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故ポール・ウォーカーの実母、孫娘の法定後見人申し立てを取り下げる

昨年11月に自動車事故で亡くなったポール・ウォーカーの15歳の娘・ミドウさんの後見人決定をめぐって、騒動が起きている…

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ポール・ウォーカー/(C) Getty Images
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昨年11月に自動車事故で亡くなったポール・ウォーカーの15歳の娘・ミドウさんの後見人決定をめぐって、騒動が起きている。

ポールの母親のシェリル・アンさんはミドウさんの法定後見人になるべく嘆願書を提出していたが、このほどミドウさんの実母レベッカ・ソテロスさんと法廷外で合意に達したとして、嘆願を取り下げた。

シェリルさんはアルコール依存症のレベッカさんがリハビリ施設で治療を受ければ、孫の養育権は放棄するとしていたが、担当裁判官は「どちらに法的後見人の権利があるのかを決めるのは法廷だ」として、訴訟の棄却を認めていない。

2011年、ミドウさんは実母とハワイに暮らしていたが、もっと父親と一緒に過ごせる時間を作るために母娘でカリフォルニア州に移住していた。

ポールが事故に遭ったときはシェリル・アンさんの家
に滞在していたミドウさんは、祖母が自分に何の断りもなく法定後見人になる申し立てをしたことに、裏切られた思いを抱いていたという。また、ポールの代役として叔父であるコーディとケイレブが『ワイルド・スピード』シリーズ最新作に出演することを知らされなかったことにも傷ついているそうだ。

ミドウさんはポールの遺言により、推定2,500万ドル(約25億円)の遺産の唯一の相続人だ。現在、家族の友人宅に身を寄せて学校に通っていて、ロサンゼルス周辺で母親のレベッカさんとの新生活を望んでいるという。ちなみに遺言にはシェリル・アンさんがミドウの法定後見人になるよう記してある。
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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