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新作公開続きで仕事は順調のニコラス・ケイジ、だが、競売物件の家には買い手がつかず

昨年来、借金苦で税金を滞納し、破産寸前といわれているニコラス・ケイジだが、サンフランシスコで開催されたSFやアメコミなどの祭典「WonderCon 2010」で、最新主演作『魔法使いの弟子』のプロモーションに登場し、元気そうな顔を見せた。

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仕事の方は順調そうだが… -(C) Fame Pictures/AFLO
仕事の方は順調そうだが… -(C) Fame Pictures/AFLO
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昨年来、借金苦で税金を滞納し、破産寸前といわれているニコラス・ケイジだが、サンフランシスコで開催されたSFやアメコミなどの祭典「WonderCon 2010」で、最新主演作『魔法使いの弟子』のプロモーションに登場し、元気そうな顔を見せた。

といっても、相変わらず金策には走り回っているようで、カリフォルニア州ベルエアにある邸宅を競売に出したが、残念ながら買い手がつかなかったという。12,000平方フィートの敷地にベッドルーム6室、ホーム・シアター、オリンピック競技用と同サイズのプールにタワーなどがついたテューダー様式の豪邸のオークションは1,800万ドルの価値があると言われているが、7日、入札開始価格は1,040万ドル。それでも買い手はつかなかった。

日本では主演作『バッド・ルーテナント』や声優を務めた『スパイアニマル・Gフォース』も公開中で、俳優の仕事はまずまず順調のようだが、金銭問題のかたがきれいにつくまでには、もうしばらくかかりそう。『魔法使いの弟子』は現代のニューヨークを舞台に、千年にわたる魔法戦争が勃発し、ケイジ扮する魔法使いが悪を滅ぼすために弟子をとろうとする物語で、日本では8月公開を予定している。



© Fame Pictures/AFLO
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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