私の場合、ワインを片手に自宅で優雅にDVD鑑賞というのがどうしてもできない。映画を観る前に、ちょっとひとくちというのも無論だめ。お酒を飲むと即座に眠くなるという体質のせいで、絶対にラストにたどり着けないか、途中で意識を失ってしまう。
どんなに疲れていようとも、面白い(FUNNYではなく、INTERSTINGの方の)映画なら、劇場の暗がりの中でさえ、目はらんらんと輝くのだが、ワインを飲んでも眠気に対抗できるのか。試したことがないものだから、それについては、よくわからない。
ワインがなくても、疲れていなくてもすぐに眠れる映画ならいくつもある。例えば、ジャン=リュック・ゴダールの前衛的な映画たち。どんなにバカにされようと、あれだけは正気でも最後までたどりつけない。
もし、ワインを飲みながらでも、眠らずにすむ映画があるのだとしたら、それはそれで嬉しいのだが、確実なのは、観てから飲むこと。私の場合、“観るなら飲むな”“飲むなら観るな”がお約束といった感じですか。
セレブ系フリーランスライター
牧口じゅん