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ジョージ・クルーニー、妻の出産間近で授賞式欠席

ジョージ・クルーニーが、アルメニアで出席するはずだったオーロラ賞授賞式を欠席、ビデオ・メッセージを送った。

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ジョージ・クルーニー-(C)Getty Images
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  • ジョージ・クルーニー&アマル・クルーニー-(C)Getty Images
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ジョージ・クルーニーが、アルメニアで出席するはずだったオーロラ賞授賞式を欠席、ビデオ・メッセージを送った。

ジョージは28日(現地時間)にアルメニアの首都エレバンで開かれた、人命や人権の保護に貢献した人に贈るオーロラ賞授賞式への出席を予定していたが、妻のアマルさんの出産予定日が近いことを理由に出席を取りやめた。

会場で流れたビデオメッセージで、ジョージは「そこにいるはずだったけれど、滞在中にもし妻が双子を出産してしまったら、僕は2度と家に帰れなくなってしまうよ」とジョークを飛ばし、会場は笑いに包まれた。アマルさんは6月に出産の予定だ。

オーロラ賞は、1915年にオスマン帝国で起きたアルメニア人虐殺を生き延びたオーロラ・マルディガニアンという女性の名にちなんだ賞で、ジョージは受賞者の選定委員の1人。昨年の授賞式では司会も務めた。人権派の弁護士として国際的に活躍してきたアマルさんは、トルコ人政治家によるアルメニア人虐殺否定発言をめぐる裁判でアルメニア側の弁護を務めたこともあり、アルメニアは夫妻にとって縁深い国でもある。

今年の受賞者はアメリカ人医師のトム・カテナ氏。2008年から、紛争の続くスーダンのヌバ山地を拠点に医療活動を行っている。

ジョージはビデオメッセージで「暴力と戦争が人々の精神と忍耐力を脅かし続ける限り、カテナ医師のように無私無欲で他者を助ける人々、ただ生き延びるだけではなく生き続けられるように彼らを助ける人々を表彰し、力を与えて祝福することが大切です」と語り、「カテナ医師は私たち全員のお手本であり、真の変化をもたらす人物の1人です」と称えた。
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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