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『コラテラル』を語る上で欠かせない、さまざまな要素。その中から編集部が特に注目するものをピックアップ。同じ要素を有する他作品もご紹介。
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 タクシーの運転手と乗客。行きずりであるはずの二人の男の人生が劇的に交差する様を描いた『コラテラル』。タクシーという都会の密室で展開する人間模様、心理劇は映画作家たちの格好の題材のよう。これまでも、タクシーでの出会い、そこに垣間見られるドラマを映し出した作品は数多い。
1976年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したマーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』はあまりにも有名。
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキという5都市で働く5人のタクシー・ドライバーが遭遇する物語をオムニバス形式で綴ったジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』も傑作。 |
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『コラテラル』で描かれるのは一夜の出来事。一夜、一日、一週間など、限定された時の中で、人生を描く作家も多い。
トムの元妻ニコール・キッドマンがオスカーを受賞した『めぐりあう時間たち』は、異なる時代を生きた3人の女性たちの運命を決めたある一日を描いた作品。そしてもちろん、話題の人気TV番組『24』も、テロ攻撃にさらされるアメリカのとある一日を、現実世界と同じ時間進行で追ったドラマ。
そのほか『ニック・オブ・タイム』(90分)、『スウィート・ノベンバー』(1ヶ月)、なども限定された時がテーマのひとつとなっている。 |
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犯罪ドラマからコメディまで、物語を盛り上げる素材として引っ張りだこの暗殺者。
シリーズ第2弾となる『隣のヒットマンズ 全弾発射』(公開中)や、デンゼル・ワシントン主演作『マイ・ボディガード』(12月18日公開)にも登場。人気監督リュック・ベッソンも『ニキータ』『レオン』で殺し屋を主人公に据えている。
だが、血も涙もない冷徹な殺し屋といえば、忘れてはならないのが『ターミネーター』。そういえば、『コラテラル』でトム演じるヴィンセントがガンガンに標的に迫っていく姿は、どこかターミネーターに似ている…。 |
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殺し屋という反社会的な男でありながら、『コラテラル』に登場する暗殺者ヴィンセントは自分なりの美学を持った男。
同じマイケル・マン監督の『インサイダー』でも、立場を超えた男たちが、保身そして正義感の狭間で揺れ動きながら、自らの美学を貫こうとする姿が描かれる。過去の名作にも、そんなテーマを描いたものは多い。
消え行くイタリア貴族の中に存在する滅びの美学を、見事な映像と音楽で描いたヴィスコンティの名作『山猫』をはじめ、『ゴッドファーザー』『アラバマ物語』『紳士協定』『アラビアのロレンス』『ベン・ハー』など、男たちの美しき生き様を描いた伝説の傑作は、女性が見ても痺れること間違いなし。 |
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