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松田龍平、イタリア語で感謝!『モヒカン故郷に帰る』ウディネ映画祭で2冠達成

松田龍平を主演に柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大がドタバタ“家族”を演じるホームドラマ『モヒカン故郷に帰る』が、イタリアで開催されていた第18回ウディネ・ファーイースト映画祭にて、日本映画

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『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭2冠 (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭2冠 (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭2冠 (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭・ヨーロッパ・プレミア上映にて (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』(C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭・ヨーロッパ・プレミア上映にて (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭・ヨーロッパ・プレミア上映にて (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭・ヨーロッパ・プレミア上映にて (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 『モヒカン故郷に帰る』ウディネ・ファーイースト映画祭・ヨーロッパ・プレミア上映にて (C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
  • 松田龍平 (c)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
松田龍平を主演に柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大がドタバタ“家族”を演じるホームドラマ『モヒカン故郷に帰る』が、イタリアで開催されていた第18回ウディネ・ファーイースト映画祭にて、日本映画としては『告白』以来5年ぶりとなるブラック・ドラゴン賞(批評家賞)など2冠を達成した。

本作は、恋人の妊娠をきっかけに7年ぶりに故郷に帰った、売れないバンドマンのモヒカン息子が、父親の病気が発覚したことから家族とともにドタバタを繰り広げる、笑って泣けるホームドラマ。

これまでも数多くの日本映画が評価されてきた同映画祭で、本作は現地時間4月29日(金)に1,200席が満席となるヨーロッパ・プレミアを行ったばかり。批評家賞にあたるブラック・ドラゴン賞と観客賞3位となるブロンズ・マルベリー賞をW受賞する快挙となった。日本映画の2冠は、ブラック・ドラゴン賞&ゴールデン・マルベリー賞(観客賞1位)の第11回『おくりびと』、ブラック・ドラゴン賞&マイムービーズ観客賞(インターネット投票)の第13回『告白』以来5年ぶり、3作品目。

授賞式では、まずブラック・ドラゴン賞の発表が行われ、英題「Mohican Comes Home」と読み上げられた瞬間、現地にかけつけていた沖田修一監督と松田さんは一瞬驚いた後、喜びの表情で壇上にあがり、盾を受け取った。監督は「本当にこの映画を選んでくださってありがとうございます。松田さんとこの舞台に立ててとても嬉しく思っています。松田さんありがとう、みなさん、ありがとうございます!」と、喜びの笑いをこらえきれず、興奮気味にスピーチ。

続いて、松田さんは「グランデ! タンテ・グラッツェ!」と感謝の意をイタリア語で伝えると、会場からは熱い拍手と声援が巻き起こった。「僕も沖田さんの映画が大好きで、沖田さんに感謝の意を示したいと思います。ありがとうございます」と、ともに映画を作り上げ仲間として喜びを分かち合った。

さらに、2人が盾を持って会場席へ戻っている最中に、次の観客賞3位のブロンズ・マルベリー賞の受賞発表が始まり、受賞作品は「Mohican Comes Home! 沖田さん、カムバック!」と呼ばれ、再び沖田監督と松田さんは壇上へ。まさか2冠を想定していなかった2人は、盾を受け取ると大きく掲げ、喜びを爆発させた。

受賞後のインタビューで受賞の感想を聞かれた沖田監督は、「映画祭の上映でたくさん拍手をいただいて、それだけで十分だと思っていたのに賞までいただいて、しかも2つも! 松田さんと1個ずつ持てるのがとても嬉しく思います」と答え、松田さんも「沖田さんと僕で1つずつ持てることが幸せです、ありがとうございます」と高揚しながら語った。

沖田監督としては、2012年『キツツキと雨』、2013年『横道世之介』、2014年『滝を見にいく』に続いて、本作で4作目。主演の松田さんとともに初めての同映画祭参加となったが、上映時の会場は熱気もむんむんで、ドタバタでも温かい日本の家族像は海を超えて笑いを呼び、上映終了後にはスタンディングオベーションも巻き起こっていた。

沖田監督はそのときの感想を「1,200人というなかなかない規模の、日本ではない場所で、たくさんの方が映画を観る瞬間に立ち会いながら、みなさんの反応をひとつひとつ新鮮な気持ちで感じつつ、また自分自身としても客観的に映画を楽しんで観ることができました」と真摯にコメント。松田さんも満席の観客に「元気をもらいました、また沖田さんと作品を作りたいです!」と新たな作品づくりへの意欲をのぞかせていた。

『モヒカン故郷に帰る』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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