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リアルタイムで進行する“クローン”の問題を題材に、命と愛のあり方について描いた『アイランド』は、『アルマゲドン』のマイケル・ベイ監督による近未来アクション・ロマンスだ。主演はこの夏『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』も公開されたユアン・マクレガーと、公私ともに注目を集める若手実力派女優のスカーレット・ヨハンソン。スマートなスーツ姿で来日記者会見のステージに現れたマイケル・ベイ監督は、作品のハードなイメージとは対照的に穏やかな印象だ。ロンドンで舞台に出演中のユアン・マクレガーは衛星中継での参加となった。
「日本に行くことができなくてすみません」と、ステージ上に設置された巨大なスクリーンの中から日本のファンにメッセージを送ったユアン・マクレガー。映画の中でクローン人間を演じるユアンだが、自分のクローンに会ったら「プレスの取材を全て受けてくれ、と頼むと思います」と、多忙を極めるスターならではの発言も飛び出した。
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しかし、人間がクローンを作ることについては真剣な表情で見解を語った。「この問題は人間の存在自体に関わり、我々がどのようにしてこの世に生を受けたかという根本的なことが問われている。そこから得る利益も多大なものだけど、デメリットを考えると途方もないマイナス点があることも予想できるからね」。そしてマイケル・ベイ監督も「病気の治療に役立つという利点はあるかもしれませんが、(クローンには)反対です。しかしこの映画はクローニングについて何かをコメントしようという試みではありません。本作では、人間は長生きをするためにどこまで自己中心的になれるのか、を問いかけているのです」。
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『スター・ウォーズ』に続きSF作品への出演となるユアンだが、両者を同じジャンルとしては考えていないという。「ご存知のように『スター・ウォーズ』は遠い遠いどこかの星での物語だけど、『アイランド』の舞台は本当の近未来だ。人間のクローン化は我々にとってより身近な問題だよ」。
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本作のプロデューサーはスティーブン・スピルバーグ。15歳のときにルーカス・フィルムでアルバイトをしていたという監督は今回のスピルバーグとの仕事について「ヒーローと仕事をするのはとてもクールな体験でした」とコメントし、運命的なものを感じていると述べた。
また、先ごろロンドンで起きた同時多発テロに質問が及ぶとユアンは少し痛ましげな表情になった。「とてもショックを受けた。自分の国に住んでいながら不安を感じるということは不思議な感覚だよ。実はあの日は『アイランド』の試写に行く途中で、現場はちょうど僕が向かおうとしていた試写室からすぐ近くの場所だったんだけど引き返さざるを得なかった」。
ゲストの釈由美子を交えた最後のフォトセッションではわざと背中を向けてみたり、「手を振って」とのリクエストには「僕は手を振らないことにしているんだ」と言いながら手をひらひら振るなど、サービス精神満点だったユアン。シリアスな作品の中でそんな彼のユーモアを探してみるのも楽しいかもしれない。 |
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クローンとは「遺伝的に同一である個体や細胞(の集合)」を指し、1996年、クローン羊「ドリー」の誕生により一気に世界的注目が集められました。安全面や倫理面において、様々な問題点が引っ切り無しに議論されていますが、『アイランド』のようなクローン・ビジネスは現実に有り得るのでしょうか…?
実はすでに、人に移植可能な臓器を持つクローン動物を大量に作り出すことが考えられていて、実用化に向けての研究は進行中。又、子供ができない夫婦は、クローン技術によりどちらかの体細胞を使って子供をもうけることも可能だと言われています。まだまだ多くの課題を残すクローンですが、もしかすると、自分のクローンが出来る日もそう遠くはないかも!?
(参考:文部科学省) |
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『アイランド』
監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソンほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場情報:丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開中 |
すべてが管理された未来社会で暮らすリンカーン(ユアン・マクレガー)の夢は地上最後の楽園「アイランド」へ行くことだった。しかしある日、彼は施設に隠された恐るべき秘密を目撃してしまう。そんな時、女性棟に住むジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)がアイランド行きの当選者に選ばれる。真実を知った2人は生きるために命がけの脱出を試みるが…。
(C) 2005 Dreamworks LLC and Warner Bros. Entertainment Inc. |
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