説明も音楽も一切なしの“観察映画”を確立させ、各国の映画祭で喝采を浴びた想田和弘監督が、タブーとされてきた精神科にカメラを入れ、いまの日本人の精神のありようを映し出した『精神』。本作が6月13日(土)に公開初日を迎え、想田監督に加え、本作の舞台である精神科診療所「こらーる岡山」の山本昌知医師、そして参議院議員の川田龍平氏による舞台挨拶が行われた。
ドキュメンタリー映画の新鋭がベルリンで再びセンセーションを巻き起こす! 昨年公開された『選挙』で日本特有の選挙活動の悲喜こもごもを描き、日本型民主主義の構造までもあぶり出し、各国の映画祭で称賛を浴びた想田和弘。前作に続く“観察映画”第2弾として、これまでタブーとされてきた“精神病”に切り込んだ新作『精神』が、来年2月に開催されるベルリン国際映画祭のフォーラム部門に、前作に続いて正式出品されることが決定した。