※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

山田太一が贈る“東日本大震災”をテーマに家族の崩壊と再生を描いた物語『時は立ちどまらない』放送決定!

山田太一が贈る“東日本大震災”をテーマに家族の崩壊と再生を描いた物語『時は立ちどまらない』放送決定!

最新ニュース スクープ
注目記事

テレビ朝日の開局55周年記念として、2014年2月22日(土)に山田太一氏オリジナル脚本によるドラマスペシャル『時は立ちどまらない』を放送することが14日、明らかとなった。

この作品は、稀代の脚本家・山田太一が東日本大震災を背景に、2つの家族の崩壊と再生を静かに描く感動作。描かれるのは、東北のとある海沿いの街に住む、西郷家と浜口家で、西郷家のひとり娘と浜口家の長男が結婚することになり、ふたつの家族は初めての顔合わせをする。ところがその5日後、東日本大震災が発生。地震、そして津波が街を襲い、2つの平凡な家族の運命を変えてしまう……。大震災がなければ、結ばれて親戚になるはずだった、“親戚寸前”の2つの家族。だが被災し、祖母、母、長男と3人もの家族と財産も家も失った浜口家と、何ひとつ傷つくことなく、家族も家もすべて無事だった西郷家……。そのとき、両家の面々に改めて複雑な想いが生まれる……。山田氏はそれぞれの感情の移ろいを細やかな視点で、ときにやさしく、ときに激しく、ときにユーモラスに描写。ただ励ますだけのドラマではない、被災した人々の心に寄り添い、希望の灯を届けるホームドラマをめざしている。

そして、この作品には、『終わりに見た街』(2005年)以来の山田作品への出演となる中井貴一をはじめ、樋口可南子、柳葉敏郎、吉行和子、橋爪功、倍賞美津子、岸本加世子ら名だたる俳優たちがズラリと顔を揃えている。中井と樋口は初めての夫婦役だが、東北弁で息の合ったやり取りを披露!  味わい深い演技を見せるベテラン勢に支えられ、黒木メイサ、神木隆之介ら若手も果敢に山田作品に挑んだ。また、総勢10名が勢揃いした両家の顔合わせのシーンでは、数十分に及ぶ“長回し”での撮影も行われ、確かな演技力を持つ名優たちならではの実力を見せつけた。

今回の出演について、中井は、「21歳のときから山田先生の作品に出演させていただき、最初はただがむしゃらに芝居をしていたのですが、経験を積めば積むほど、山田先生の本は難しいなとしみじみと感じるようになってきました。年を経て山田作品に携わるたびに、背筋がピンと伸びる思いです」と再び山田作品への参加への思いを語り、「今回は東日本大震災がひとつのテーマとして流れていますが、山田先生はほかの方とはまったく違った視点から、震災を描いています。震災という大変な出来事が起きても、人生はずっと続いているのだ、と。そして、震災に遭われた方の中にも、“立場の違い”、“背負うものの違い”がある、と…。この作品は悲しみを映像化するのではなく、震災の後、必死に生きる家族を表現しています。震災のドラマではありますが、真の“人間ドラマ”だと感じています。“流す涙の違い”というものを、皆さんに感じていただけたら幸せです」と語っている。そして、樋口も「とにかく久々に、新人の頃のように大緊張しました。山田さんの作品は、きれいごとではすまない本音の台詞が時々現れ、演じていてもドキドキする瞬間があります。でも、どこか、こんな事言えるって気持ちいいという感覚もあるのも事実。ちょっと相手との関係に踏み込んだ快感と痛みがあります」と述べ、夫役の中井に対しては、「何を質問してもすぐにキチンと答えてくださって、すご~く頼りがいのある方。で、冗談もかなり連発されるので現場が楽しかったです。難しかったけど、意外なニュアンスが出てくる東北弁。とても好きでしたが、熱が入り過ぎ監督から訛り過ぎとの注意を受け反省しております」という話も披露した。

柳葉は「先生の作品は、出来上がったときの“妙”というか、完成したとき“こんなふうになるのか!”とマジックのように驚かされるものがあり、役者として毎回、挑戦してよかったと思わせてくださいます。今回もそれに身をゆだね、“まな板の上の鯉”の思いで演じました」と撮影を振り返り、本作の題材について「テーマのひとつになっているのが、抱擁、“ハグ”です。人間が素直にハグし合えるというのは、どういうことなのか…。確かに大震災というテーマはありますが、普段、皆さんが生活の中で感じることが、このドラマにはたくさん秘められていると思います。皆さんに、東北弁のやわらかさ、奥深さを感じていただけたらうれしいですね。同じ東北の人間として、今回はちょっと胸を張ってセリフをしゃべりました!」と笑顔を見せた。

本作のプロデューサー・内山聖子氏は今回のスペシャルドラマに関して、「開局55周年の節目である今、山田太一先生に挑んでいただいたテーマ。それは「東日本大震災。その中に生きていた家族」です。2011年3月のあの東日本大震災から3年が経とうとしています。今回、山田先生自ら三陸の被災地に足を運び、被災された方に取材を重ね、生の声を集め、脚本執筆にあたっていただきました。「絆」や「優しさ」「助け合い」、様々なドラマが震災にはありましたが、山田先生が描くものは、そのどれもと種類が異なり、非常に生々しく、哀しく、それでいて可笑しい、なんとも言えないリアルな「人間の姿」がそこにはあります」とコメントを寄せている。超豪華キャストがズラリ集結したこの『時は立ちどまらない』は2月22日(土)の放送、ぜひお見逃しなく!

■『時は立ちどまらない』
2014年2月22日(土)21:00~23:06(テレビ朝日系)

【出演】
 西郷良介 … 中井貴一
 西郷麻子 … 樋口可南子
 西郷千晶 … 黒木メイサ
 西郷奈美 … 吉行和子

 浜口克己 … 柳葉敏郎
 浜口吉也 … 橋爪 功
 浜口正代 … 岸本加世子
 浜口いく … 倍賞美津子
 浜口修一 … 渡辺 大
 浜口光彦 … 神木隆之介


《》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top