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シネマカフェ的海外ドラマvol.183 GG賞、壇上の素敵モーメントをふり返り!

ゴールデン・グローブ賞授賞式開催記念特集最終回は、授賞式での素敵モーメントをふり返っていきます。

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コメディ・ミュージカル部門で作品賞を受賞した「glee」 -(C) ロイター/AFLO
コメディ・ミュージカル部門で作品賞を受賞した「glee」 -(C) ロイター/AFLO
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ゴールデン・グローブ賞授賞式開催記念特集最終回は、授賞式での素敵モーメントをふり返っていきます。

ハリウッド中のスターが一堂に会する中、やはり注目を集めたのはコメディ・ミュージカル部門の作品賞に輝いた「glee/グリー 踊る♪合唱部!?」の面々。同じくドラマ部門で作品賞を受賞した「BOARDWALK EMPIRE」は製作総指揮のマーティン・スコセッシが新作映画の撮影で欠席、また主演男優賞を受賞したスティーヴ・ブシェミに次ぐメインキャストのマイケル・ピットやマイケル・シャノンも参加しておらず、少々淡々としたものがありました。一方、「glee/グリー 踊る♪合唱部!?」の面々はスタッフからキャストまでが大集合し、作品賞受賞の際には壇上が関係者であふれかえったほど。さらには、クリス・コルファーの助演男優賞受賞にリー・ミッシェルが感激の涙を浮かべ、ジェーン・リンチの助演女優賞受賞と小粋なスピーチに脚本家が歓喜。今回の授賞式の泣き所は全て「glee/グリー 踊る♪合唱部!?」にアリ! とも言えるかもしれません。

それ以外の泣き所と言えば、ミュージカル・コメディ部門主演男優賞受賞の瞬間も! 同賞に輝いたのは「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」で天才物理学者のシェルドンを好演しているジム・パーソンズですが、彼の受賞を発表したのは共演者のケイリー・クオコ。ドラマ内ではシェルドンの隣人にして、彼から馬鹿にされてばかりの美人ウェイトレス、ペニーを演じているケイリーが、自ら開けた封筒に書かれている受賞者名に言葉を失う光景はまさに素敵モーメント。壇上に上がってきたジムとの長い抱擁も会場を感動に包みました。

また、素敵モーメントならぬ小粋モーメントの筆頭に挙げられるのは、映画部門の脚本賞発表時。この日は、辛辣ジョークをこよなく愛するコメディ俳優にして司会のリッキー・ジャーヴェイスがありとあらゆるスターをメッタ刺しにしていましたが、そんな彼に対し、最もスマートな切り返しを見せたのが脚本賞プレゼンターのスティーヴ・カレルとティナ・フェイでした。スティーヴは降板を表明している「The Office」で主演男優賞、ティナは「30 ROCK/サーティー・ロック」で主演女優賞にノミネート。毎年、授賞式で笑い所を提供してくれる彼らだけに、いつまでもゴールデン・グローブ賞に関わる存在であってほしいです。ちなみに、「30 ROCK/サーティー・ロック」と言えば、ドラマ内で超ポジティブなテレビ局案内係ケネスを演じているジャック・マクブレイヤーも授賞式に参加していたのですが、時折映し出される彼の笑顔の素敵なこと、素敵なこと…。自分には全く関係ない部門でも、受賞者を讃えて満面の笑み&大きな拍手! ケネスはテレビ局の外に出てもケネスでした。

最後に、笑顔と言えば、授賞式には進行のアシスタントを務めるミス・ゴールデングローブが毎年スターの子供たちの中から選ばれますが、今年のミスは「クリミナル・マインド」のロッシことジョー・マンテーニャの娘ジア。娘の活躍を見守る父マンテーニャのニコニコ顔も微笑ましい限りでした。



© ロイター/AFLO
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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