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伊藤淳史、高良健吾が絶叫! パンクバンド“逆鱗”が映画を飛び出しデビュー

セックス・ピストルズのデビュー1年前の1975年、極東の島国で売れないパンクバンドが放った1曲がはるか時空を超えて2012年に地球を滅亡から救う——? 当代一の人気作家で次々と著作の映画化が決まっている伊坂幸太郎の同名小説を映画化した『フィッシュストーリー』。劇中に登場するパンクバンド“逆鱗(ゲキリン)”がこのたびスクリーンを飛び出して、実際にデビューを果たし、2月25日(水)にアルバム「FISH STORY」がリリースされる。正式デビューを前に逆鱗のメンバーの4人、伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充と彼らの楽曲をプロデュースする斉藤和義が報道陣の取材に応じ、バンド活動、そして映画について語ってくれた。

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“逆鱗”の大川内利充、高良健吾、渋川清彦、伊藤淳史とプロデューサーの斉藤和義
“逆鱗”の大川内利充、高良健吾、渋川清彦、伊藤淳史とプロデューサーの斉藤和義
  • “逆鱗”の大川内利充、高良健吾、渋川清彦、伊藤淳史とプロデューサーの斉藤和義
  • リーダーとしてバンドを引っ張る伊藤淳史
  • 見るからにパンキッシュなボーカルの高良健吾
  • メンバーそれぞれの胸に“逆鱗”の文字が!
  • 以前から伊坂さんと親交があったという斉藤さん
  • ギターを持つ姿もさまになってます
  • 力強く「フィッシュストーリー」を歌い上げた
  • 腕の刺青もパンク!
セックス・ピストルズのデビュー1年前の1975年、極東の島国で売れないパンクバンドが放った1曲がはるか時空を超えて2012年に地球を滅亡から救う——? 当代一の人気作家で次々と著作の映画化が決まっている伊坂幸太郎の同名小説を映画化した『フィッシュストーリー』。劇中に登場するパンクバンド“逆鱗(ゲキリン)”がこのたびスクリーンを飛び出して、実際にデビューを果たし、2月25日(水)にアルバム「FISH STORY」がリリースされる。正式デビューを前に逆鱗のメンバーの4人、伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充と彼らの楽曲をプロデュースする斉藤和義が報道陣の取材に応じ、バンド活動、そして映画について語ってくれた。

ベースの繁樹役の伊藤さんは、今回のデビューについて「驚きが大きいですね。撮影中にみんなで『デビューしたいね』なんて話をしてたんですが、本当にそうなるとは思っていませんでしたから」と語る。ボーカルの五郎に扮する高良さんは「緊張しますが、楽しみです」、ギターの亮二役・大川内さんが「待ち遠しいですね」、そしてドラムの鉄矢を演じた渋川さんも「楽しみですね」とそれぞれ期待を口にした。伊藤さんがバンドリーダーということで、質問が出るたびに周りのメンバーの視線はまず伊藤さんに。これには伊藤さんも「何かっていうとリーダーに振るのやめて(苦笑)」と困惑気味。ちなみにメンバーは、毎回練習が終わると、みんなで飲みに行ったとのことで、こちらの“夜のリーダー”を務めたのは渋川さんだったとか。高良さん曰く「みんなで飲んで話して、その延長に現場があった感じ」。伊藤さんもこれにうなずき「映画なのに“役作り”をした記憶が全くないんです。最初に音合わせがあって、清さんが『終わったら飲みに行こう!』ってみんなに声かけてくれて。それから毎週練習があって、飲みに行って、曲のことや音のことを話してるうちに1本の映画が出来上がったという感じです。実はそれがこれ以上ない役作りの環境だったんだな、と思います」とふり返った。

ただ、「全くのゼロからのスタートだった」(伊藤さん)ということで、2か月間にわたる練習はかなりハードなものだったようだ。加えて、パンクロッカーの雰囲気を出すために、食事を制限し、体重を落とす努力もしたという。

力強く、そして切なく「フィッシュストーリー」を歌い上げる高良さんは「力をセーブすることがあんまり出来ないので、毎回終わると声がガラガラになってました。歌唱力が元々ないところから始まったので上がるしかなかったという感じでしたね(笑)」と少し謙遜気味にふり返った。これだけ苦労しただけあって、バンドの完成度にメンバーも多少なりとも自信を持っている様子。大川内さんは「演奏シーンだけでなく、メンバー同士でぶつかり合ってるのを見ても『かっこいいな』と思いましたね。まあ自分の顔はまともに見てられませんでしたが」と照れくさそうに語ったが、渋川さんがこれに続けて「おれも、お前の顔見てられなかったよ」と言うと、一同爆笑。

映画について、高良さんは「加速する映画だと思います。おとぎ話のようだけど、実は描かれているのは意識していないだけで日常にあふれていることばかり。映画の中でリアリティを持っていると思います」と語った。

4人のために楽曲を提供した斉藤さんだが、この映画への関わりについて「プロデュースした、という感覚ではないんです」と語る。「“逆鱗”の最後のレコーディングという設定があって、でもみんな音楽が好きでやめたくなくて…という切羽詰まった状況と自分の音楽を信じている4人の感じをそのまま曲にしました。最初にリハーサルを見せてもらったときから、『原作の小説に出てくるあの人たちだ』という感じがしましたし、彼らは本当に実在するパンクバンドのようでした」と太鼓判を押した。

集まった報道陣を前に、デビューに向けての練習風景も公開されたが、斉藤さんの称賛の通り、4人はぴったりと息が合った迫力ある演奏と歌声を披露してくれた。

これが最初で最後となるのか? 16曲を収録した“逆鱗”のアルバム「FISH STORY」(1,890円<税込>)は2月25日発売。映画『フィッシュストーリー』は3月20日(金・祝)より渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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