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美の“競艶”!74回ゴールデン・グローブ賞レッドカーペット・ファッション

1月8日(現地時間)、ロサンゼルスで開催された第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式。各賞のノミニーたちはもちろん、参加した女優たちはレッドカーペットでも美を競い合った。

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エマ・ストーン&ヴィオラ・デイヴィス&リリー・コリンズ&エヴァン・レイチェル・ウッド/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
エマ・ストーン&ヴィオラ・デイヴィス&リリー・コリンズ&エヴァン・レイチェル・ウッド/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • エマ・ストーン&ヴィオラ・デイヴィス&リリー・コリンズ&エヴァン・レイチェル・ウッド/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • エマ・ストーン/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • ブレイク・ライヴリー/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • ジェシカ・ビール/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • イザベル・ユペール/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • ヴィオラ・デイヴィス/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • ナタリー・ポートマン/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
  • リース・ウィザースプーン/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
1月8日(現地時間)、ロサンゼルスで開催された第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式。各賞のノミニーたちはもちろん、参加した女優たちはレッドカーペットでも美を競い合った。

最多7部門受賞作『ラ・ラ・ランド』でコメディ/ミュージカル部門女優賞に輝いたエマ・ストーンのドレスは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のオートクチュール。パウダーピンクのプランジネックのデザインにはシルバーの星が無数に散りばめられていた。ブレイク・ライヴリーのブラックにシルバーをあしらった「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」、ジェシカ・ビールの「エリ・サーブ(Elie Saab)」も、胸元を深カットしたプランジネックで、今年のトレンドの1つだった。ドラマ部門女優賞を受賞したイザベル・ユペール(『ELLE』原題)はペールブルーの「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」。

ブレイク・ライヴリー/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images

『Fences』(原題)で映画部門の助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィスは目の覚めるような鮮やかなイエローのワンショルダーのドレス。マイケル・コース・コレクションから選んだ1着だ。今年の人気カラーは断然イエローで、映画のドラマ部門女優賞候補だったナタリー・ポートマン(『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で)が選んだ「プラダ(PRADA)」のヴィンテージもそう。現在第2子を妊娠中の体型をすっきりと見せるデザインに、「ティファニー(TIFFANY)」のアクセサリーを合わせた。リース・ウィザースプーンは「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」、「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズ、モデルのエミリー・ラタコウスキーが選んだ胸元のカットやスリットが大胆に入った「リーム・アクラ(REEM ACRA)」のベアバックのドレスもイエローだった。

ナタリー・ポートマン/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images

メタリック調のドレスも毎年人気で、今年も多くの女優がチョイス。映画のドラマ部門女優賞候補だったルース・ネッガ(『ラビング 愛という名前のふたり』)は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、エイミー・アダムス(『メッセージ』)は「トム・フォード(TOMFORD)」、助演女優賞候補のナオミ・ハリス(『ムーンライト』)は「アルマーニ・プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)」、テレビの部でリミテッドシリーズ/テレビムービー部門女優賞を受賞したサラ・ポールソン(「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」)は「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」を着用。テレビの部でドラマ部門女優賞のクレア・フォイ(「ザ・クラウン」)も「アーデム(ERDEM)」のメタリックなピンクのドレス。ペールブルーのベルトがアクセントになっていた。

クレア・フォイ/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images

リリー・コリンズは「ズハイル・ムラド(ZUHAIR MURAD)」のピンクのドレス。髪をアップして、凛々しい眉に赤いリップというクラシカルなスタイルはオードリー・ヘプバーンにちょっと似ている。プレゼンターで登場したフェリシティ・ジョーンズも「グッチ(GUCCI)」のピンクのドレスをチョイス。

リリー・コリンズ/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images

大人世代の女優たちには、肩を出しながらも腕は隠す変化球のショルダーオフのデザインが人気。『LION』で助演女優賞候補だったニコール・キッドマンは「アレキサンダー・マックィーン(ALEXANDER McQUEEN)」のシルバー、ドリュー・バリモアは「モニーク・リュイリエー(Monique Lhuillier)」のドレスに「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」のダイヤモンドのイアリングとリングを合わせた。サラ・ジェシカ・パーカーは「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」の白を着たが、なんとこれはウエディングドレスだとか。こちらは若手だが、『The Edge of Seventeen』(原題)で映画のコメディ/ミュージカル部門で女優賞候補だったヘイリー・スタインフェルドが選んだ「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」のラベンダー・カラーのドレスも袖が似たような趣向だった。毎回、レッドカーペットでの装いに定評のあるミシェル・ウィリアムズ(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で映画部門の女遠女優賞候補)は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の総レースのオフショルダーのドレス。

ニコール・キッドマン/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images

ひときわ目を引いたのは、「アルトゥザラ(ALTUZARRA)」黒のジャケットとフレアパンツにボウタイ付きの白いブラウスというマニッシュなスタイルで登場したエヴァン・レイチェル・ウッド。レッドカーペットでこの日のスタイルについて聞かれた彼女は「授賞式にはいままで6回参加したけど、毎回ドレスを着ていたの。私はドレスが大好きだし、ドレスに抗議しているんじゃない。でも、若い女の子たちや女性たちに、それが決まりではないと伝えたかったの。着たくないなら着なくていい。自分らしくすればいい。あなたの価値はそれ以上なんだから」と語った。

エヴァン・レイチェル・ウッド/第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペット-(C)Getty Images
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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