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物議を醸すアンジェリーナ・ジョリー長編初監督作『最愛の大地』、8月に公開決定!

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の知られざる真実を基に、ハリウッド女優として活躍するアンジェリーナ・ジョリー初の長編監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)が、『最愛の大地』の邦題で8月に日本でも公開されることが決定!

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『最愛の大地』-(C) 2011 GK Films,LLC.All Rights Reserved
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  • G8会合に出席するアンジェリーナ・ジョリー -(C) Getty Images
  • G8会合に出席するアンジェリーナ・ジョリー -(C) Getty Images
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  • 国連親善大使として活躍するアンジェリーナ・ジョリー -(C) Getty Images
  • アンジェリーナ・ジョリー -(C) Getty Images
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の知られざる真実を基に、ハリウッド女優として活躍するアンジェリーナ・ジョリー初の長編監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)が、『最愛の大地』の邦題で8月に日本でも公開されることが決定! これを受け、アンジェリーナからのコメントが到着した。

1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナで起きた内戦が激しくなり、アイラはセルビア兵士に捕らえられ、収容所に収監されてしまう。収容所の生活は苦しく、女性としての尊厳を踏みにじられる屈辱の日々。そんな中、かつての恋人であるアイラをかばうため、将校・ダニエルは、アイラに画家として彼の肖像画を描くという任務を与える。ダニエルの“囲われ者”という立場だったが、彼の肖像画を描くうちに2人の間にはかつての愛が蘇るのだった。しかし、そんな2人の気持ちとは裏腹に、戦争はさらに激化していき…。

敵同士となってしまった恋人たちの愛を軸に描かれる本作。アンジェリーナ・ジョリーがボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で被害にあった女性たちの話を聞き、どうしても映画にしなければいけないと義憤に駆られて制作へと至った作品だ。

そのスキャンダラスな人生、パートナーであるブラッド・ピットとの関係が取り上げられ、いかにもな“ハリウッド・セレブ”というイメージを持たれがちだが、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使として寄付や現地訪問を行い慈善活動を続けている人道支援家としての顔をもつアンジェリーナ。

本作については、同じ女性として「“人間の盾”として使われ、ひどく痛めつけられた女性たちの話を聞き、人として、女性として貶められてきた彼女たちの気持ちにどれだけ寄り添えられるか不安だったけど、これは私でなくては描き切れないと感じたの」とメガホンを取るに至ったきっかけを明かしてくれている。

一方で、海外では盗作疑惑で訴えを起こされたり、本作で描かれる女性たちの扱いの悲惨さに、女性団体から強烈な批判が上がるなど、様々な物議を醸し出している問題作としても注目を集めている。

しかし、批判の声をあげた女性団体には映画の説明に単身出向いたそうで、「映画を分かってもらえたわ。この映画で起きていることは現実にあったこと。虐げられた人がいるという事実を共通認識にしなければ、歴史は繰り返す。そのことが彼女たちに伝わったと思う」とアンジェリーナの志は依然として強固なままのようだ。

すでに海外では各国の映画祭などで上映され、賛否両論を呼んでいる。先日はG8会合で、本作のテーマでもある“紛争地帯の性暴力”防止を訴えるまでに。果たして、“映画で世界は変わる”ことができるのだろうか? この問題作が今年の夏、日本中を騒がせることになりそうだ。

『最愛の大地』は8月10日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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