本作は、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督とそのスタッフがタッグを組んだ最新作。市井監督が12年間の構想を経て、自身のオリジナル脚本によって映像化を実現させたもので、ある一家の真夏の1日の物語を描く。
草なぎさんを長男に、新井さんが次男、MEGUMIが長女、中村さんが三男、尾野真千子が草なぎさんの妻役を演じ、6月に公開されるはずだった本作。本日2月2日に解禁を予定していた主題歌の発表も中止となっていた。
キノフィルムズでは1日23時すぎに公式ツイッターを更新し、「映画『台風家族』出演の新井浩文さんの逮捕報道を受け、2019年に予定しておりました同映画の公開を延期することと致しました。事件の経過を見ながら今後の対応を決めて参ります。公開を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ございませんが、お待ち頂きたくお願い申し上げます。」と掲載。
映画「台風家族」出演の新井浩文さんの逮捕報道を受け、
— キノフィルムズ (@kinofilmsJP) 2019年2月1日
2019年に予定しておりました同映画の公開を延期することと致しました。
事件の経過を見ながら今後の対応を決めて参ります。
公開を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ございませんが、お待ち頂きたくお願い申し上げます。
映画を楽しみにしていたファンからは「楽しみにしていたから、辛い」「公開は必ずして欲しい」「観られなくなるわけではないけど」との反応が相次いでいるが、時間がかかっても「いつまでも待ってます」という声が大多数。
また、林遣都とW主演を務めた出演映画『善悪の屑』も2019年公開を予定しているが、配給元の日活も2月2日、「現在、関係各所と協議を続けております。捜査状況を確認しながら今後の対応を検討いたします」とのコメントを公式サイトに掲載した。
原作の渡邊ダイスケ氏も太鼓判を押す“再現度”だったという本作だが、ファンのツイッターには「どーすんだよ。レイプ犯や殺人鬼に復讐代行する話だぞ。シャレにならんわ」との声も。渡邉氏は複雑な胸の内をツイッターで告白。
この度の新井浩文さんの件に関しては関係者の一人として恥ずべき事ですが、テレビのニュースで初めて知りました。
— 渡邊ダイスケ「外道の歌」連載中 (@daisukoi) 2019年2月1日
なによりも被害にあわれた女性のお気持ちを考えると、自分の立場で今、何をするべきか、何を発言するべきか…
迷っています…
映画公式ツイッターには「お蔵入りとかやめて」「心配です」「来年でも再来年でも待ちます」とのリプライが寄せられている。
なお、フジテレビは再放送中の出演ドラマ「プライド」については、出演部分を一部編集して放送、ツイッターで集めた情報から日本各地の酒場を巡る深夜番組「美しき酒呑みたち」は番組差し替えを発表。
WOWOWでは出演した映画『闇金ウシジマくん』の放送、および連続ドラマW「ヒトリシズカ」「イノセントデイズ」「贖罪」のオンデマンド配信を当面自粛することを発表している。