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トイレット

荻上直子監督 × ディヴィッド・レンドル

お互いの第一印象は?

デイヴィッド「ナオコは作りたいものがとても明確。こういうふうにはっきりとしたビジョンを持った監督と仕事してみたいなあ、と思った。だけど初対面のオーディションはあっという間に終わってしまって、決め手になるような印象を与えることはできなかったんじゃないかなって思っていたんだ」。

荻上「まず、『ヘンな人!』と思いましたね(笑)。すごくヘンなメガネをかけていて、『顔が見たいからメガネを外してください』とお願いしたんです。そうしたら『ヤダ』って言われて。それで、いじわるな俳優だったらどうしようと不安になったんです(笑)。そのことは話したよね?」

デイヴィッド「うん。言い訳をさせてもらうと、僕はすごく目が悪くって何も見えない状態で演技したくなかったから…でも確かに、メガネを外したくないって気持ちもあったかもしれないな(笑)。そうしたら、いじわるな人に見えても仕方なかったよね」。

日本の撮影方法とカナダの撮影方法の違いはありましたか?

荻上「仕事自体に関して言うと、日本もフィンランド(『かもめ食堂』を撮影)もカナダもやっていることは変わらなかったです。ただ、カナダにはユニオン(組合)があって1日12時間しか撮影できない決まりがあったので、毎晩制限時間に近づくとどんどん焦って『とにかく撮り終えましょう!』ということになったのが大変でしたね。毎日毎日追い立てられていた気がします」。

デイヴィッド「撮影現場でのナオコは…いじわるだった(笑)。みんなをいじめていた。というのは冗談で、ナオコはとても緻密で、小さいディテールにもきっちりこだわりが感じられる監督だったよ。それと同時に、引いた画面で遠くから見ているような視点も感じる。細部にこだわりつつ引いたカメラで撮影するというやり方をする監督にはいままで出会ったことがなかった」。

荻上「そうなんだ〜」。

デイヴィッド「ヨーロッパや海外の映画に見られるようなアプローチだったので、やっていてすごくおもしろかった。そして、リハーサルでのナオコはすごくオープンで、僕らの意見を聞いて取り入れてくれるのが嬉しかったな」。

荻上「撮影終了時間には追い立てられていたけれど、気持ち的には落ち着いてやることができました。今まではベテランのスタッフと仕事して助けてもらうことも多かったんですが、この作品では私が一番年長で経験を積んできているので、若いスタッフの先頭に立って引っ張って行かなくちゃいけない感じがありました。ああ、年とったんだなって感じました(笑)。カナダで初めて撮って、英語という言語で撮っても自分のカラーみたいなものを通せたような気がして、そこに関しては満足しています」。
(photo:Yoshio Kumagai/text:Itsuko Hirai)

荻上直子監督&デイヴィッドからメッセージ

インタビュー全文はこちら

荻上監督作品に欠かせない2人の女性

FOOD 飯島奈美

荻上監督作品に登場する美味しそうな料理の数々。思わずお腹がすいてしまう、温かみのある料理を手がけているのはフードスタイリストの飯島奈美さんです。

『トイレット』には餃子や煮物等、日本のごく普通の食卓のような温かい家庭料理が登場します。もちろん、じゃがいもの煮物には、肉ではなくカナダの名産・鮭を入れるなど、飯島さんならではの工夫が。ちなみに、餃子をメインにしたのは、監督自身、家族で一緒に作って、一緒に食べていた思い出から来ているそうです。

STYLIST 堀越絹衣

飯島さんと共に、荻上監督作品に参加してきたスタイリスト・堀越絹衣さん。『かもめ食堂』や『めがね』では、シンプルながらもキュートで、主人公たちを引き立てる衣裳が印象的です。

特に『トイレット』では、映画のキーアイテムがモーリーがはくスカート。男性が花柄のスカートをはく! という設定を、違和感なく、逆にお洒落に見せることができたのも、「絶対に堀越さんじゃなきゃ成立しないと思いました」と監督。デイヴィッドも「堀越さんのプロ意識には驚いた!」と絶賛していました。

かもめ食堂 『かもめ食堂』
フィンランドで日本食堂を開くサチエ。食堂で出される、おにぎりやしょうが焼きを食べて、お客さんはみんな和やかに。 (バップ)

