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PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~(2 ページ目)

大人になった今だから出会えるピーターパンの、誰も知らない物語に出会う旅。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』

大人の女性にこそ観てほしいファンタジー作品

  • ファンタジーというと“子供のためもの”とされた時代がありました。でも今や、良質なファンタジーに張り巡らされたさまざまな伏線や巧みな比喩には、現実社会を生きる人々への普遍的なメッセージが感じられ、大人になったからこそ深く楽しめるものだという認識も広がりました。ピーター・パンの物語のはじまりを描いた『PAN』も、まさにそんな作品。黒ひげという巨悪を通して描かれる人間の闇、そこに立ち向かうピーターをはじめとする勇者たちが命を懸けて守ろうとしている正義、信念、愛の大切さは、大人だからこそ深く理解できるのですから。それに『PAN』は、何と言っても、『プライドと偏見』『つぐない』『アンナ・カレーニナ』など錚々たる名純文学の映画化を得意としてきたジョー・ライトが監督しているので、心理描写も丁寧。健気なピーター、弱者をこき使う自己中心的邪悪さを持つ黒ひげ、意外な人情味をみせるフック、気高いお姫様タイガー・リリーなど、それぞれの一挙手一投足に特徴が描き込まれていて、揺るぎないキャラクター作りに成功していて、目の肥えた大人でも見ごたえたっぷりです。さらには、ため息のでるような幻想的ビジュアル美や、タイガー・リリーと、意外にも美男子なフックとの恋愛劇なども堪能できて、オトナ女子が楽しめる要素もてんこ盛り。特に、ネバーランドを出て故郷に帰ることにこだわっていた男が、ひとりの女性を好きになることで、自分の真の家(居場所)を見つけていく様などは、オトナの乙女ゴコロもきゅんとさせるに違いありません。これぞ、文学を読み込んできたライト監督だからこその、ロマンス表現。オトナ女子も思わず胸を鷲づかみされる『PAN』、デートにもぴったりですが、女性同士で終演後にわいわい語り合うのもおすすめです。《text:Jun Makiguchi》

まだ誰も知らない、 ピーターパンの物語

  • ピーターパンの物語は知っていても、彼がネバーランドに行った理由は? なぜ空を飛べるの? フック船長との出会いは? など、実は知らないことがたくさんあって、その「なぜ」の答えになるエピソードがこの映画にはいくつも組み込まれています。ピーターパンを知っている人も「知らない」お話なんです。たとえばフック船長。多くの人は、ピーターパンとの戦いの最中にワニに腕を食べられてしまった海賊、と記憶されていると思いますが、2人にも当然、最初の出会いがあったわけで…なんと! お互いの目的のために協力しあうことで仲間になるという驚きの過去が! また、ネバーランドには黒ひげという海賊がいて、永遠に生き続けるために必要な妖精の粉を手にするために人々を支配していますが、彼には昔、恋した人がいて、それがピーターと深く関わりのある人だったり…。とにかく「えっ、そうだったの!?」と驚くことばかり。そして、一番の「なぜ」──ごく普通の少年ピーターがネバーランドに導かれてピーターパンとして生きることになるその背景には、彼の出生の秘密、母と息子の再会のエピソードがあり、驚きだけではない涙涙の感動もあります。もちろん、ティンカー・ベルとどんなふうに出会ったのかも描かれています! そんなピーターパン誕生の秘話を知ることで、ピーターパンの物語がより愛おしくなるはずです。《text:Rie Shintani》

あなたの心をゆさぶる感涙ポイント

  • 最大の魅力は、描かれているのが孤児の少年ピーターがピーターパンになるまで、というオリジナル・ストーリーであるところでしょう。映画に登場するピーターは、第二次世界大戦下のロンドンで孤児院に暮らす12歳の普通の少年。生まれてまもなく孤児院のドアの前に置き去りにされた彼は当然、母親の名前も顔も知りません。ただ、母が託したパンの印のネックレスを肌身離さず、いつか迎えに来てくれることを信じて待ち続けています。院長はそんなささやかな希望を打ち砕くような言葉を投げつけ、ひどい仕打ちを繰り返す。ネバーランドへ連れ去られてからは、それまでずっと励まし合ってきた孤児院の親友とも離れ離れになってしまうピーターですが、どんなつらい状況にあっても彼を強くさせているのが、いつか必ず母に会えるという希望。それだけを信じて、絶対にくじけない健気さに胸を打たれます。夢のはじまりの場所であるネバーランドで、ピーターは恐ろしい海賊・黒ひげと対決し、フックやタイガー・リリーという新たな仲間に助けられながら、母親を捜し続けます。次々に訪れる試練を乗り越え、可能性の扉を1つ1つ開けながら、ピーターはネバーランドの救う存在として、先住民や妖精たちから待ち望まれた“パン”へと成長していくのです。他者を、そして自分を信じる気持ちが生み出す奇跡は、思いがけない感動のラストで結実し、清々しい涙を誘うことでしょう。《text:Yuki Tominaga》


  • ネバーランドの3人の“イイ男”たちが素敵すぎ!

