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空港にファン1,500人集結『百万長者の初恋』ヒョンビン来日記者会見

傲慢な財閥3世のジェギョンが祖父の遺言によって田舎の高校に通うことになり、初恋の相手・ウナンや村の人々との交流を通じて徐々に変わっていく姿を描く『百万長者の初恋』。数あるオファーの中から本作を自身の初主演映画として選んだのが、韓国で社会現象を巻き起こしたドラマ「私の名前はキム・サムスン」で一気にブレイクした若手俳優、ヒョンビン。日本公開を1ヶ月後に控えプロモーションのために来日した彼は、友人を訪ねて1度、ミュージック・ビデオの撮影で1度と日本を訪れた経験自体はあるものの、公式としては初来日。11月21日(火)、「こんにちは。初めまして、ヒョンビンです」という日本語の挨拶から始まった記者会見では、作品や演技について真摯に語ってくれた。

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傲慢な財閥3世のジェギョンが祖父の遺言によって田舎の高校に通うことになり、初恋の相手・ウナンや村の人々との交流を通じて徐々に変わっていく姿を描く『百万長者の初恋』。数あるオファーの中から本作を自身の初主演映画として選んだのが、韓国で社会現象を巻き起こしたドラマ「私の名前はキム・サムスン」で一気にブレイクした若手俳優、ヒョンビン。日本公開を1ヶ月後に控えプロモーションのために来日した彼は、友人を訪ねて1度、ミュージック・ビデオの撮影で1度と日本を訪れた経験自体はあるものの、公式としては初来日。11月21日(火)、「こんにちは。初めまして、ヒョンビンです」という日本語の挨拶から始まった記者会見では、作品や演技について真摯に語ってくれた。

『百万長者の初恋』「私の名前はキム・サムスン」共に劇中で変化していく役だが、演じる時のポイントは?
できるだけ幼く純粋な心で、頭を白紙にして演じるよう気をつけましたが、基本的にはあくまで脚本の内容に従って演じています。また韓国では一般に短髪が学生のイメージなのですが、頭髪自由化により私が学生の頃にはあった短髪の規則がなくなりました。今回の高校生役にはあえてキャラクターの性格に合わせて長髪で臨んだので、外見の変化でも演じる役を感じていただければと思います。

ご自身の初恋は?
当時私はそれが「恋」だと気づかずに、結局は通り過ぎてしまいました。今だったら、あの時いかに彼女を好きだったか分かるのですが。別れてから恋に気づいたわけですから、「初恋」と聞くと胸の痛む思いがします。

映画と同じような状況に陥ったらどうしますか?
私も愛する女性を自分のそばからたやすく離したくはない。いつまでも横で面倒を見て、少しでも彼女の痛みを取り除いてあげたいと思います。

日本でも大人気の『火山高』『オオカミの誘惑』のキム・テギュン監督と仕事をした感想は?
初めて監督にお会いしたのは3、4年前ですが、当時私は演技をする1人の青年に過ぎず、一方彼は『火山高』で人気を博した有名監督。にもかかわらず、「これから良い演技者となるためにはどうすればよいか」という話を色々してくれたので、必ずまたこの監督と仕事をしたいと思っていたし、思ったより早くその機会が訪れました。現場では年の離れた監督と「お兄さん」「弟」と呼び合い、プライベートな話もして親しくさせてもらいました。もともとは大変厳しい方で、気に入らなかったら何度も撮り直すし、きつい言葉を発するような方でしたが、教会に通うようになり性格ががらりと変わったようです(笑)。私が今回仕事をしたのは監督が変化を遂げた後なので、終始穏やかな現場でした。

撮影で辛かったエピソードは?
何周も運動場を走るシーンがあります。『百万長者の初恋』というタイトルを聞いた時点では高級車を乗り回していればいいと思っていましたが(笑)、実際はかなり走らされたので『マラソン』という韓国映画を撮っているんじゃないかと思うほど辛かったです。また私の顔に大きなカエルが飛んでくるシーンでは、小さくてかわいい青ガエルくらいだろうと想像していたのですが、実際は大きなガマガエル。それを何度も何度も私の顔に向かって投げるので、その時はちょっと監督が憎たらしく感じました(笑)。

涙のシーンが印象的ですが?
監督が言うには「ヒョンビンの涙はなかなか見られない」そうです。もともと私はそんなに泣く方ではなく、涙のシーンがあれば朝から準備して気持ちを盛り上げておきます。しかしこの作品を撮ったときは真冬で体調があまり良くなかったので、気持ちを作り上げるのも非常に難しかった。でも演技の勉強を始めた頃から「涙は必ず自分自身のものでなければならない」と教えられてきました。たとえば子供が泣くシーンであれば、叩いてでもその子自身の本物の涙を流させなければならない。ですからいくらコンディションが悪くても、涙の代わりになる目薬を使って観客に嘘をつくことはせず、何とか本物の涙を流すよう努力しました。

個人的に1番好きなシーンは?
ウナンの病気が発覚し、ジェギョンが彼女を思って浴室で泣くシーン。撮影では監督もモニター室ではなくカメラの横にいて、実際に演技している様子を見て泣いてらっしゃいました。

共演したヨンヒさんの印象は?
彼女とは6歳年が離れており、撮影当時には実際の女子高生。劇中にキスシーンもあるわけですが、何度も申し訳ない気持ちになり、悪いことをしているような気持ちにもなりました(笑)。彼女は演技のアドバイスもすぐに吸収し、それを1度自分のものにしてから表現することのできるスポンジのような人。ある時カメラに映った彼女の姿を見て、監督やスタッフそして私からも同時に「彼女は変わった」という言葉が出てきました。常に一生懸命で努力を惜しまない女優さんです。

演技者にとって大切なことは?
「真実」——本当の心であることが非常に重要。カメラに嘘はつけませんから、本当にそう思って演じていなければ観客にも伝わりません。逆に心から表現すれば、観客の心も動かすことができます。

この映画を通してもっとも伝えたかったことは?
純粋で可愛らしく、綺麗な愛。この映画を通して、私自身もより純粋になれたと思います。これから先、恋をする時もこの純粋さを思い出せば、より長くその恋を維持できるのではないでしょうか。大切な人と2人でこの映画を見て、より相手を好きになり、いたわろうという心を持っていただければと思います。


空港では1,500人あまりのファンに出迎えられ、「韓国ではなく日本のファンがあんなに大勢集まったことに震えるほど感動し、幸せだな、ありがたいなと思いました。皆さんが応援して下さっていることを最も感じた瞬間で、これからも頑張って行かねばと思います」と語ったヒョンビン。その気持ちを表すように「主演ということにプレッシャーもあったが、良い作品で皆さんの前に姿を見せられるよう頑張りました」と初主演に全力投球した様子を、ぜひ劇場で確かめて。
《シネマカフェ編集部》

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