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【インタビュー】渋川清彦、佐藤二朗と“濃密な時間”を過ごして分かった――「すごく台本通り」

現在放送中の「柴公園」に出演する渋川清彦と佐藤二朗が、インタビューで本作について語った。

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「柴公園」インタビュー(C)2019「柴公園」製作委員会
「柴公園」インタビュー(C)2019「柴公園」製作委員会
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おっさんたちの公園シバイヌライフを描いたドラマ「柴公園」が、テレビ神奈川、TOKYO MXほかにて現在放送中。この度、主演を務める渋川清彦と共演の佐藤二朗が、登場する柴犬たちについてや、共演してみてのお互いの印象を語ってくれた。

『人狼ゲーム』シリーズの綾部真弥監督が手掛ける本作は、街の公園で“柴犬連れおっさん3人”が、ダラダラと喋るだけの会話劇。柴犬を飼っているおっさんたちは、古い街に突如建ったタワマンに越してきた新参者。毎日、散歩で顔を合わせるが、お互いの名前も知らない適度な距離感。ベンチに座って話すのは、決まって他愛の無い世間話。ところが、やたらIQの高い3人の会話はいつもエスカレートし、柴犬たちは置いてけぼりに…。

「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
主演の渋川さんが演じているのは、赤柴のオス・あたるパパ役。渋川さんといえば、『パンク侍、斬られて候』『止められるか、俺たちを』などに出演し、2018年の映画出演数は14本を数え、映画関係者がいま最も起用したい俳優のひとり。そんな渋川さんが今作で連続ドラマ初主演を果たしている。

第3話「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
一方、「勇者ヨシヒコ」シリーズや『銀魂』、「今日から俺は!!」などで唯一無二の存在感を発揮し、いまや日本のエンターテイメント界で欠かせない存在といえる佐藤さんは、芝二郎役で出演。「マメシバ」シリーズのあのニートが、今作にも登場している。

「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
――佐藤さんは4作品製作された「マメシバ」シリーズの芝二郎としての参加ですね。

佐藤:小日向文世さんの「犬飼さんちの犬」にも芝二郎は登場してまして。中年おやじと小動物のシリーズですね。僕も30代で最初に芝二郎をやり始めて、まさか50歳手前になってまたこの役をできるとは思ってませんでしたけど。思い入れのある役なので嬉しいです。

「柴公園」インタビュー(C)2019「柴公園」製作委員会
――渋川さんは佐藤さんの「マメシバ」シリーズはご存知でしたか?

渋川:名前は知ってますけど…。

佐藤:正直に言ってください。

渋川:観てはいなかったです。

佐藤:なんだと!

渋川:す、すみません(苦笑)

「柴公園」インタビュー(C)2019「柴公園」製作委員会

<おっさん3人+柴犬3匹の公園ダベリエンターテインメント>ということで、本作には可愛すぎる様々な柴犬たちが登場。渋川さんは、自由で気ままな赤柴のオス・あたるを飼っており、佐藤さんは赤柴の子犬・一郎と人生模索中(?)

「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
――今回渋川さんは、あたるパパとして連続ドラマと映画版と撮影されましたが、あたると一郎と、2匹を世話する場面も出てきますね。

渋川:正直、あたるは初め一郎に緊張しているように思いました。一郎は誰かれ構わずわ~っと遊びに来るんですけど、あたるはそのテンションについていけてなかったんじゃないかなと。だから台本通りに仲良くとかはできないので、一郎は抱っこした状態であたるを散歩してました。暴れたら暴れたで臨機応変に。あまり決めずにやってましたね。監督もそうでしたし。

