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【MOVIEブログ】無料配信!女性のための官能映画:『裸のチェロ』

女性の皆さん、裸を披露できますか?

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『裸のチェロ』
(c)1970 SNC (GROUPE M6) / MINERVA 『裸のチェロ』
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女性の皆さん、裸を披露できますか?

『裸のチェロ』
(1971/イタリア/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ監督)
8月21日(木) まで無料動画GyaO!の「女性のための官能映画&ドラマ特集」にて無料配信!!
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偏執的な夫が美しい妻に人前で裸になることを強要して性的快感を得るという、中学生が背伸びして読むエロ本をうっかり映像化してしまったような映画。イタリアン・エロスの女王ラウラ・アントネッリを、どうやって裸にすれば一番エロいかという事を男たちが真剣に相談した結果、こんな事になってしまったのでしょう。結局のところ巨乳とお尻大好き、こんなイイ女をものにしているオレ格好いいだろという、実にくだらないお話です。けなしているようですが、これは褒め言葉ですよ!正直なのが一番ですから。

オーケストラのチェリストであるニッコロ・ヴィヴァルディは、存在感が薄く同僚や指揮者に名前を覚えてもらえない事を日々気に病んでいた。ニッコロは憂鬱な気持ちを抱えたまま、妻コスタンツァと共に温泉療養に出かける。その療養施設で、裸になり身体検査を受ける妻の姿を見て彼は得も言われぬ快感を覚えた。いやらしい目で眺める医者や男たちの前で見るコスタンツァの裸は、いつものサエない妻ではない色気に満ちていたのだ。さらにセクシーなコスタンツァの夫だと、生まれて初めて男たちから羨望の眼差しで見られたニッコロは有頂天になり、彼女の裸の写真を撮り始める。ニッコロの密かな妄想はどんどんと膨らんでいき、コスタンツァへの要求は写真だけでは終わらず過激さを増していくのだったが…。

『青い体験』で日本中の男性をノックアウトしたセクシー女優ラウラ・アントネッリが、いつも通り脱ぎまくっている本作。性格は従順(これ重要)で、顔は幼くやせ形なのに巨乳でもっちりしたお尻という、男の人が好きな要素がギュッと凝縮されています。おっぱい大きいですよねぇ、何カップなんでしょう。この映画の魅力の90%はこのおっぱいとお尻。その意味では制作陣は成功しているのではないでしょうか。この監督、巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の『若者のすべて』や『山猫』で脚本家(の一人)だったようですが、だいぶ路線変更したようです。自分の欲望に忠実って意味ではヴィスコンティ監督と同じなのかもしれませんが。(違う。)せめてこのマヌケ顔の旦那が、監督の別の作品『女性上位時代』のジャン=ルイ・トランティニャンくらい格好良ければ、一連の変態的な行為もサディスティックなプレイとして愉しめたのに…残念。

チェロケースを開けると、そこにはまるでチェロのように座る小さいパンティ1枚のラウラ・アントネッリ!楽器の曲線美を女性になぞらえる、逆に女性の曲線美を楽器になぞらえる、非常に古典的で詩的な発想ですが、それを実践してみようと思う映画監督はなかなかいないでしょう。そして出来上がったものが何故か下世話な艶笑譚というのも笑えます。もはや人間性とか性格とかはどうでもいい感じが潔いですね。記号としての顔やおっぱいやお尻がすべての世界。そしてその世界は、ラウラの完璧なチェロ型のお尻と美しいくびれ、そしてパンイチでチェロケースに入るという無理難題にも応える女優魂により、はじめて具現化されるのです。男の夢を叶え続けたエロスの女王に敬意を表します!

●今週の一言
「妻のうわさ話をされると心地いい 僕は羨望の的だ」
コスタンツァの体はエロいと、他の男たちが噂しているのを聞いたニッコロの台詞。くだらないと思いつつ中学生くらいから男女ともにありましたよね、レベルの高い恋人を得ることにより自分の存在価値も高まるという幻想。審査基準は顔なのかスタイルなのか、それとも憧れの職業なのか…。学校でも社会でも日本でも外国でも、今も昔も亡霊のように脈々と受け継がれる人間システムの悲哀なのです。

『裸のチェロ』
(1971/イタリア/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ監督)
8月21日(木) まで無料動画GyaO!の「女性のための官能映画&ドラマ特集」にて無料配信!!
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《text:Lady M》

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