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物語の鍵は日本にあり? J.J.エイブラムスが『クローバーフィールド』の謎を語る

首の取れた自由の女神のポスターに、N.Y.の街を蹂躙する巨大な“何か”の映像。そして、全米で予告編が一斉に解禁されてもなお、しばらくの間タイトルが未定など、前代未聞のプロモーションで様々な憶測を呼んできた『クローバーフィールド/HAKAISHA』。いまだ多くが謎に包まれた本作がいよいよ4月5日(土)に公開を迎える。これに先駆け、製作を務めたJ.J.エイブラムスを始め、主演のマイケル・スタール=デヴィッドにリジー・キャプラン、マット・リーヴス監督に脚本のドリュー・ゴダードが来日。4月2日(水)に記者会見が行われた。

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『クローバーフィールド/HAKAISHA』来日記者会見。左からマイケル・スタール=デヴィッド、マット・リーヴス監督、にしおかすみこ、J・J・エイブラムス、リジー・キャプラン、ドリュー・ゴッダード。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』来日記者会見。左からマイケル・スタール=デヴィッド、マット・リーヴス監督、にしおかすみこ、J・J・エイブラムス、リジー・キャプラン、ドリュー・ゴッダード。
  • 『クローバーフィールド/HAKAISHA』来日記者会見。左からマイケル・スタール=デヴィッド、マット・リーヴス監督、にしおかすみこ、J・J・エイブラムス、リジー・キャプラン、ドリュー・ゴッダード。
  • 『クローバーフィールド/HAKAISHA』来日記者会見に出席したJ・J・エイブラムス
  • 『クローバーフィールド/HAKAISHA』来日記者会見に出席したマイケル・スタール=デヴィッド
  • 『クローバーフィールド/HAKAISHA』来日記者会見に出席したリジー・キャプラン
首の取れた自由の女神のポスターに、N.Y.の街を蹂躙する巨大な“何か”の映像。そして、全米で予告編が一斉に解禁されてもなお、しばらくの間タイトルが未定など、前代未聞のプロモーションで様々な憶測を呼んできた『クローバーフィールド/HAKAISHA』。いまだ多くが謎に包まれた本作がいよいよ4月5日(土)に公開を迎える。これに先駆け、製作を務めたJ.J.エイブラムスを始め、主演のマイケル・スタール=デヴィッドにリジー・キャプラン、マット・リーヴス監督に脚本のドリュー・ゴダードが来日。4月2日(水)に記者会見が行われた。

すでに公開された本国アメリカを含め、本作について記者会見が行われるのは今回が最初で最後。本作の“仕掛け人”でいまやハリウッドの寵児となったJ.J.は、本作と日本とのつながりをこう語る。「僕自身、子どもの頃から東宝の怪獣映画を観て育ったと言えます。特に『ゴジラ』にハマりました。数年前に初めて日本を訪れたときには東京に恋をし、2年前に『M:i:III』のために息子を連れて来日したときは、おもちゃ屋でゴジラのフィギュアを見つけて感激しました(笑)。ゴジラが私に与えてくれた素晴らしい体験を何とか再現できないかという思いでこの作品を作りました。ただし、単にモンスターが出てくるというだけではオリジナルを超えられないのは明かです。そこで日本が生んだもう一つの傑作品であるハンディカメラを使うことにしたんです。この作品はいわば、私から日本へのラブレターです」。出来上がった作品については「モンスター出現というありえない状況を、いかにリアリティを持って描き出すかが重要でしたが、マットが臨場感あふれる映像を作り上げてくれました」と自信をのぞかせた。

そのリーヴス監督は「『ゴジラ』の素晴らしいところは、あの時代の不安や恐怖をスクリーンに映し出したことです。このスピリットをいまのアメリカ映画でどう描くか? というのが我々の挑戦でした。そこで“9.11”やアメリカがいま抱えている様々な問題をきっかけとして、現代社会において一寸先は闇であるという恐怖を描きました」と語った。

脚本のドリューも「こうした混乱した状況の中で人々は何を選択し、どのような行動に出るのか、という部分を意識して書きました」と説明した。

主演のマイケルは、自身が演じたロブという役について「楽しく、そしてチャレンジングな役でした」とふり返り、さらに「ロブは本当は日本に来る予定だったのに来れなくなってしまった。だから僕がこうして日本に来られて嬉しいです。特に日本はモンスター映画の母国だしね」と笑顔を見せた。

そしてリジーは「通常の映画では一日中撮影現場にいたとしても、実際には待ち時間が多いんだけどこの作品は全く違いました。ハンディカメラによる一つの視点だけで撮られているので、あるシーンで誰か一人だけが撮影で残りの人は休憩ということが一切ないんです。次から次へと撮影が進む中で、常にその一瞬に最高の演技をすることを心がけました。大変な作業でしたがおかげでこの作品以降の仕事がとても楽に思えるようになりました(笑)」と撮影をふり返った。

ちなみにこの日の会見前には、劇中の事件の鍵を握るとささやかれる日本企業「タグルアト株式会社」による新製品の発表会もあわせて行われた。今回発売が発表されたのは新感覚氷結飲料「SLUSHO!(スラショー)」の日本オリジナルフレーバー。深海で発見された新成分を使用し“6杯だけじゃ足りない!”という奇妙なキャッチフレーズで売り出されるとのことだが、果たして本編とどのようなつながりがあるのか…。

こちらの発表会にも会見と同じキャスト、スタッフ陣が出席。リジーはこの新製品を手に「結構いけるわよ」とニッコリ。J.J.も「新フレーバーが日本で発売されるなんて、本当にエキサイティングだね」と思わせぶりな表情で語った。思わせぶりと言えば、J.J.は本作の続編について尋ねられると「アイディアは山のようにあるので、日本で撮影が出来ればこれほど嬉しいことはないね」と答えた。すると、突然「“HAKAISHA”ってのはどいつだ!?」という野太い声が会見場に鳴り響いた。真っ赤なドレスで登場したのはタレントのにしおかすみこ。J.J.が手がけたドラマ「LOST」の大ファンというにしおかさんは、続編への出演交渉のために乗り込んできたのだという。J.J.に「生の私を見てどうだ?」と絶叫口調で問いかけるとJ.J.は「ファンタスティック!」。そしてにしおかさんが続編への出演を求めるとJ.J.は「ハイ」とあっさり快諾。しかも主役級の役柄を用意してくれるとか。にしおかさんは当初、出演を断られると思い、J.J.に向かって「覚えとけよ! このブタ野郎!」などの罵声を用意してきたらしく、あてが外れて少々がっかり。それにしても、未定とはいえ続編を日本で撮影ということはやはり事件の鍵は日本に? J.J.は再び思わせぶりな表情で「ナゾハ、ツヅク…」という日本語のコメントを残し会見は終了した。

公開を前に謎は深まるばかり! 『クローバーフィールド/HAKAISHA』は4月5日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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