「今回の見どころは、僕とブラッド(・ピット)の、『ブロークバック・マウンテン』顔負けのラブシーンかな。残念ながら、カットされちゃったけどね」…というのはもちろんジョージの冗談。
残念ながら(!?)男同士のラブシーンは見られないが、今回は前作にも増して、キャストの仲良しぶりが映画にも表れているので、その掛け合いを見ているだけで楽しい。気をとりなおして、「マット(・デイモン)が女性を口説くシーンは、見ていて面白かった」とマットの“色気”を褒める(?)ジョージ。今までダニーやラスティ(ブラット・ピット)に子供扱いされてばかりだったライナス(マット・デイモン)は、ようやく大役を任されるように。さらにロマンスのゆくえにも注目…!
誰が主役になってもおかしくないほど、とにかく豪華キャストの『オーシャンズ』シリーズ。そんなキャストをまとめるのはさぞかし大変? 「僕はブラッドとマットのとっても恥ずかしい写真を持っているから、それを脅しに使えば、彼らを操るのは簡単だったよ。その写真はとても公開出来るものじゃないけど」…というのももちろん冗談。
「あれだけのスターが出演しているのに、みんながスポットライトを譲り合うような仲間。だから、肩の力を抜いて撮影出来たよ」。豪華キャストといえば、本作から新しく仲間に加わったベテラン俳優アル・パチーノ。「僕がアルに演技について、いろいろ指導したんだ…(笑)。実際は、アルのような偉大な俳優にもちろん脅威を感じてたけど、彼が一緒に仕事をしやすくしてくれたんだ」。
「ダニーはボスだからね。演じていて楽しくないはずないよ」とキャラクターの魅力を語るジョージ。ダニーは強盗なので、さすがに共感する点は少ないようだが、お酒好き、ギャンブル好き、というところは共通しているよう。「僕は20数年間、ダニーの役作りのために飲酒とギャンブルを続けてきたんだよ(笑)」。
今回は愉快な変装も披露しているオーシャンズの面々。中でもジョージはいかにも怪しい口ひげをつけて登場するが、本人いわく「フレディ・マーキュリー(ロックバンド・クィーンのヴォーカル)を意識していた」とか。「予想以上に似てしまって、自分でもちょっと怖かったよ(笑)」。

映画の撮影中、出番でないキャストはそれぞれのトレーラーで待機しているのが普通だが、『オーシャンズ』の現場はこれも特別。プロデューサーのジェリー・ワイントロープのアイディアで、スタジオの一つに「オーシャンズ・クラブ」をオープン。
テレビやポーカー、食事も完備。監督はそこをあまりにも気に入ってしまったため、機材を持ち込み、自分の編集室に使ったというほど。会員カードも発行されていて、キャストは全員終身会員だとか。支払い時にそのカードを身につけていない人がお勘定を、というルールだそうだが、「持っていなくてもいつもジェリー(・ワイントローブ)のおごりさ」とジョージはここでもボスの権力を使っていたようだ。

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2007年8月10日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開
2006,アメリカ,ワーナー
©Warner Bros. Entertainment Inc - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda.
©2007 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories