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【インタビュー】世界で活躍するママ…究極のモチベーションは「人を幸せにしたい」

実在したアボリジニ初の女性ボーカルグループ「サファイアズ」のサクセスストーリー、その栄光の裏に隠された彼女たちの苦労を迫力の音楽で綴り、オーストラリアで異例の観客動員数を記録した大ヒット映画『ソウルガールズ』。

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『ソウルガールズ』 -(C) 2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.
『ソウルガールズ』 -(C) 2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.
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  • 60年代ワンピースに注目/『ソウルガールズ』 -(C) 2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.
  • 『ソウルガールズ』 -(C) 2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.
実在したアボリジニ初の女性ボーカルグループ「サファイアズ」のサクセスストーリー、その栄光の裏に隠された彼女たちの苦労を迫力の音楽で綴り、オーストラリアで異例の観客動員数を記録した大ヒット映画『ソウルガールズ』

日本では1月11日に公開され、多くの共感を呼んでいる本作だが、日本人にもそんな熱い魂をもった“ソウルガール”を2回に渡ってご紹介!

オーストラリア人デザイナーによるバリ発のヴィヴィッドでありながらヨーロピアンテイストを持つ子ども向けファッション・ブランド「coco and ginger」の日本総代理店を務めるバーカー美佳さん。彼女の経歴は華やかだ。アメリカ留学後、日本のテレビ番組の海外コーディネーターの仕事に出会う。

その後、日本に戻り番組制作会社でリサーチャー、大手芸能事務所で渉外、女優のマネージャーを経て、外資系音楽専門チャンネルとエンタテイメント業界を渡り歩いてきた。そして現在は「coco and ginger」だけでなく、マダム・タッソーのコンサルタントとしても特殊な業務に携わっている。一つ一つの出会いを大切にしながら、自身の中にある仕事への鮮度を常に意識してきた美佳さんに「人生を切り開いてきたモチベーション」を聞いてみた。


――今のお仕事との出会いを教えてください。

美佳さん:育児休暇中、バリ旅行で「coco and ginger」の服と出会いました。あまりの可愛さに衝動的に数枚購入したんです。その後、育児と仕事の両立を真剣に考え退職を決意するまでは、すっかり忘れていました。

けれどある日、突然、思い出したんです。引き出しから引っ張りだしてきて、ネットで調べてみた。「エコロジカルなコンセプト」に惹かれました。将来、誰かのためになることがしたい。エンタテイメントの仕事をしていたのも人をハッピーにすることが楽しかったから。人を楽しませたかったんです。そんな想いを思い出すと同時に、本格的に「coco and ginger」を日本で販売する決意をしていました。


――思い立ったらすぐ行動ですね。立ち上げまでの行動を教えてください。

美佳さん:「coco and ginger」は自分が素敵だなとか、楽しいと思える仕事になりえるプロジェクトだなと思ったんです。すぐに、エージェントを私にやらせてもらえないか、とバリのデザイナーに直接メールし、快諾してもらいました。メールのわずかなやりとりだけで、お互い女の子のママということも分かり、運命的なケミストリーを感じました。上手くいくかどうかなんてわからなかったけれど、せっかくチャンスをもらえるのだからやるだけやってみようと思ったんです。


――いきなり異業種への方向転換で大変でしたよね?

美佳さん:洋服を洋服屋さんに売るにはどうしたらいい?というところから考えました。ノートに書いて、これを売るためには、まずはバイヤーさんに見てもらって、そのためには、サンプルを取り寄せて、とわかる範囲でやってみました。どういうお店で売りたいか、と書いたりして。それでもとんとん拍子に進みました。最初のメールから1週間くらいで形が見えてきて、2ヶ月後くらいには既に商品をお店に卸していました。


――素晴らしいスピードですね。

美佳さん:運がよかったんだと思います。がんばろうというエネルギーに変わっていたんです。


――日々の仕事のスケジュールはどのように立てていますか?

美佳さん:1年スパンで考えています。展示会をやる時期も決まっていて逆算します。展示会をこの時期にやるにはいつまでにサンプルを取り寄せる、という具合に大きなイベントごとにわかっているものを全部書きだします。子供の予定も含めて。細かいことは月単位です。締め切りや納品しなければいけないものを月単位で書いて、その後は週単位です。そうすると一週間の予定が見えてきます。日々の仕事は、14時30分には終えるようにしています。最初は19時まで入れていました。

でも子どもが可愛そうと思うようになったんです。朝から晩までの仕事と家事も子育ても全ては無理です。子供には手作りのご飯を食べさせたい。ちゃんと育児もしたいし、仕事もしたい。いろんな意味で今後の人生を考えさせられました。キャリアの意味では今までいろいろやれたので未練はなく、育児もちゃんとやって新しい仕事をやりたかったんです。勉強のためにもゼロから何かをやりたかったのかもしれません。


――もう一つのお仕事のマダム・タッソーは?

美佳さん:さらに昨年からマダム・タッソー東京の仕事をしています。壇蜜など日本の長名人のフィギュア制作や「ワン・ダレクション」など海外から来るフィギュアの展示をする際のタレント周りの仕事です。タレント側へアプローチし、本国イギリスのスタッフと採寸など打合せの場を設ける。日本と海外をつなぐコーディネートですね。

例えば、ワン・ダイレクションは来日はありませんが、レコード会社がプロモーションのフックとしてアプローチをしてくださったり、こちらからアプローチすることもあります。そんな時、間に入って交渉をします。過去のニッチな業務がたまたまハマった感じです。今までのキャスティングの経験が活きました。


――今後の夢は?

美佳さん:現在はマダム・タッソーの仕事も加わり、仕事量が多くなってきていますが、不思議と上手く回せています。coco and gingerはもうすぐ始めてから4年になり上手にアレンジできるようになってきました。ひな形が全部できていますから、新しいことでもそこに追加すればできるようになっています。華やかな世界ですが、地味な立場です。私は裏方が好きなんだと思います。

自分で全く新しいプロジェクトをゼロから立ち上げることが好きでした。ワクワクしますよね? しかもそれが人を幸せにする仕事ならなおのこと。究極はそこです。人をハッピーにしたい。私の夢は、そんな仕事を続けることだったのかもしれない。結果で見てみると、今までやってきたことが全てつながっていてよかったな、と実感しています。

『ソウルガールズ』はヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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