

―主演映画『風が強く吹いている』で演じているハイジ役は、チームに信頼されたリーダー。
「僕から見ると、あり得ないくらい出来る男だなと思いました。21歳くらいでそんな完成した、出来る男なんているのかな? って。自分の中のそういう部分を探して、必死でハイジに近付いたという感じでした。
自分にはないことだらけなんですよ(笑)。あんなに僕は懐も広くないし、あんなに器がでかくないし、全員をこうやって受け止めるっていうのは出来ない。なので、とにかく強く思い続けました。ハイジというものを」。
―チームのまとまりは映画に大いに現れていますね。
「男が集まってスポーツをするというのは、やっぱり『ROOKIES』もそうでしたが、ある種ドキュメンタリー的な要素がすごく出てきますね。みんな実際一緒に練習に励んだり、一緒に辛い思いをしたりしているので。今回もすごく大変でしたけど、その分頑張れたという部分もありました。『アイツが頑張っているんだから、俺も頑張んなきゃ』っていう気持ちって、すごく大切ですよね。特に同年代ですし、いい意味でのライバル心もあり、そういうのが力になるんだなって改めて思いました」。
―今回役者として、体作りもひとつのチャレンジ?
「ランナーの衣裳だと体が全部見えるじゃないですか。誤魔化せないので、筋トレとかランニングの練習もちゃんと真剣に、本格的にやりましたね。やればやるほど自分でもわかるんですよ。『あ、フォームが出来てきた』とか、『体つき変わってきたな』って。ストイックにやることをだんだん楽しめるようになっていました」。
―練習はかなりハードだったようで…。
「昨年の夏に最初の撮影があったのですが、その前にみんなで合宿をしました。白樺湖での高地トレーニング。朝から晩までずっと走りっぱなし。合宿以外ではみんなで集まって練習するときもあれば、スケジュールがあわないときは個人個人で練習することも。撮影中も朝とか合間にみんなで走っていましたね」。
―合宿中はみんなで和む時間もありました?
「合宿は、みんなと接触する最初のタイミングだったので、割と寡黙にやっていましたね。もちろん、ご飯食べたりするときなんかは楽しんでいましたけど、夜は飲もうっていう気分にもならないんですよね。朝5時半からどうせまた走るし…みたいな雰囲気があって」。
―それがだんだん打ち解けていったんですね?
「地方ロケに行くとホテルがみんな一緒だったので、若い俳優さんたちなんかは部屋に集まって一緒に筋トレして、見せ合いながら写真とか撮っていました(笑)」。
―撮影現場を引っ張っていたのは誰?
「ムードメーカーはやっぱり(斉藤)祥太・慶太ですね。あとダンテ(カーヴァー)。ダンテはすごく明るくて、ほっとさせてくれますし、すごくよかったです」。
―箱根駅伝のドラマといえば、“タスキをつなぐこと”の重みは感じましたか?
「すごく生身で感じました。タスキの重みって、俗によく聞く言葉でありましたけど、実際に撮影をやっていて、9区のカケルからタスキをもらうシーンは、僕、涙が出そうになりました。本当にみんなが走ってきた軌跡を感じるというか、流れを感じて…。何かすごく興奮しましたね、パシっと受け取る瞬間。 ハイジとしても、みんなから回ってきたタスキを何があっても途切れさせたくない、ゴールさせたいっていう気持ちがあったんでしょうね。撮影していて思ったのは、ゴールテープの向こうにはみんなが待っているのが見えるんですよ。見えたらもう行けるっていうか、喜びがあったんじゃないかな。ハイジにとっては全部夢の光景じゃないですか。そういう喜びを噛み締めながら演じていました」。
―男に囲まれた生活は懐かしい部分もあるのでは?
「懐かしいですね。特にスポーツをやるとなると、汗臭い感じや、裏で裸になっていたりするところとかもう、男子校そのまんまですよね。男が集まって話すことなんて、決まって下らない話ばっかりだし(笑)。「ROOKIES」のときも感じましたが、やっぱり『男は集まると同じだな』って思いますよね」。
―カケルを演じる林遣都さんとは次回作『パレード』で再び共演していますね。
「別の作品で会ったときは、また全然違う距離感で会えて。再び共演してから、よく一緒に飯食いに行くようになりましたね」。
―カケルとハイジのような、兄弟のような関係に近い?
「弟…ちょっとはあるかもしれない。年は下ですけど、すごく尊敬できる俳優さんですよね。尊敬できるから信頼できるし、好きになれるっていうのがあると思うんですよ」。


幅広く投票いただき、ランキングが難しい結果となりましたが、その中で一番多かったのは「夫/彼氏」。「今の主人。それまで結婚は現実的じゃなかったのに、初めて『あ、この人と結婚したいかも』と思いました」(33歳女性)、「新たな自分を発見した」(32歳女性)人生を共にするパートナーとの出会いはまさに運命的! 2位は「先生」。「大学の教授。教える楽しさを語ってくれて、自分も自然とその道に進むきっかけになった」(29歳女性)クラス担任、部活の顧問、日本舞踊の先生…進路を導いてくれた先生との出会いはとても貴重です。3位は「友人」。以下、意外にも多かったのが「旅先での出会い」、ほかにも「上司」、「子供」や、「ダイビング」、「ホットヨガ」などの趣味との出会いにより人生が変わった! という人も。人生の中で、出会いは何よりもの宝ものです。
『風が強く吹いている』
10月31日より全国にて公開