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長谷川博己の熱唱に喝采!『ラブ&ピース』北京国際映画祭レッドカーペットイベント

海外からの評価も高い、日本映画界の至宝・園子温監督の最新作『ラブ&ピース』が、現地時間4 月19日 、第5 回北京国際映画祭にて公式上映され、園子温監督、主演の長谷川博己、IZUMI、大月俊倫プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。

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IZUMI、長谷川博己、園子温監督、大月俊倫プロデューサー/『ラブ&ピース』北京映画祭 
IZUMI、長谷川博己、園子温監督、大月俊倫プロデューサー/『ラブ&ピース』北京映画祭 
  • IZUMI、長谷川博己、園子温監督、大月俊倫プロデューサー/『ラブ&ピース』北京映画祭 
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  • IZUMI、長谷川博己、園子温監督、大月俊倫プロデューサー/『ラブ&ピース』北京映画祭
  • ロックな長谷川博己&地味子な麻生久美子/(C)「ラブ&ピース」製作委員会
海外からの評価も高い、日本映画界の至宝・園子温監督の最新作『ラブ&ピース』が、現地時間4月19日、第5 回北京国際映画祭にて公式上映され、園子温監督、主演の長谷川博己、IZUMI、大月俊倫プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。

2015年、来る東京オリンピックに向けて湧く東京。うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)。ある日、良一はデパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを感じる。あきらめたロックミュージシャンへの道、まともに話せないが恋心を抱いている寺島裕子(麻生久美子)への想い…彼の人生を取り戻すのに必要な最後の欠片(ピース)、それが…そのミドリガメだった!

既に本年度公開予定作品として『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』が控える園監督。今最も勢いのある日本の映画監督のひとりである彼の待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が、4月19日(現地時間)、第5回北京国際映画祭(4月16日~4月23日)において、「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門で公式上映され、園監督、主演の長谷川さん、IZUMI、大月プロデューサーが記者会見、レッドカーペットイベントに参加した。

「血が出ない!」「誰も死なない!」「エロくない!」という、いままでの“園子温ワールド”のイメージとは一線を画す本作。しかしながら、園監督らしい超展開はそのままに、今回初の特撮を用いた演出と、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れ、観たこともない感動と涙を誘う極上のエンタテイメント作品となっている。

北京国際映画祭は、今年は90か国以上から930本の映画がエントリーされ、そのうち15本の映画がコンペティション部門に選出。日本映画が北京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初の快挙となる。これまで、『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』など、ヴェネチア映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続けてきた園監督だが、本作は、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来となる、直球で愛を描いた待望のオリジナル作品ということもあり、会見には大勢の記者が来場した。

長谷川さんは「できあがった作品を映画祭で観てもらえて、とても喜んでいます」と挨拶。会場には、中国の女性ファンが多かったようで、「長谷川さん、ようこそいらっしゃいました!」と熱烈な歓迎を受けた。そんな会場の様子に「もしかしたら(劇中歌の)サビくらい歌ってくれるかも」と園監督が会場に呼びかけると、歓喜の声とともに大きな拍手が。長谷川さんは「まずはボイストレーニングをやらなきゃ」と少し照れながらも、意を決して劇中歌の一節を歌い上げると、会場からの喝采が沸いた。

会見で、園監督は「この映画で怪獣映画を作りたかった。日本には特撮という文化があります。それは小さなミニチュアの街をつくって、かぶりものの怪獣の中に人が入って、街を壊していくという伝統なわけです。今はCGの時代になって、日本でもそういうことをやらなくなったんですが、もう一度、特撮という文化をやりたかった」と、本作への思いを語った。長谷川さんは、「僕は音楽が未経験だったので大変でした。僕が何もできないときに、園さんの部屋に行って練習をしました。すると、園さんがキーボードを持って突然歌い出して、即興で(劇中歌を)作るんですよ。それを音楽系のスタッフがメモをして…、という感じで作りました」と、園組ならではの映画製作の舞台裏について語った。

さらにこの日の夜には、オリエンタルシアターで公式上映を実施。会場には、期待に胸を膨らませた観客、およそ700人が来場。中にはリュック・ベッソンら審査員の姿もあり、会場は熱気にあふれていた。ワールドプレミアとなる公式上映後には盛大な拍手が送られ、園監督、長谷川さんらも感無量の様子。上映後の囲み取材で「お客さんが温かい感じで良かったです」と笑顔。園監督も「お客さんが温かくて感謝です。最高! この上映のために集まっていただいてありがとうございます。シェイシェイ(ありがとう)!」とご機嫌な様子。尚、本映画祭の授賞式は4月23日(木)を予定しており、日本映画初の受賞に期待がかかる。

『ラブ&ピース』は6月27日(土)よりTOHO シネマズ新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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