めがね 『めがね』
タエコが辿り着いた先は、心地よい海辺の宿。そこには思い思いに過ごす人々が集まり、ゆるやかな時間が流れていた…。 (バップ)

PEOPLE:セリフなくとも存在感 もたいまさこ

もたいまさこ

荻上監督のこれまでの全4作品に出演してきたもたいさん。『トイレット』の“ばーちゃん”役は、監督が最初からもたいさんをイメージして脚本を書いたそうです。『トイレット』には彼女のセリフはほとんどありませんが、それでも独特な存在感を出せるのは、もたいさんだからこそ。「『めがね』に、もたいさんが自転車で小林聡美さんを迎えに行くシーンがありました。セリフはないんですが、私が一番気に入っているシーンなんです。あそこを見て、セリフなしでもすごく面白くなると確認できました」。モーリー役のデイヴィッドも「まるでサイレント・ムービーのような存在感だよ」と、大絶賛。次はどんな作品で存在感を発揮してくれるのか、楽しみです。

プレゼント

シネマカフェ読者独占『ミックマック』カップル限定試写会に20組40名様ご招待

『ミックマック』

発砲事件に巻き込まれ、頭に流れ弾が残ったままの男・バジル。ある日、バジルは偶然自その銃弾を製造する会社と、30年前に父親の命を奪った地雷を製造した会社を発見する。兵器製造の二大企業を相手に、バジルはユニークな仲間たちとスペシャルな仕返しをすることに…!? 世界中を魅了した『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督最新作、『ミックマック』独占試写会にカップル限定で20組40名様ご招待。どこかノスタルジックで、心温まる“ミックマック”(=イタズラ)ワールドへようこそ!

『ミックマック』
2010年9月4日より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開

2009©EPITHETE FILMS -TAPIOCA FILMS -WARNER BROS. PICTURES -FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMA

募集は〆切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

『食べて、祈って、恋をして』ジャパン・プレミア レッド・カーペット&試写会に25組50名様をご招待

『食べて、祈って、恋をして』

ニューヨークで活躍する女性ジャーナリスト・リズは、仕事にプライベートに忙しい日々を送っていたが、心のうちにどこか満足しきれない思いを抱いていた。ある日、彼女はすべてを捨ててイタリア、インド、インドネシアを巡る1年間の旅に出ることを決意する。“本当の自分”を見つけるために…。40カ国以上で翻訳され世界中の女性から絶大な支持を受ける女性作家、エリザベス・ギルバートの自伝的小説を映画化した『食べて、祈って、恋をして』。この度、待望の初来日の主演、ジュリア・ロバーツと、ライアン・マーフィー監督を迎えて行われるジャパン・プレミアレッド・カーペット&試写会に25組50名様ご招待。ドレスコードは浴衣(ゆかた)でのご参加、大歓迎!

『食べて、祈って、恋をして』 
2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開

募集は〆切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

プレゼント
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©2010 “トイレット” フィルムパートナーズ

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結果発表
  • 1位
  • トイレ文化
  • 2位
  • 食べ物の量
  • 3位
  • 交通事情

1位は本作のテーマにもぴったりの「トイレ文化」。「中国のトイレには仕切りの壁がなかった」(17歳女性)、「メキシコのトイレは座るところがなかったです」(20歳女性)、「タイのトイレでトイレットペーパーがなく、水道の蛇口があったこと」(30歳女性)、「ギリシャのトイレが大きくて、足が届かなかった!」(43歳女性)等、トイレも国によって様々! 2位は食べ物の量。特にアメリカでは「牛乳の大きさ」(28歳女性)、「ハンバーガーの大きさ」(29歳女性)、「Sサイズドリンクの大きさ」(31歳女性)等、何もかもがビッグサイズ。そして、「シンガポールの高速エスカレーター」(31歳女性)、「電車が時刻表どおりにこない」(43歳女性)、「バスを降りるとき、ボタン押すのではなく、紐を引っ張る」(27歳女性)等、各国の交通事情が3位に。国が違えば、身近なものにも発見がありますね。


『トイレット』
8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開
©2010“トイレット”フィルムパートナーズ

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