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ビッグ・フィッシュ
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ビッグフィッシュに登場する気になるアイテムに大注目!
水仙
ファンタジックなシーンが多く登場する『ビッグ・フィッシュ』の中でも最もロマンティックなのは、エドワード(父)が最愛の女性サンドラ(母)にプロポーズをする場面。そのシーンに登場するのが、画面を埋め尽くす一万本の黄色い花。劇中に登場する“Daffodil”は、ラッパ水仙のこと。一般的に欧米では水仙属は英語の“Narcissus”他、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソス(水に映った自分に恋をし、そのまま水仙になった)に由来する名前で呼ばれている。ナルシスト、シルシシズムと同じ語源を持つことから、花言葉は“自己愛”“うぬぼれ”“愛をもう一度”。
栄養ドリンク
病気のため体が弱り、食欲のない父親エドワードに、息子ウィルが飲ませる液体栄養ドリンク“ENSURE”。アメリカでは栄養補助食品としてかなり一般的な商品。日本で言えば大塚製薬のカロリーメイトのようなもの。さまざまな栄養素がバランスよく配合されていることから、ダイエットのために飲む人も。チョコレート、ストロベリー、バニラなどフレーバーもいろいろだが、劇中でエドワードが“ENSURE”を口にすることを極端に嫌がっていること、父が残したものを一口飲んだウィルがかなり不味そうな顔を見せる。さて、お味の方…!?
魔女伝説
父エドワードが語るお伽話に登場するキャラクターのひとりが魔女。劇中彼は「昔はどの町にも魔女がいて、言うことをきかない子供を捕まえたものさ」と話している。米国には都市伝説が多く存在するが、魔女伝説もそのひとつ。伝説にまつわるオカルト系映画も多く作られているが、有名なものが大ヒットを記録した超低予算映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』。メリーランド州に伝わる魔女伝説をもとに、取材を進める学生たちの恐怖体験を描いている。実際に、米国では17世紀頃から魔女狩りが行われるようになったという暗い歴史を持つ。マサチューセッツ州セーラムでの魔女裁判、処刑は広く知られており、魔女伝説とのつながりはことのほか深い。
移動サーカス
欧米ではお馴染みの移動サーカス。一定期間同じ場所に滞在しながら、各地を転々とする。若き日のエドワードは旅の途中、サーカスで運命の女性とめぐり合う。彼女を知る団長から情報を聞きだすためしばからくそこに留まって、ただ働きをすることに。その流れで、このサーカス団の出し物の数々が披露されるが、遊園地のような設備のある大規模なもので、「移動フェスティバル」的な一団であることがわかる。娯楽施設の少ない田舎町などでは、子供だけでなく大人も、到来を心待ちにして大はしゃぎする。ハリウッド映画では、デートのシーンなどで頻繁に登場する。
シグマ・オメガ・デルタ
エドワードが愛する女性サンドラに求愛するため、彼女が通う大学を訪ねる。そのシーンでサンドラが住んでいる建物に書かれている“ΣΩΔ”は米国の大学内に複数存在する友愛会の名称で、名前にギリシャ文字を使うのが特徴。日本の大学におけるサークルとは違い、主に女子と男子は別となっていて、互いを兄弟、姉妹として重んじることを目的とする。男子のものは“fraternity”、女子のものは“sorority”と呼ばれ、組織にはそれぞれ違った特徴、入会基準、規則があり、人気のあるクラブへの入会は厳しく、会員全員の賛成がなければ入会できない。それぞれが建物をもっていて、寮を兼ねる。いわゆる学生寮“dormitory”とは一線を画し、“house”と呼ばれている。『キューティ・ブロンド』シリーズでエルが所属しているのも“sorority”。
原作本
『ビッグ・フィッシュ』の原作本は、1998年に米国で発刊されて以来、人々に愛され続けてきたベストセラー小説。日本では「ビッグ・フィッシュ 父と息子のものがたり」(河出書房新社)のタイトルで発売中。父と息子のかかわりをさまざまな角度から書き綴った短編集だ。ダニエル・ウォレスによって書かれたこの小説は、映画『チャーリーズ・エンジェル』シリーズの共同脚本を手がけたジョン・オーガストが数年をかけて脚色。ティム・バートンの手に渡り、待望の映画化となった。“BIG FISH”は直訳すると“大きな魚”だが、“FISH”は人、やつといった意味も持つため、転じて、“大物”“たいしたヤツ”ともなる。本作では、エドワードが若き日に見た“大きな魚”と、ファンタジーを語り続け人々に愛され伝説となった父=“たいしたヤツ”という両方にかけている。
サントラ
ファンタジックな映像と、それを盛り上げる音楽。その二つが絶妙に融合された作品作りにも定評のあるティム・バートン監督。彼の盟友とも言える音楽家のダニー・エルフマンは、バートンと組んだ『バットマン リターンズ』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でグラミーを獲得している。そんなエルフマンが今回も参加。彼が生み出した美しい旋律とともに、挿入される曲はさまざまで、ビング・クロスビー、エルヴィス・プレスリーの50'Sからオルタナティヴ・バンド、パール・ジャムまで。ファンタジーと現実世界が交差する本作の中で、多彩な音楽がそれぞれの場面を盛り上げている。『ビッグ・フィッシュ』はソニーミュージックエンタテインメントから発売中。
パール・ジャム公式サイト>>
車
若き日のエドワードが乗り回す赤いアメリカ車が、1966年に登場したクライスラー社のダッジ・チャージャー。何度かモデルチェンジを重ねたこのブランドは、1960年代を代表するアメ車とも言われ、当時の米国を象徴する存在として『ビッグ・フィッシュ』の中で、美しい姿を見せている。エドワードとともに、さまざまなお伽話の中を走り続けてきた彼の愛車は、物語のエンディングにも、父と息子の絆を強めるエピソードにおいて、非常に重要なアイテムとして登場する。
クライスラー公式サイト>>