現在70歳で音楽界の大御所エルトン・ジョンが、「家族と一緒に過ごしたい」ことを理由に、ツアー活動からの引退を発表した。いますぐにではなく、9月8日(現地時間)からアメリカでスタートする世界ツアー後にとのこと。このツアーは「Elton John’s Farewell Yellow Brick Road Tour」とさよならツアーと銘打ち、3年かけて5大陸を回り300公演以上を行うという。「Press Association」によれば、エルトンはこの発表について、パートナーのデヴィッド・ファーニッシュ、2人の息子であるザッカリーとイライジャによって「優先したいことが変わってきた」からだと説明したそうだ。「2015年に子どもたちの学校のスケジュールを見ていて思ったんだ。成長する姿を見逃したくないなって。私の人生は変わった。プライオリティが変わった。一番大事なのは家族なんだ」。近年ささやかれている「健康状態の悪化のせいでは?」との質問については「これから300公演をやるっていうのに、具合が悪かったらやっていられないよ」一蹴した。さよならツアー以降、エルトンがツアーに出ることはないというものの、音楽制作は「死ぬまで続ける」と言い切り、ファンを安心させた。