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ギャスパー・ウリエル5年ぶりの来日!グザヴィエ・ドラン監督との仕事は「非常に嬉しいこと」

フランス人俳優ギャスパー・ウリエルが、5年ぶり7回目の来日を果たし、12月13日に行われた主演作『たかが世界の終わり』ジャパンプレミアの舞台挨拶に登壇。本作の見どころやグザヴィエ・ドラン監督とのエピソードを語った。

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『たかが世界の終わり』(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual
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フランス人俳優ギャスパー・ウリエルが、5年ぶり7回目の来日を果たし、12月13日に行われた主演作『たかが世界の終わり』ジャパンプレミアの舞台挨拶に登壇。本作の見どころやグザヴィエ・ドラン監督とのエピソードを語った。

「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。

本年度カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『たかが世界の終わり』は、カンヌ国際映画祭・審査員賞という栄光を手に入れたグザヴィエ・ドランが、監督兼脚本を務めた最新作。キャストには、主演のギャスパーを始め、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイといった、フランスを代表する一流俳優陣が集結している。

この日、暖かい拍手の中舞台挨拶に登壇したギャスパーは、まず「コンバンワ」と日本語で挨拶し、「今回来日できて嬉しいです。今日が日本での初のお披露目会ということで、文化の違う国でどんな反応が見られるのか、ドキドキしています」とコメント。本作では主人公を演じたものの、セリフが少なかったギャスパー。「“沈黙を通して最大限のことを伝える“ということが、俳優としてとてもチャレンジでした」と話し、「ドラン監督から事前にこういった役柄ということを聞いていて、そしてシナリオが送られてきたときも、『心配しなくていいよ。沈黙というものが、どれほどの可能性を持っている表現方法なのか、2人で探っていこう。』という手紙が添えられていました。彼との共同作業は非常に興味深いものでした」とドラン監督とのエピソードを明かした。

さらに「ドラン監督というのは俳優に対して非常にリスペクトがある人で、映画へのアプローチの中で、常に俳優に特権的なポジションを与える人なのです。なので世界中の俳優にとって、彼と仕事をするということは非常に嬉しいことなんです」と共に仕事をすることがきた喜びを語り、「現場で新しいアイディアが湧いてくると、カメラが回り続ける中でカットもかけずにダメ出しをしたりしていました。そのときに彼が思いついたことをその場ですぐやってくれ、ということがしょっちゅうありました」とこれまで一緒に仕事をしてきた監督とは全く違う仕事の仕方をする人だったと撮影現場の様子をふり返った。

そしてこの日は、ゲストとしてモデルの近藤千尋がギャスパーに花束をプレゼント。本作については「映像や音楽がとてもおしゃれで、日本映画では表現できないようなシーンがたくさんあって感動しました」と感想。現在、「ジャングルポケット」太田博久との第1子妊娠中の近藤さんは、「母と息子の2人きりのシーンのときに『私はあなたを理解できない、だけど愛してる』という言葉があって、血のつながりって凄いな、そういう存在が私もこの世に誕生するんだと思うとワクワクしました」と新しい命の誕生への期待を話した。そんな近藤さんに、現在11か月の男の子の父親であるギャスパーからベビー服がプレゼントされる場面も。子育ての先輩であるギャスパーは、「まだあなたは子どもを育てるといういことの1/10もわかっていないよ。これから発見の日々です」と指摘しつつ、「いま、寝れるうちにたっぷり睡眠をとってください」とアドバイスもしていた。

『たかが世界の終わり』は2017年2月11日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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