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アン・ハサウェイの“ワケあり”に注目 幸せの裏にある家族事情『レイチェルの結婚』

タイトルの“結婚”という文字からハッピーな映画を想像する人は多いだろう。しかし、この『レイチェルの結婚』で描かれるのは、希望に満ちた幸せいっぱいの結婚式と、その裏側にある家族の素顔。人前ではさらしたくない感情、隠しておきたい過去が次々と露わになり、人間の心理を鋭く捉えたその描写にゾクッとさせられる。

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タイトルの“結婚”という文字からハッピーな映画を想像する人は多いだろう。しかし、この『レイチェルの結婚』で描かれるのは、希望に満ちた幸せいっぱいの結婚式と、その裏側にある家族の素顔。人前ではさらしたくない感情、隠しておきたい過去が次々と露わになり、人間の心理を鋭く捉えたその描写にゾクッとさせられる。

アン・ハサウェイが演じる主人公のキムは、麻薬中毒の治療施設から退院し、9か月ぶりに我が家へ帰る。だが、父のポールは必要以上にキムを心配し、姉のレイチェルとは衝突してばかり。そして、些細なことがきっかけで次々と個々の本音が吐露され、家族が抱える哀しい過去が明らかに…。赤裸々な会話からは、愛情も憎悪もあるのが家族、葛藤が渦巻くのが家族なのだと実感する。

そんなホームドラマを監督したのは、『羊たちの沈黙』や『フィラデルフィア』などで知られるジョナサン・デミ。今回は「一番美しいホームビデオ」を目指し、リハーサルなしの撮影に挑んでいるのだが、本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートとなったアン・ハサウェイをはじめ、キャストたちの自然な演技、その切り取り方がなんとも素晴らしい。自分がレイチェルの結婚式当日までの3日間を彼女たちと一緒に過ごしているようなリアルな感覚と、前述したゾクッは最後の最後まで途切れることはない。特にラストシーンのレイチェルの表情は印象的。あなたはどう解釈する?

《text:Rie Shintani》

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