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ジャド・アパトー監督、"クリーン版”映画を批判

ジャド・アパトー監督がソニー・ピクチャーズが打ち出した、暴力や性的シーンを作品からカットした「クリーン版」を劇場版作品の購入者に無料で提供するという企画を批判している。

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  • ジャド・アパトー-(C)Getty Images
ジャド・アパトー監督がソニー・ピクチャーズが打ち出した、暴力や性的シーンを作品からカットした「クリーン版」を劇場版作品の購入者に無料で提供するという企画を批判している。

先週「ソニー」は、TVや飛行機内で放送されている暴力や性的シーンをカットしたバージョンの映画作品を視聴者がダウンロードできるようにすると発表したのだが、アパトー監督は、ソニーのこの発表に対し自身のツイッターで怒りを爆発させている。

また「全米監督協会(DGA)」も13日(現地時間)、「ソニー」の発表に対し批判的な声明文を発表しており、その中では「言うまでもなく、映画監督は非劇場用に流す場合に自身の作品を編集する権利を持っています」「許可を得ずに、ある放映プラットフォームでは監督の編集版を使い、別の放映プラットフォームでは、自分たちで勝手に編集するというやり方は我々の合意に反しています」「何年にも渡って『DGA』はそのようなことから、映画監督が多大なる努力を注いだ作品の権利を守ってきました」「監督というのは、しばしば作品を完成させるために何年もの月日を費やしており、合法的に自身の作品を守るための既得権を持っています。我々は映画作品が承認なしに変更されることに対して戦います」と綴られている。

しかしこれに対し「ソニー」は、クリーン版はすでにTVや飛行機内の放映用に編集されたものであることから、(オリジナルと)別のものとして売ることはできないとコメントしている。「ソニー・ホーム・エンターテイメント」のマン・ジット・シン会長は「オリジナル・バージョンの作品を購入したときに、特定の作品において飛行機内やTVで放映されるバージョンも見ることができるというサービスは、特定の顧客らからの要望でもありますし、これは試験的なプログラムなのです」「すでに放映されているこの(クリーン)版の使用について、それぞれの監督もしくは彼らの代理人と話し合いを行いました」と主張している。

(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》

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