デヴィッド・フィンチャーが、スリラー小説「ゴーン・ガール」の映画化作品の監督を手掛けるための交渉中だ。『ドラゴン・タトゥーの女』などダークなスリラー作品を得意とするデヴィッドだが、昨年200万部もの売り上げを記録し、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストではトップを飾った同原作の映画化を手掛けるため、現在製作を手掛ける20世紀フォックスと交渉段階だという。リース・ウィザースプーンが自身の映画製作会社パシフィック・スタンダード社を通じてブルーナ・パパンドレアやレスリー・ディクソンと共に本作のプロデュースを手掛ける予定だ。原作は、ハズバンド・オブ・ザ・イヤーの受賞経験もある愛妻家の夫ニック・デューンが、結婚5周年の記念日に妻・エイミーの失踪に気づき、隣人の目が夫であるニックに冷たくなる中、嘘や逃走を繰り返しながらも失踪した妻を捜し続けるというスリラー作品だ。妻エイミー役には、当初リースの名前が取り沙汰されていたものの、現在はエミリー・ブラントを筆頭に、シャーリーズ・セロン、レイチェル・マクアダムスらが候補に挙がっている。他方の夫役にはジョン・ハム、ライアン・ゴスリング、マイケル・ファスベンダーらが出演候補だ。デヴィッドは現在、『ドラゴン・タトゥーの女』の続編と、ジュール・ヴェルヌのSF小説「海底二万里」の映画化作品の両作品の監督候補にも挙がっている。