[cinemacafe.net BACKNUMBER] バックナンバー




December 11, 2005

nobu(29歳)

■心が還る人 【PERSON】
おばあちゃんへ

おばあちゃん、おばあちゃんがいなくなってから1年だね。
かわいい丸い手が恋しいよ。
いつも心配そうにしていたね。
私ももう大人なんだよって言っても、いつも心配そうだったね。

いつか一緒に温泉いこうねって言ってたのに、約束が果たせなかった。
活発なおばあちゃんがベッドから起き上がるのがやっとで、
歩けなくなった時、悲しかった。
それでも頑張って歩こうとしてて、そんな姿を見るのもつらかったけど、
すごいなって思いました。

手をとって居間にいったり、寝室にいったり。
弱々しい手の感覚を今でも覚えてるよ。
ありがとう、ありがとうって何度も言うし。
べつにいいのに、たいしたことしてないよ。
まだまだやってあげられる事はあったよ。

おばあちゃんは、楽しかった?
人生、楽しかった?
戦争体験も聞いたね。
焼け野原を何キロも歩いたって言ってた。
たくましいおばあちゃんだったのは、悲惨な戦争を生き延びたからだって。

大切な人が急にいなくなるって不思議だね。
今どこにいるの? どうしてる?
いつもおばあちゃんの事、祈ってるよ。
元気にまたどこかで産まれたかな。

今、私の側にいる大切な人も、いつかはいなくなっちゃうんだなって。
だからね、もっと大切にしようって、おばあちゃんに教えてもらった。
お母さんも、お父さんも。
弟も。イトコも。親戚も。友達も。恋人も。
どうかみんな健康で、長生きでいてください。

ありがとう。あばあちゃん。
心配しなくて大丈夫だからね。
ありがとう、ありがとうね。

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エリザベスタウン 11:37 PM | コメント (0)
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hiro(24歳)

■心が還る人 【PERSON】
無邪気な笑顔の隣に

「心が還る」 この言葉の後に続くものを連想し、描いた光景の中に温かくあったもの、それは揺ぎなく僕を受け止め支えてくれている彼女の存在。

僕は愛知県にある田舎町に育ち、彼女は東京という大都会で育ちました。出逢う事のない二人は、ギターという些細な接点で、僕の町で偶然出逢いました。

あの時、彼女の目を見たその瞬間、ふと思い描いた景色を今でも覚えています。

【彼女の隣には、とても優しく温かな雰囲気をもった彼がいる。無邪気に笑いかける彼女を、温かく見つめ返してる】

"なんて幸せな恋愛をしているんだろう" "きっとこんな彼がいるんだろうな"って思いました。

彼女の出す温かな空気に惹かれ、友達になりたいと電話番号を交換しました。その日から、映画のワンシーンのような、他愛もない話で朝を向かえる日々が続きました。勝手に思い込んだ彼の存在が頭にあり僕を止めていましたが、ある日勇気を出し告白しました。

あれから5年という月日が経とうとしている現在。無邪気な顔して笑う彼女の隣に僕はいます。

「あの時思い描いた景色の中にいた、優しく温かな彼で僕はいるかな?その無邪気な笑顔をいつまでも守っていくよ。」

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エリザベスタウン 11:35 PM | コメント (0)
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December 07, 2005

青(19歳)

■心が還る音楽 【MUSIC】
パパ

パパが死んで一ヶ月、失ったのと同じくらい得たものがあった。急にいなくなっちゃって、いつ会ったのかもいつ話したのかもはっきりしない、後悔の毎日で謝ってばかりだった。涙が枯れ果てるかと思った。どんな顔して普通の生活に戻ったらいいのかわからなかったとき、私が入ってるサークル軽音楽部のみんなは線香をあげにきてくれた。誰も私の気持ちはわかってくれない、誰にも会いたくないと思っていたけど、みんなの優しさに私は元気をもらった。

サークルのライブもでれないと思ってたけど、みんながバンドに誘ってくれて、私もがんばろうと思った。大好きなギター。パパは友人に自慢してた。

ライブでゆずを演奏するバンドがあった。「青」という曲。”泪が溢れて途方にくれた夜にさしのべてくれたあなたの温もりを僕は忘れはしない” 歌詞があまりにも自分にあてはまって涙がでそうになった。大好きな仲間が聞かせてくれた元気をくれる曲。みんなが色々な曲を演奏した。消えることがない音楽、いつも私の心を癒してくれる。大好きな音楽を分かち合える大好きな仲間。生きてたらいいことってあるもんだよ、って心の底から思った。

この一ヶ月間、たくさんの人の優しさにふれた。大好きな音楽、大好きな仲間、大好きな家族、大好きな天国のパパ、心が還る大切なもの。

elizabeth1207.jpg

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エリザベスタウン 11:32 PM | コメント (3)
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December 04, 2005

けいこ(21歳)

■心が還る人 【PERSON】
友人の死

先日、友人が死んだ。

私と同じ、21歳。
唐突な、早すぎる死。
とても、ショックだった。

学校の友達たちは、私の友人が亡くなったことを聞いても、一通りの言葉をかけるのみで、彼らの日常にあっさりと戻っていってしまった。

彼が死んでも、何も変わらない、周りの日常。
お通夜に行くのが訳もなく恐ろしかった。

お通夜では、集まった沢山の友人がその多さのために、ゆっくりお別れをする暇もなかった。
半同窓会のようになってしまったお通夜。
友達の友達が死んだと聞いても何も感じない友人。

どうして感じないのか、この命の儚さ大切さを。
人はみな日々の物理的な出来事に追われて本当に大切なことをきっと見失っている。

お通夜の帰り道、気持ちをどう処理してよいのかわからず、何かに救いを求めたくて音楽に求めた。ふらりと寄ったCD屋で『エリザベスタウン』のサントラを見つけた。彼が死ぬ一週間ほど前に一人で見た映画を思い出した。

今の状況に重なってる気がして、その音楽が彼への追悼になるような気がして買って帰ってすぐに聞いた。
そして今も聞いている。

気持ちの整理の仕方それを探しに、もう一度この映画を見てみたいと思う。答えなんてものがあるのかわからないけれど。

彼が死んでも、世の中は何も変わらない。
私の日常も変わらない。

それでも、生と死をもう一度見直すきっかけをくれた彼を私は忘れないだろう。

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エリザベスタウン 06:39 PM | コメント (0)
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November 30, 2005

れん(31歳)

■心が還る人 【PERSON】
アレン

彼は、同じ職場の人で数ヶ月前に会社の都合で他の部署に移動になり、そして会社が業務を切り離し他の会社の人になりました。ここにくるまでも、すごく苦労をしていたみたいでとても我慢強い人でした。でも、いつも笑顔でいてくれて私にとってはその笑顔が支えでした。

ふとしたことから、お互いに映画が好きだということがわかり、最近みた映画の感想やおススメの映画の話題で率直な意見を真剣に交し合いました。

私は、昔映画監督を目指していてでもいろんなことがあって挫折をしていました。しばらく映画を貪欲にみることや誰かと真剣に語り合うことも避けていたのに彼に出会って、本来の自分を取り戻したような感じがしました。仕事でも、何度もくじけそうになったけれど彼の一言や、励ましでまたがんばろうという気持ちになれました。

そんな彼と、初めて観に行く映画が『エリザベスタウン』です。

来月の初めに観に行きます。

何度も、彼に出会ってよかったと思いました。でもまだ、その一言が言えません。映画を観終わったら、今までの感謝の気持ちをこめて心から、ありがとうを伝えたいです。

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エリザベスタウン 09:30 AM | コメント (0)
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