海外ドラマと音楽のステキな関係に注目! 今回は、あの人気ドラマと音楽の意外なコラボレーション、さらには「glee/グリー」「SMASH/スマッシュ」に続く!? 日本未上陸の音楽ドラマに迫っていきます。「多くの俳優が歌って踊れるにもかかわらず、彼らは才能を披露する場がない。僕たちの番組以外に、歌唱力を見せびらかす番組がないんだ(笑)」と冗談まじりに語っていたのは「glee/グリー」の製作総指揮、ダンテ・ディ・ロレートですが、あながち冗談ではないかも…と思わされる現象が、海外ドラマの世界ではしばしば発生。それはずばり、人気ドラマの登場人物たちが歌って踊る“ミュージカル・エピソード”が作られているということです。記憶に新しいところでは、医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」がシーズン7の第18話としてミュージカル・エピソードを制作。カリー役のサラ・ラミレスを中心に、レギュラーキャストが歌を披露しました。トニー賞に輝いたこともあるサラが「歌唱力を見せびらかす番組」を求めていたかどうかはさておき、やはり「グレイズ・アナトミー」にも「歌って踊れる多くの俳優」がいるのは事実。オーウェン役のケヴィン・マクキッド、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン、レクシー役のカイラー・リーら、ミュージカル・エピソードの中心を担ったキャストたちはバンドマンからブロードウェイ経験者まで、全員確かな歌唱力の持ち主です。また、ミュージカル・エピソードと言えば、SFドラマ「フリンジ」もシーズン2の第19話で敢行。こちらは、本国の放送局FOXが「音楽を取り入れたエピソードを放送せよ!」との粋な指令を1週間限定で各番組に向けて出し、それに応えて制作されたものでした。謎が謎を呼ぶスリリングな展開の「フリンジ」ですが、このエピソードでは雰囲気を変え、オリヴィア役のアナ・トーヴやウォルター役のジョン・ノーブル、ブロイルズ役のランス・レディックらが歌声を披露。特別イベント的な趣きで放送されたエピソードのため、出来栄え自体は愛嬌溢れるものではありましたが、なかには美声を轟かせて株を上げたキャストも。やはり海外ドラマの世界では、「多くの俳優が歌って踊れる」ようです。そんな中、現在アメリカでは新ドラマ「Nashville」が放送中。カントリーミュージック界を中心に展開する音楽ドラマで、長年君臨してきたスターの座から転落しつつあるベテランと、エネルギッシュで野心的な若手シンガーの攻防が繰り広げられていきます。ベテランのライナを演じるコニー・ブリットンも、若手のジュリエットを演じるヘイデン・パネッティーアも、劇中では吹き替えなしの生歌を披露。ストーリーはもちろん、そのパフォーマンスに注目が集まっています。テイラー・スウィフトやキャリー・アンダーウッドの活躍で、日本でもだいぶ馴染みのあるジャンルになってきたカントリーミュージックの業界内幕ドラマでもあるだけに、ぜひとも日本上陸を期待したいところ。すでにアメリカでは主要キャストのパフォーマンスを収録したサウンドトラックのリリースが話題になっていることからも、“ドラマと音楽のステキな関係”はまだまだ続きそうです。「グレイズ・アナトミー シーズン7」「グレイズ・アナトミー シーズン7 コレクターズ BOX Part1」「グレイズ・アナトミー シーズン7 コレクターズ BOX Part2」価格:各10,500円(税込)発売中発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン公式サイト:http://disney-studio.jp/tvondvd/greysanatomy/© ABC Studios.「FRINGE/フリンジ シーズン1&2」海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて12月7日(金)より毎週月曜〜金曜12:00〜14:00に2本立て放送公式サイト:http://www.superdramatv.com/line/fringe/© Warner Bros. Entertainment Inc.
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