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安藤サクラ&松岡茉優、是枝作品『万引き家族』で初カンヌ!拍手喝采に「素敵な時間」

カンヌ国際映画祭にて、「コンペティション」部門に正式出品された是枝裕和監督作『万引き家族』に出演する、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、城桧吏、佐々木みゆ、そして是枝監督がカンヌ入りし公式上映が行われた。

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『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭 (C)2018『万引き家族』 製作委員会
  • 『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
  • 安藤サクラ/『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
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  • 『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
  • 佐々木みゆ/『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
現在開催中の第71回カンヌ国際映画祭にて、「コンペティション」部門に正式出品された是枝裕和監督作 『万引き家族』。本作に出演する、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、城桧吏、佐々木みゆ、そして是枝監督がカンヌ入りし、公式上映に出席。上映後は約9分間ものスタンディングオベーションが起こった。

>>『万引き家族』あらすじ&キャストはこちらから

公式上映前のレッドカーペットには、「ジョン・ローレンス・サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」のタキシードにハットを合わせクラシカルに着こなしたリリーさんや「アルマーニ(ARMANI)」を着用した是枝監督と桧吏くんをはじめ、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のローズピンクのロングドレスを身に着けた安藤さん、「エトロ(ETRO)」の白いレースドレス姿の松岡さんらが仲良く手をつないで登場。緊張した様子を見せるみゆちゃんに安藤さんが優しく声をかけるなど、まるで本当の“家族”のような雰囲気だった。

そして始まった公式上映では、2200席の会場が満席に。エンドクレジットから拍手が始まり、会場が明るくなると全観客総立ちの拍手喝采。なかには感動で涙を浮かべる人の姿もあり、そんな観客の様子に是枝監督とキャストの目にも思わず光るものが浮かび、リリーさんが眼鏡をとり涙を拭う姿も見られた。そして、まったく鳴り止みそうもない拍手を切り上げようと是枝監督が移動するもスタンディングオベーションは約9分間にわたって続き、大好評のうちに公式イベントは幕を閉じた。

『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
是枝監督作品のカンヌ国際映画祭への出品は今回で7回目。上映後、是枝監督は「終わった後の拍手が夜中にも関わらずあんな風に温かくそして長く頂けたので本当によかったと思います」とホッとした様子。リリーさんも「最後頂いた拍手とか、お付き合いでしているのではなく、みなさんの表情から本当に想いの入った拍手だと感じたので、すごい良い経験をさせていただきました」と手ごたえを実感したようだ。

是枝裕和監督/『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
カンヌ初参加となった安藤さんと松岡さんは、「自分が出ていることも考えずにいち観客として映画に集中して観てました。カンヌの大きなスクリーンで、隣で監督と一緒に観ることにちょっと緊張しつつ、上映後は大きな拍手を頂いて、あの盛り上がり方を受けて、なんという作品に参加させてもらえたんだろうとまだその興奮が冷めていない状態です」(安藤さん)、「観客のみなさん正装で劇場もとても大きく、大人数の中で一緒に映画を観るという体験がすごく新鮮でした。そういう空間だからか一体感もあり、この大人数の方々が同じ時間でこの作品について色々なこと考えているんだろうなと思うと、素敵な時間でした」(松岡さん)とそれぞれ感想を述べた。

松岡茉優/『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
なお、『誰も知らない』では柳楽優弥が最優秀男優賞を、『そして父になる』では審査員賞を受賞し海外からも注目を集める是枝監督作品。今回も賞の行方に大きな注目が集まっているが、是枝監督に賞への手ごたえを聞いてみると、「意気込みとか手ごたえという質問が一番答えにくいので、いつもなるべくはぐらかしていたんですけど…それ以上言えないんですけど(笑)、でも、客席との一体感もある良い上映だったと思います」とコメント。

また「母の兼ねてからの夢がいつか誰かにカンヌに連れていってもらうことだと小さいときから聞いていて」と安藤さん。この日は“母の日”ということもあり、安藤さんは母・安藤和津を連れてきたと言い、「まさか末っ子の私が、やっと母の夢を叶えてあげることができてよかったなと思います」と親孝行も。

安藤サクラ/『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭  (C)2018『万引き家族』 製作委員会
最後に是枝監督は、「自分が関わっている『映画』という仕事を、もう一度背筋を伸ばして見つめなおす場所」と“カンヌ映画祭”への思いを明かし、松岡さんは「わたしみたいに、飛びぬけて華やかなルックスじゃなかったりとか秀でたものがないひとも、チャンスとかラッキーとか奇跡ってあるんだなって思って。でもそれがチャンスとかラッキーじゃなくて、わたしが頑張りましたって胸を張って、ここにまた戻ってきたいなと思ったので、これからも頑張ります」と決意を新たにしていた。

『万引き家族』は6月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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