アカデミー賞はこうして決まる!授賞式前に知っておきたいトリビア

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アカデミー賞-(C)Getty Images
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いよいよ日本時間5日(月)に発表される第90回アカデミー賞。最多13部門ノミネートの『シェイプ・オブ・ウォーター』をはじめ、各賞の行方が気になる授賞式を前に、簡単にアカデミー賞についておさらいしてみよう。

対象となる作品は?


長編映画に関しては、前年の1月1日から12月31日の間に、ロサンゼルス郡内の商業映画館で1週間以上連続して有料上映された40分以上の35ミリか70ミリ、あるいは指定のデジタル・フォーマットの作品。劇場公開前にテレビ放映やネット配信、ビデオ発売されているものは対象にならない。

ちなみに外国語映画賞候補については、アメリカ国内での上映は必須ではなく、製作国で7日間以上連続の商業上映されていることが出品条件。長編アニメーションは通常のルールに加えて、主要キャラクターがアニメーションであること、上映時間の75パーセント以上がアニメであることなども条件になる。ドキュメンタリー、短編映画についても、長編映画と異なるルールが設置されている。

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誰が決める?


映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員による無記名投票で決定する。会員は劇場公開される長編映画の製作に携わるプロのアーティストたち。俳優、脚本家など、各分野にわたって17支部に分かれている。各賞は、それぞれ該当する部門のプロフェッショナル(俳優部門は俳優、編集部門は編集者)が投票する。製作・監督・俳優などを兼任する場合、1人で複数の支部に入ることはできず、無所属(Members At Large)という扱いになる。作品賞はすべての会員に投票権があり、2017年4月のルール改正で、今年からは長編アニメ部門も全会員が投票することとなった。

今年の最終投票は2月20日午前8時(現地時間)に開始され、27日午後5時に締め切られた。

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会員はどんな構成?


ハリウッドの映画賞レース予想サイト「GOLDDERBY」によると、投票資格のある会員は7,258名。俳優部門が1,218名と最多数で、短編及び長編アニメ部門(565名)、プロデューサー部門(524名)、監督部門(512名)が続く。

ちなみに2016年、AMPASは白人男性が圧倒的多数だった会員構成の見直しにとりかかり、女性やアフリカ系などマイノリティの会員数を2020年までに2倍にすると発表。会員候補として招待された683名の中には日本から河瀬直美、北野武、黒沢清、是枝裕和といった監督や、平昌オリンピックで金メダルを獲った羽生結弦選手のフリー曲「SEIMEI」(『陰陽師』)を作曲した梅林茂、翌17年にはさらにガル・ガドットや『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督ら774名が招待され、真田広之や菊地凛子、三池崇史らも含まれている。

発表まで管理するのは?


大手会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)。投票結果を知っているのは、授賞式当日までは同事務所の担当2人だけ。

昨年は、担当者が封筒を渡しまちがえて、作品賞受賞作が『ラ・ラ・ランド』と発表された直後に『ムーンライト』だと訂正される大失態が発生。授賞式のクライマックスで大混乱を引き起こした2人は今後授賞式の任務に関わることはないと発表された。

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受賞スピーチは時間との戦い


原則として45秒以内という規定があるものの、喜びを爆発させて時間内に収まりきらないこともしばしば発生。45秒を過ぎると、バンドが退場を促すように演奏を始めるが、スターたちは無視して話し続ける強者も少なくない。

史上最長、約5分30秒という記録の持ち主は1943年(第15回)、『ミニヴァー夫人』で主演女優賞を受賞したグリア・ガースン。ちなみに最短記録は54年(第26回)に主演男優賞受賞のウィリアム・ホールデン(『第十七捕虜収容所』)と68年(第40回)にアーヴィング・G・タルバーグ賞を受賞したアルフレッド・ヒッチコックの45秒。ホールデンは「ありがとう(Thank you)」を2度繰り返し、ヒッチコックはもう一言「本当に(Very much indeed)」と付け加えるシンプルな挨拶だった。

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《text:Yuki Tominaga》

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