残りわずかとなった2009年。映画界では、錚々たるハリウッドスターの来日が目立ったが、それに負けず劣らず、隣国である韓国からのスターも数多く来日した一年に。まだまだ韓流ブームの熱が冷めていないことを証明したのはもちろん、幅広いジャンルの作品で新たなる魅力を発揮したスター俳優たちが続々と登場。あなたが気になったのはどのスター?
世界三大国際映画祭制覇に最も近い男と目される韓国の鬼才、キム・ギドクが贈る、夢を通じてつながる男女の姿を描いた美しくも切ないドラマ『悲夢』。本作が2月7日(土)に公開を迎え、自身初となる海外の監督とのコラボレーションを果たした主演のオダギリジョーと、ヒロインを演じた韓国の人気女優、イ・ナヨンによる舞台挨拶および記者会見が行われた。
いま、世界で最も注目されているアジアの映画監督のひとりであるキム・ギドク。その最新作は、日本からオダギリジョーを主演に起用した『悲夢』。それぞれの恋愛の顛末から生まれた夢を通じて知り合った男女が共に味わう不可思議な体験を描く異色作だ。
『サマリア』('04)でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を、『うつせみ』('04)でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞するなど、新作を発表するごとに世界中から注目を浴びている韓国の鬼才キム・ギドク監督。「愛こそがすべて」と言い切り、これまでにも様々な愛の形をフィルムに収めてきた彼が、15作目の『悲夢(ヒム)』で描くのは、誰もが見る“夢”と誰もが経験する“恋”を融合させたラブストーリー。今回も魅力的かつ不可思議な世界を映し出している。
韓国の鬼才がオダギリジョーとタッグ! 『サマリア』でベルリン国際映画祭の監督賞(銀熊賞)、『うつせみ』ではヴェネチア国際映画祭の監督賞(銀獅子賞)を受賞し、“三大映画祭制覇に最も近い男”と言われる韓国のキム・ギドク監督が最新作『悲夢』を携えて来日した。本作で監督は、日本国内のみならず韓国でも高い人気を誇るオダギリジョーを主演に起用。11月20日(木)に2人が揃っての記者会見が行われた。