※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ボブ・ディラン、ノーベル文学賞を受賞

13日(現地時間)、スウェーデン・アカデミーが今年のノーベル文学賞を発表、アメリカのシンガー・ソングライターのボブ・ディランが受賞した。

最新ニュース ゴシップ
注目記事
ボブ・ディラン-(C)Getty Images
ボブ・ディラン-(C)Getty Images
  • ボブ・ディラン-(C)Getty Images
  • ボブ・ディラン-(C)Getty Images
  • ボブ・ディラン-(C)Getty Images
  • ボブ・ディラン-(C)Getty Images
13日(現地時間)、スウェーデン・アカデミーが今年のノーベル文学賞を発表、アメリカのシンガー・ソングライターのボブ・ディランが受賞した。

受賞の理由は「偉大なアメリカの歌の伝統の中に、新たな詩的表現を創造した」こと。スウェーデン・アカデミーのサラ・ダニウス事務次官は「彼は偉大な詩人です。英語話者の伝統の流れを汲む偉大な詩人であり、見本であり、非常に独創的。54年間、その伝統を体現し続け、常に新しい個性を作り出しています」と賞賛。これからディランの作品にふれようという人には「ブロンド・オン・ブロンド」(1966)を勧めたいと語った。

従来の受賞者とは違い、執筆者というよりパフォーマーであるディランの受賞を意外視する声に、ダニウス次官は古代ギリシャの詩人、ホメロスやサッフォーの名前を挙げ、「彼らの作品も、楽器演奏と一緒に聴かれること、パフォーマンスとして表現されることを前提に書かれたものです。それはボブ・ディランと同じやり方です」と話す。

今年4月に日本公演を行ったばかりのディランは75歳。1962年にレコード・デビューし、「風に吹かれて」、「ライク・ア・ローリング・ストーン」、「天国の扉」など歴史に残る数々の名曲を発表。これまでにグラミー賞やアカデミー賞歌曲賞(「シングス・ハヴ・チェンジド」/『ワンダー・ボーイズ』)、ピューリッツァー特別賞などを受賞、フランス芸術文化勲章やレジオンドヌール勲章、アメリカの大統領自由勲章なども受章している。

授賞式は12月10日(現地時間)にストックホルムで行われる。
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

+ 続きを読む

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top