[cinemacasfe × ワールド・トレード・センター]

2001年9月11日。ニューヨークのシンボルともいえる2つのタワー、世界貿易センター北棟にアメリカン11便が、そしてユナイテッド175便が南棟に激突した。港湾局警察官(PAPD)のジョン・マクローリンとウィル・ヒメノは同僚とともに現場に急行。しかし、ビルの内部へ遭難者の救出に向かったその時、ビル全体が崩壊を始めた…。
避難する人々を救助するため、命を顧みず世界貿易センタービルに入り、倒壊した瓦礫に封じ込められた実在の港湾局警察官の勇気と、彼らの生還を待ち続ける家族の希望を描いた『ワールド・トレード・センター』。
警察官ジョン・マクローリンとウィル・ヒメノを演じるのは、アカデミー賞俳優ニコラス・ケイジと、『クラッシュ』など話題作が続くマイケル・ペーニャ。2人に代わってスクリーンで9.11の悲劇を語りつぐ。

銀行勤務からテストを受けて港湾局警察官に転職。ポート・オーソリティのバス・ターミナルから世界貿易センタービルへ移り、12年間を過ごした。1993年のテロリストによる世界貿易センタービル爆破事件の際も、彼は救助活動に励み、事件後、志願して世界貿易センター勤務となった。

ビルに関する独特の知識を取得し、災害事件を処理する特別部門、緊急活動隊の授業を受けた。世界貿易センタービルは重要なターゲットであり、また襲われる可能性があると考えていた彼は、バス・ターミナルに再び転任した際、緊急活動のスーパーバイザーとして勤めあげることができれば本望と考えていた。「しかし、9.11が訪れました」と彼は語った。

「ジョンに、瓦礫の下で生き延びるために何をしたか尋ねました。彼は、祈りを捧げ、妻や家族のことを思っていたと答えました。警官として人身保護に奉仕する宣誓をしたことが家族に辛い思いをさせたという重い罪の意識を感じていました。

彼のその思いが、このストーリーを感情に訴えかける人間的なものにしています。」

子供の頃からの夢を果たして、港湾局警察官に。世界貿易センタービルでの悲劇が起こるまでの9ヶ月間を警官として過ごした。「警官のすばらしいところは、人々を保護し、人の役に立つことです。ビルのそばへ行き、飛び降りる人たちを目にしながら、どうすることもできなかった時、警官の身として最悪の気持ちになりました。自分たちは中へ入り、できるだけ多くの人を救い出したいと思っていました。」

「私たちは、2001年1月19日に、警察学校を卒業しました。卒業式は世界貿易センタービルで行われました。あのビルは、私にも、クラスメートや亡くなった人たちにとっても大きな意味があります。そこは、私たちが人々に仕えることを宣誓した場所だからです。9月11日に亡くなった港湾局警察官の多くが、自分のクラスメートでした。」

「台本を読みながら、“ウィルのような人が実在するなんてありえない”と考えていました。“生まれてからずっと警官になりたいと思っていた”なんて決まり文句だと思っていました。

その後、本人に会った時、彼は本物だと感じました。苦痛に耐えながらもユーモアを失わないでいられる人間、そして極限の状態でも気力を失わずにいた彼を演じること、本人に出会えたことを光栄に思っています。」

8月30日に幕を開けた第63回ベネチア国際映画祭にて、9月1日19時(現地時間)に『ワールド・トレード・センター』が特別招待作品として上映された。

レッドカーペットにはオリバー・ストーン監督、マリア・ベロほか、本作のモデルとなった港湾警察官、ウィル・ヒメノ、ジョン・マクローリンも家族と共に出席。上映会場のサラ・グランデではスタンディング・オベーションが2人のヒーローを迎えた。

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作品情報『ワールド・トレード・センター』
監督
オリヴァー・ストーン
俳優
ニコラス・ケイジマイケル・ペーニャマギー・ギレンホールほか

2006年10月7日より日劇1ほか全国にて公開
2006,アメリカ,UIP映画,TM & Copyright ©2006 by Paramount Pictures. All rights reserv