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ブルース・ウィリス、コメディ役者からスターへと導いた『ダイハード』への想い

先日のバレンタインデー(2月14日)に公開され、日本、アメリカを始め、33か国で初登場一位を獲得、週末成績だけで全世界で1億ドルに迫るメガヒットを記録した『ダイ・ハード/ラスト・デイ』…

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  • 映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』 2月14日(木)全国劇場公開 -(C)  2013 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
  • 『ダイ・ハード/ラスト・デイ』 -(C) 2013Twentieth Century Fox
先日のバレンタインデー(2月14日)に公開を迎え、日本やアメリカを始め、世界33か国で初登場1位を獲得、週末成績だけで全世界で1億ドルに迫るメガヒットを記録した『ダイ・ハード/ラスト・デイ』。そんな絶好調の本作で、ボヤきまくる主人公ジョン・マクレーンを務めるのが、ご存じブルース・ウィリスだ。1988年の第1作目の公開以来、この大ヒットシリーズで20年以上“ついてない男”を演じてきたブルースに、改めてこれまでのシリーズをふり返りながら、その胸の内を語ってもらった。

すでに説明は不要かもしれないが、ブルースがシリーズ第5作目となる本作で演じているのは、ニューヨーク市警察のベテラン刑事ジョン・マクレーン。シリーズを追うごとにその“ついてない男”ぶりに拍車がかかり、観る者はいつも度肝を抜かれてきた。『ダイ・ハード/ラスト・デイ』では、そんなマクレーン刑事が、彼の“悪運DNA”を受け継ぐ一人息子・ジャック(ジェイ・コートニー)と共に、世界を相手にこれまでで最大の“大災難”に立ち向かっていく姿を描いている。

プライベートでは4人の娘をもつ“パパ”ブルースだが、本作で初めての“息子”とのやり取りを楽しむ一方で、描かれている息子・ジャックの親離れしたくて仕方ないという思いには、苦笑いを浮かべる。
「この父子関係には完全に共感できるね。親は子供を守りたいと思うものだ。外で小さな男の子たちを見ても、自分がこの子たちの父親だったとしても、必死で守るだろうなと思うよ。まあ、男の子の場合は、ある一定の年齢に達すると、『もういいよ。自分でできるよ!』と言い出すものだけどね(笑)」。

そんな一人立ちしたい息子・ジャックと、ニューヨークを離れて海を越えたロシアでシリーズ最大の“大災難”に挑むマクレーン刑事。もちろん今回だけが災難なわけではない。第1作目では、ロサンゼルスの超高層のナカトミ・ビル、2作目ではワシントン・ダレス国際空港、3作目ではニューヨーク市内全体を舞台に、さらに4作目ではワシントンD.C.などアメリカ全土を股にかけ、毎度その身一つで国家問題級の災難を生き延びてきた強者だ。

改めていま、ブルースに問おう。ジョン・マクレーンとは一体どんな男なのか?
「彼はいつでも正しいことをやろうとしている。それに倫理的な規範も持っているから、法を犯した人をそのままにはさせない。こういうキャラクターの特徴は、社会的な状況でミスをする可能性とか、見込みを伴うものでもあるんだ。彼はいまだに正しいことは何なのか、気持ちが揺れるんだ。特に、家族に関する場合はそうなる。彼は、息子や娘、前妻(ホリー)にどうやって話しかけていいか分からないんだ。それに、彼はものすごく男らしいわけでもない。ジムに通って鍛えていたりはしないしね(笑)」。

ブルースにとって『ダイハード』というシリーズは、役者の道を歩く上でとても大きなものとなった。実際、第1作目での大成功の前は、エキストラ組から卒業したばかりのTVドラマに出演するコメディ役者でしかなく、日本ではほとんど知られていなかった。しかし、本シリーズへの出演後から、『アルマゲドン』や『パルプ・フィクション』といった話題作に出演するようになるのだ。やはりどんなスターにも、つらい時代はある。

そんな約30年にもわたり俳優として息をし続けた彼に、観客を楽しませる極意を聞いてみると、意外にも“アクションではない”部分にあると教えてくれた。
「アクションシーンは、火や車の衝突、死の危険などいろいろな要素から成り立っている。そしてこういう映画では、自分が窓から飛び降りても、なぜか生き延びるという、やや非現実的な部分もある(笑)。でも、僕がこのシリーズでやった中で特に良いと思っているシーンには、言葉を発しないものも多いんだ。ただ誰かをじっと見つめているとか、深く考えているシーンとか。それらのシーンは、しゃべっているとか、銃を撃っているシーンと同じくらいインパクトがあったりするんだよ」。

最後に、ブルースはハリウッド随一の大スターへと押し上げた『ダイハード』シリーズに対する胸の内をゆっくりと語ってくれた。
「僕はいままでに「ダイ・ハード」を5回作ったが、どの映画のことも全部はっきりと覚えているよ。それぞれの映画で自分がどんなことをやったか、そしてその結果はどうだったのかもね。『ダイ・ハード』シリーズは、全部強く心の中に残っているんだ。(シリーズの)どの作品も、全部僕のお気に入りだ。どれが一番好きか? と聞かれても答えられないが、第1作目が僕にとってものすごく新しい体験だったのは確かだよ。このシリーズに参加する前にも俳優はやっていたが、あんなことをやったのは初めてだったんだ。一つのキャラクターを5回も演じていると、生まれてくる独特のモノがあるんだ。同じことを繰り返さないとか、キャラクタ−の魅力を保ち、ユーモアのセンスを忘れないとか、意識すべきことはたくさんあるが、それらの努力の末に得られる特別なことがあるんだ」。

そう言葉を切りつつも、思いはあふれ出てくる…。
「僕にこの役をまた立派に演じてほしい、この映画を観て楽しい思いをしたいと思ってくれる人がいるのは、本当に素敵なことだと思う。誰もがシリーズ全作品を気に入っているわけじゃないだろうし、全部が第1作目と同じくらい面白いとは思っていない人もいるかもしれない。それでも僕らは、毎回一生懸命に努力するんだ」。
《シネマカフェ編集部》

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