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海老蔵、父と母を気遣う愛娘の優しさに「僕よりも年上な感じです(笑)」

主演・市川海老蔵、演出・三池崇史による六本木歌舞伎の第2弾としてリリー・フランキーの脚本で「座頭市」を新解釈で上演することが決定。11月28日(月)に記者会見が行われ、海老蔵さん、三池監督、そして共演の寺島しのぶが出席した。

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市川海老蔵/六本木歌舞伎第二弾記者会見
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主演・市川海老蔵、演出・三池崇史による六本木歌舞伎の第2弾としてリリー・フランキーの脚本で「座頭市」を新解釈で上演することが決定。11月28日(月)に記者会見が行われ、海老蔵さん、三池監督、そして共演の寺島しのぶが出席した。

第1弾では宮藤官九郎の脚本で「地球投五郎宇宙荒事」が上演されたが、今回は勝新太郎のTVシリーズや映画のイメージが強い盲目の按摩師にして最強の剣士である「座頭市」を歌舞伎にすることに。

海老蔵さんは、前作の「地球投五郎」のアイディアが「勘三郎兄さん」と慕ってきた故・十八代目中村勘三郎から「お前は地球を投げるくらいの荒事をしないとダメだ」と叱咤された思い出に端を発することを明かし「今回もまた、勘三郎兄さん(が発端)なんですが、以前、勝さんと勘三郎兄さん、あるお笑い芸人さんが飲んでて、そのお笑い芸人さんが『俺は“座頭二”をやりたい』と言い、勘三郎兄さんが『じゃあ俺は“座頭三”をやりたい!』と言った」という思い出から、前回、共演した中村獅童に「次は『座頭市をやったら?』と言われた」とのこと。

海老蔵さんと言えば、その“目力”が魅力だが、盲目の座頭市を演じるとなると、その目力を封印することになる。海老蔵さんは、坂東玉三郎から言われたという「声がつぶれたら、声が出ないなりの芝居をしたら、また新しい世界が見えてくる」という言葉を紹介し「これまで目をつぶって芝居したことはないけど、それを封印して芝居したら何が出てくるのか? 僕も発見はあると思うし、第三者が見て何か言ってもらえるものがあると思う」と新たな挑戦への意気込み、新境地の開拓への期待を口にした。

寺島さんとの共演は、映像では大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」以来、舞台に至っては新派の特別公演以来、22年ぶり。海老蔵さんは、寺島さんについて「子どもの頃からお世話になってて、お姉さんのよう」と語り、さらに以前の共演では「ソファでキスするシーンがあったんですが、前の日にニンニクを食べ過ぎて、ものすごく怒られたのを覚えています(苦笑)」と寺島さんも「覚えていない(笑)!」という思い出を明かし、笑いを誘っていた。

三池監督は、映画、そして前回の公演と続く海老蔵さんとのタッグについて「一度、ガッツリやると、半年くらいは拒絶反応が出るんだけど、その後、『海老蔵がほしい!』という飢餓感が出てくる(笑)。酒やたばこ、ドラッグのような、そういう類の人」と、抗しがたい魅力を力説。今回の「座頭市」がどんな物語になるかは「いずれ、リリーさんから情報が…」と語るなど、監督自身もまだまだはっきりと語れるような全体像を描き切ってはいないようだが「リリーさんは『色っぽいものにしたい』と言ってて、悲恋の物語になると思います。アクションを見せるのがテーマではない」と従来の「座頭市」シリーズとは一線を画す作品になるとの展望を明かした。

報道陣からは、闘病中の妻・小林麻央に関する質問も飛んだが、海老蔵さんは、娘さんと麻央さんと3人で海老蔵さんの服を買いに外出したことを明かし「でも結局、散歩して帰りました」と家族でのほのぼのとしたエピソードを明かす。麻央さんは、自身のブログで、今後の治療に関して夫婦で真剣に話し合いをしたこと、また、その際に娘さんが麻央さんの耳元で「パパに何も言わないで。パパはママのこと愛してるんだから」とささやいたというエピソードを明かしているが、海老蔵さんは娘さんの気遣いについて「大人なんですよ。僕よりも年上な感じ」と笑みを浮かべて語っていた。

六本木歌舞伎は2017年2月4日(土)から20日(月)まで東京・EXシアター六本木にて上演。
《シネマカフェ編集部》

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