    頭がよく、反逆精神旺盛な12歳男の子ピーターをはじめ、ネバーランドの邪悪な独裁者・黒ひげや、そしてのちの“フック船長”となる運命の男・フックという3人の“イイ男”が登場する本作。“勇敢な少年”“ワル”“ワイルド”とタイプは違えど、ネバーランドを舞台に戦いを繰り広げる魅力的な3人の男たちを徹底解剖!

  • ピーター(リーヴァイ・ミラー)

    ピーターはごく普通の12歳の少年。だが、賢くイタズラ好きな性格にはすでにピーターパンの片鱗がうかがえる。不正を働く孤児院長に反発する正義感や仲間を大切にする優しさもある彼が望むことはただ1つ。赤ん坊の頃に別れた、顔も覚えていない母親との再会だ。それを原動力に、どんなことも乗り越える健気な心の強さが印象的。

  • 黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)

    子どもたちをさらって、自らが君臨するネバーランドで強制的に働かせている海賊・黒ひげ。労働者たちにアメとムチを使い分け、永遠の若さを得るための妖精の粉を発掘させる独裁者だ。大威張りするナルシストの滑稽さと、気に入らない者は何のためらいもなく、満面の笑みを浮かべたまま谷底へ突き落とす恐ろしさのバランスが絶妙。

  • フック(ギャレット・ヘドランド)

    ピーターパンの宿敵として知られるフック船長だが、本作ではピーターと同じくネバーランドで採石労働をさせられる青年、ジェームズ・フックとして登場。ピーターと力を合わせて囚われの身からの脱出を図る。頼れそうでちょっと頼りなく、でもやっぱり頼りになる存在。支え合っているようで利用し合ってもいるピーターとの関係が面白い。

PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~

離れ離れになってしまった母を探すため、ロンドンから旅立った少年ピーターは、人魚、妖精、海賊たち、若き日のフック船長ら心躍る仲間たちと出会い、数々の危険を乗り越えていく。果たしてピーターパンは、彼の出生の秘密を知るまだ見ぬ母に、巡り合うことはできるのか…。

出演:ヒュー・ジャックマン、ギャレット・ヘドランド、ルーニー・マーラ、リーヴァイ・ミラー、アマンダ・サイフリッド、カーラ・デルヴィーニュ
監督:ジョー・ライト 『プライドと偏見』『つぐない』『アンナ・カレーニナ』
脚本:ジェイソン・フュークス
製作総指揮:グレッグ・バーランティ、サラ・シェクター、ポール・ウェブスター

配給:ワーナー・ブラザース映画
オフィシャルサイト: http://www.pan-movie.jp
twitterハッシュタグ:#PANネバーランド

© 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

10月31日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショー

【予告編】ヒュー・ジャックマンが日本語で挨拶!ピーターパンの感動物語『PAN』 画像
シネマカフェ編集部
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【予告編】ヒュー・ジャックマンが日本語で挨拶!ピーターパンの感動物語『PAN』

『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、新たなピーターパンたちの物語を描くファンタジー・エンターテイメント『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。このほど、本作で冷酷無比の海賊“黒ひげ”

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シネマカフェ編集部
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『ハリー・ポッター』のスタジオが贈る、新たなピーターパンの冒険『PAN』公開日変更へ

ヒュー・ジャックマンが坊主頭で海賊・黒ひげを演じることでも話題の、新たなピーターパンたちの物語『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。本作の日本公開が、10月31日(土)に改めて決定したことが分かった(全米公開:10月9日)。

【予告編】“黒ひげ”ヒュー・ジャックマンがベールを脱ぐ!『PAN』9月公開 画像
text:cinemacafe.net
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【予告編】“黒ひげ”ヒュー・ジャックマンがベールを脱ぐ!『PAN』9月公開

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ヒュー・ジャックマン渾身の“丸坊主”で挑む! 実写版『ピーター・パン』今秋公開決定 画像
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ヒュー・ジャックマン渾身の“丸坊主”で挑む! 実写版『ピーター・パン』今秋公開決定

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ヒュー・ジャックマン、黒ひげ役のために坊主頭に! 画像
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ヒュー・ジャックマン、黒ひげ役のために坊主頭に!

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