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【恋愛シネマニア】早見あかり主演『百瀬、こっちを向いて。』…思春期ゆえの切ない片思い

ゴールデンウィークも終わり、いよいよ本格的な暑さが近づいてきましたね。これから始まる様々な夏イベントに向け、明るく前向きな気持ちでデート相手を探す一方…

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『百瀬、こっちを向いて。』-(C) 2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会
『百瀬、こっちを向いて。』-(C) 2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会
  • 『百瀬、こっちを向いて。』-(C) 2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会
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  • 『百瀬、こっちを向いて。』-(C) 2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会
  • 『百瀬、こっちを向いて。』-(C) 2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会
  • 『百瀬、こっちを向いて。』-(C) 2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会
ゴールデンウィークも終わり、いよいよ本格的な暑さが近づいてきましたね。これから始まる様々な夏イベントに向け、明るく前向きな気持ちでデート相手を探す一方…梅雨前のじっとりとしたオーラにのみ込まれ、これまでの恋愛を振り返るちょっぴりナイーブな時期に突入したとも言えるでしょう。

そんなときこそオススメなのがこの映画。誰しもが経験する初恋、忘れられない記憶を描いた『百瀬、こっちを向いて。』が現在公開中です! 好きな人と一緒にいたいがためにつく“嘘”の切なさを存分に描いた本作を観て、「本来“恋”ってこんな風に真っ直ぐなものだったな」と思い返してみるのはいかがですか? 今日は、本作の魅力を徹底検証していきますよ~。


■まさに、2014年を彩る若手キャストが勢揃い

大人気アイドルグループ「ももいろクローバー」を脱退し、女優としての活動を本格化した早見あかりさんが主演を務めることでも話題の本作。2014年の若手実力派注目株、竹内太郎さん演じる冴えない同級生・ノボルを“嘘”の恋愛でふり回すマイペースな美少女役が抜群にカワイイと、大きな話題を呼んでいます。

さらには、元プロ野球選手・工藤公康さんのご子息で、現在放送中の日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」でキーマンとなる投手役を熱演する工藤阿須加さんがカッコイイ二股男子を熱演。その本命彼女役として、ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、出演作が後を絶たない石橋杏奈さんが登場するなど、とにかく若手の存在感がキラリ光る映画となっています。

お笑い界からやってきた第2PKのひろみさんがめちゃめちゃいイイ味を出している点にもご注目を! 大人になったノボルとして、物語の軸を支える向井理さんのメガネ男子っぷりも是非ご堪能いただきたいですね。


■現在と過去が交錯する展開は、幅広い世代を魅了

また、本作がなぜ幅広い世代に評価されるのか…その理由は、現在と過去が無造作に交錯する全体の構造にあるでしょう。誰しもが一度は、「あのときに戻ってやり直せたらな」と思い抱いた経験を持つもの。しかしながら、そのことにずーっと固執して生きていくなんて人は極々稀なのでは?

実際は日々、目の前の忙しさに押し流されながらなんとなく生きてしまうはず。そんな中、向井理さん演じる大人になったノボルくんは、“故郷に帰り講演をする”という千載一遇のチャンスを掴むことになったのです。彼の背中は、観る人の心の妄想心を上手にくすぐり、まるで耳元で囁いているかのような作りになっていて、とても新鮮な心地を与えてくれること間違いなし! 高校時代の恋愛が派手な人であれ、地味な人であれ…いずれにしても懐かしい展開が待っていますよ。


■「好きな人が別の人を好き」という切ない恋愛あるある

そして、本作最大の見どころは、若者ならではの奇妙な四角関係にあります。学生時代って、どんなことよりも同世代の視線、取り分け恋愛についての関心度が高かった気がしませんか? 大人になってふり返ってみれば「なんであの頃、こんなことに頭を抱えていたのか」と不思議に思えることもしばしば。それでも当時は、小さな頭で存分に悩んでいたっけ…という“恋愛あるあるネタ”が満載となっています。

中でも、「(自分の)好きな人が別の人を好き」だという事実ほど切ないことはないでしょう。さらにはそんな意中の相手から、カモフラージュで別の彼を紹介されるなんて…そんな二股めいたこと、あなたなら許せますか? (今回のヒロイン・百瀬ちゃんは“好き”ゆえに許しちゃうんですけれども(涙))そんな心の葛藤をそばで支えてくれるノボルくん、さらには何の悪いところもないのに嫉まずにはいられない先輩の本命彼女の存在など、いつの時代も変わらない恋愛の四角関係が、この世代の若者たちが演じるからこそ謎めいた温度感として伝わってくる不思議さを楽しんでいただけたらと思います。

そのほか、ノボルくんが日々脳内でクラスメイトをレベル分け(まるでRPGのように)している様子など、日常的なあるある要素も満載! 観る人の心にとっても近い、まるで思い出のアルバムのような映画をぜひ劇場で体感してみてくださいませ。
《YUKI》

三度の飯よりドラマが大好き YUKI

テレビ局での勤務を経て、フリーに転身。毎クール全ての作品に目を通す【ドラマニア】としてコラムを執筆している。近年はシナリオライターとしても活動の幅を広げており、乙女ゲームをはじめ、CMや謎解きなど、ジャンルを問わず様々な企画に挑戦中。

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