド。ハワード・ヒューズよろしく、飛行機好きが高じて操縦士免許を取得、ロケ地と自宅を行ったり来たりする人も。そんな新ジェット族の筆頭にあげられるのはジョン・トラボルタ。数年前は、ボーイング707を所有していたとか。もちろん、自分で操縦します。そんな彼の息子の名前が“ジェット”だということに、何ら説明の必要などありません。自宅の庭に格納庫があるという噂もありまして…。
ところで、気になる自家用ジェットのお値段は、20億ぐらいからで最高級のものになると60億円程度。また、燃料費は1時間飛んで10万円ぐらい。維持費だけでも年間2〜3数億円というのだから、稼ぎ続けることが大切なのかもしれません。

もともと、“飛行機で世界を飛び回る人々”という意味のジェットセッターは上流階級の人々を指すことが多かったため、そういった階級の人々行きつけのレストランやホテル(特に欧州では辺鄙な場所にあるところが多い)には、滑走路とは言わないまでも、ヘリポートがあったりするのだそう。とにかく、庶民とは違った日常を送る“雲の上の人々”には、自家用ジェットが良く似合う!