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ベネディクト・カンバーバッチ、ハリウッド業界誌にスターの苦悩を語る

ベネディクト・カンバーバッチが「The Hollywood Reporter」誌の「新しいAリスト・スター」特集号の表紙を飾り、カバーインタビューに応じた。TVシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」…

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ベネディクト・カンバーバッチ-(C) Getty Images
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  • 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日会見/ベネディクト・カンバーバッチ
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ベネディクト・カンバーバッチが「The Hollywood Reporter」誌の「新しいAリスト・スター」特集号の表紙を飾り、カバーインタビューに応じた。

TVシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」で人気に火が付き、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で本格的にハリウッド進出を果たしたベネディクト。世界中のファンからたくさんのプレゼントが贈られてくるが、中でも多いのが似顔絵だ。「いくつかは手元に残してある。絵として本当に美しい作品だから。ただ、それ以外は手放した。ファンには『とても光栄だよ。でも、これ(絵)をどうすればいいんだい?』と説明した。考えてみてほしい。自分の肖像画だらけの部屋なんて。ちょっと奇妙だろう」。

一部の熱狂的ファンの中にはロンドンのベネディクト宅近くのビルから彼の一挙手一投足を観察、Twitterで報告する強者もいるとか。「僕がその日したことを全部知っていて、それを世界中にリアルタイムで中継する誰かがいるって考えると…」とエスカレートする事態に困惑する心情を正直に語る。

「僕はホームズみたいじゃないんだ。彼のように割り切れない。『子どもが欲しいって言ったのに何でいないの? 何がいけなかったの? ゲイなの? 誰かとちゃんとつき合うことができないの?』とか、そういう憶測にいちいち悩まされているんだ。“言うべきことは全部話しているのに”と思うときがある」。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のJ・J・エイブラムス監督が新たに手がける新『スター・ウォーズ』への出演もうわさされているが、この件については「何も知らない」と言うのみ。出演が予定されていたギレルモ・デル・トロ監督の『Crimoson Peak』(原題)を降板したのはこの件とは一切無関係であることを強調した。
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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