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レザーアイテム、ブーティー…この秋真似したい、キャメロンのセクシー恋活スタイル

陽気な性格と人懐っこい笑顔。完璧なボディとそれを存分に生かす抜群のファッションセンス。キャメロン・ディアスは、女性たちの永遠のアイドルと言えるでしょう。『マスク』('95)でスクリーン・デビューを果たし、『メリーに首ったけ』('99)で注目を集めた彼女にとって、コメディは得意分野。以前、来日時にインタビューした際には、彼女が生粋のコメディエンヌであることをこの目と耳で確認済み。底抜けに明るい彼女らしさが存分に発揮されるジャンルはやっぱり、コメディなのだと、そのとき確信しました。

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『バッド・ティーチャー』 -(C) 2011Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.
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陽気な性格と人懐っこい笑顔。完璧なボディとそれを存分に生かす抜群のファッションセンス。キャメロン・ディアスは、女性たちの永遠のアイドルと言えるでしょう。『マスク』('95)でスクリーン・デビューを果たし、『メリーに首ったけ』('99)で注目を集めた彼女にとって、コメディは得意分野。以前、来日時にインタビューした際には、彼女が生粋のコメディエンヌであることをこの目と耳で確認済み。底抜けに明るい彼女らしさが存分に発揮されるジャンルはやっぱり、コメディなのだと、そのとき確信しました。

そんなキャメロンのラブ・コメディの最新作が『バッド・ティーチャー』。キャメロンの役どころは、玉の輿を狙う小悪魔教師・エリザベス。授業や生徒そっちのけで、狙った獲物(臨時教師=つまり同僚)のスコット相手に型破りな婚活に大暴走していくという大爆笑の婚活ストーリーです。獲物のスコットを演じるのが、キャメロンの元カレのジャスティン・ティンバーレイクというのがまた面白い。別れたとはいえ、2人は息の合った絶妙な間合いで観る者の笑いのツボを刺激してくれるのです。

エリザベスの言動から、女子たちは婚活におけるNGを確認してみるもよし、男子たちは女子を見る目を養ってもよし。教師を目指す若者たちは彼女を反面教師にするもよし。と、人生勉強になる見どころいっぱいですが、何と言っても女子にとって気になるのが、エリザベスのカッコいいファッション。彼女の人格はさておき、ファション“だけ”は、クリーンな印象の中にもセクシーなテイストの入った、ぜひ真似したくなる洗練のオフィススタイル。時には、レザーのマイクロミニスカートやメッシュのブーティ、下着の透けて見えるカットソーなどちょっと大胆なアイテムを取り入れてはいるのだけれど、合わせるものを上品なブラウスやコンサバなタイトスカートにすることで、全体を好印象にまとめています。この合わせ技は、ぜひエリザベスをお手本に習得したいもの。

ほかにも、肌の色、髪の色に映えるレッドとイエローを多用しつつも、それらの明るい色をより効果的に見せる黒との合わせ方もお見事。さらには、柔らかそうなニットやカットソーといった素材にレザーを合わせて質感にコントラストを作る技などは、これからの季節にもお手本にできそうです。

彼女のファションのポイントは、出会った人に好印象を与えるエレガントさと健康的なセクシーさ。でも、実はこの組み合わせを“正解”のバランスで作り出すのは上級者のワザではありますが、これを成功させている一つのポイントが、トレンドにも敏感な高級志向にあるのかもしれません。彼女のお気に入りは、「バレンシアガ」のバッグや、「クリスチャン・ルブタン」のシューズなど、アイコニックなアイテム。とは言え彼女はブランド好きというよりは、上質好みのファッショニスタ。それは、誰もが認識できるシグネチャー系のアイテムではなく、見る人が見れば分かるというアイテムを選んでいることからも分かります。本当に良質なものだけが作り出す雰囲気を愛するからこそ、エレガントなセクシーさが演出できるのかもしれません。

でも、ここで疑問が湧いてきます。アメリカの教師ってそんなに稼ぐものかと。そんなことはありません。彼女以外の多くの教師は、ブランドものとは縁遠い服を着ています。つまり、彼女のファッションはいわば分不相応で完全に場違い。実は、彼女は物語の冒頭で大金持ちの婚約者から破談を言い渡されています。理由はお金を使いすぎるから。浪費家だからなのか、高級志向だからなのかは分かりませんが、彼女が望んでいるのは、もちろん玉の輿。そこで、スイスの高級腕時計「ジャガー・ルクルト」を身に着けた臨時教師・スコットに肉食獣のごとく近づくのですが、彼の母の旧姓がルクルトであることを知ると、俄然前のめりになるのです。性格も教師としての志も、正反対であるにもかかわらず。

そんなエリザベスは、女として自分を「10点満点中8点だ」と言っています。そして、足りないものは中身や心ではなく、大きな胸なのだと。素敵な男性を誘惑するために、セクシーなファッションのダメ押しとして、また、足りない2点分として、彼女が求めるのが巨乳。彼女にとって、巨乳はある種の高級ブランド。何としてでも欲しいアイテムだというわけです。

ちなみに、エリザベスが巨乳を求めて出かけた美容外科では、お値段しめて9,300ドル! 浪費家の彼女には、そんな蓄えなどあるはずもなく、またまた教師らしからぬ悪知恵を働かせるのですが…この先は観てのお楽しみ。

実はこのエピソードに絡んでエリザベスが見せるファッションが、一番可愛かったりして。それは、キャメロン自身がプライベートでも愛用していそうな、デニムのマイクロショーツとチェック柄のシャツの組み合わせ。シャツは胸のすぐ下で裾を縛って、おへそを見せてしまうあれです。高そうな女風情も確かにカッコいいけれど、こんなカジュアルなファッションで、太陽の下、溌剌と笑っているエリザベスの方が好感を持てるのですが、実際のところ、このシーン自体は決してエリザベスの健全性を強調するものではありませんのであしからず。

とことん性悪で同性にはほぼ99.9%嫌われそうな最悪の教師・エリザベス。必死すぎる彼女には、ユーモアのセンスなどみじんもありません。だからこそ、彼女の婚活騒動は滑稽で笑いを誘います。そんなエリザベスを、キャメロンはさぞ楽しんで演じたことでしょう。そんな片鱗も見えてくる『バッド・ティーチャー』、女子が集まる家飲み会などで、わいわい言いながら観たら、かなり盛り上がること間違いなしです。




『バッド・ティーチャー』[Blu-ray]
価格:4,935円(税込)

『バッド・ティーチャー』[DVD]
価格:3,990円(税込)

発売中 ※レンタル中
発売元/販売元:エイベックス・マーケティング
公式サイト:http://badteacher.info/index.html

© 2011Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.
《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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