佐藤:この間、渋川さんが一郎を抱っこしてるとき、ものすごく安定してました。頭を撫でたらすごく大人しくしてて。

渋川:そうでしたね。

佐藤:僕よりお上手でしたよ。

渋川:そんなことないですよ(苦笑)。セカンドバックみたいにっていう、二朗さんのあの感じを盗みました。

佐藤:安定すると安心するみたいですね。

渋川:そうですね。ただやっぱりあたるのほうに自分は目が行ってしまいますね。一郎は、あんなにちっちゃくて可愛いから、みんな行くんですよね。だからまあ、僕はそこにはいかずに、あたるがやっぱり可愛いかなと。

「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
――それはやっぱりあたるパパとして触れてきたからですかね。

渋川:うーん、分からないですけど。

佐藤:何かちょっと分かる気はしますね。みんながわ~ってなってるほうじゃない側に愛着が沸くという。

渋川:そうそう。なんか、二朗さんも僕もガラケーなんですよ。

佐藤:ん? ごめんなさい、後半の部分にはあまり共感できないです。ガラケーは関係ないです。

渋川:あはは。ガラケーの話をしたときに、半ば意地になってるところもあるとお話されていて、自分もそういうところがあるなと思ったんです。

佐藤:でも渋川さんは、タブロイド、じゃなくて。

渋川:タブレット(笑)。

佐藤:そうそう、タブレットは持ってるんですよね?

渋川:はい。

佐藤:なので、若干リードされてるんですよねぇ。

「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
――作品の外で共通のお友達を通じて会ったりは。

2:ないですね。

佐藤:共通の友人はたくさんいると思いますけどね。僕は渋川さんって、役のイメージもあって、ちょっと怖い人なのかなと思ってたんです。でも会って15秒くらいで、「あ、この人は話しやすい人だ」って思いましたね。年も近いし。ある意味、普通のおじさんという。

渋川:そうですね。

佐藤:今回、僕は絡む人が本当に少なくて。ほとんどが渋川さんとのシーンなんです。ぶっちゃけ2日間だけの撮影なんですが、特に1日目は渋川さんとずっと一緒で。非常に濃密なおやじふたりの楽しい時間を過ごせました。

「柴公園」インタビュー(C)2019「柴公園」製作委員会
――濃密なお時間を過ごされてみて、どんな。

佐藤:ちょ、ちょっと待って。おやじふたりの濃密な時間って。ちょっと違ったね。俺が表現を間違えた。

渋川:ははは。

佐藤:楽しい時間ね(笑)。「マメシバ」シリーズは4作あったんですけど、ひと癖ある芝二郎のことを分かっている人たちが相手だったんです。でもあたるパパは芝二郎を知りませんから。なんだこいつはってなりますよね。いきなりこんなヤツが現れて。それが新鮮でしたね。

――渋川さんは佐藤さんとお芝居されていかがでしたか?

渋川:いろいろと二朗さんの作品を拝見してきましたが、変なことをやってくるのかなと思ってたんです。

佐藤:ははは。…どういうことですか!

渋川:いや、きっとみなさんも感じると思うんです。どういうことを二朗さんがやってくるだろうと。いろんなことを仕掛けてくるだろうから、そこにどう対処していこうと思っていたら、すごく台本通りなんです。「う、うん」っていう芝二郎のキャラクターの感じも台本通り。すごく真面目な人なんだなと思って。

佐藤:ちょっと、いま、良いこと言った! 絶対使ってください! 真面目な人で、台本通りだと! 世間には勘違いしている人が多いので。

渋川:しかもちゃんと計算されてやられてるんだなと思いました。

佐藤:台本通りですよねっ。そこはもう本当にみなさんに伝えたい。もう一度。

渋川:台本通りです。

佐藤:もう満足です。この対談は僕にとって意味があった(笑)

――佐藤さんは「柴公園」という作品を外からご覧になって、どういうところに面白みを感じますか?

佐藤:永森裕二という人がいてですね、僕のときの「マメシバ」も、小日向さんの「犬飼さんちの犬」も、大杉漣さんの「ネコナデ」も彼が書いてるんです。

渋川:全部。

佐藤:全部そうなんです。中年おやじと小動物もの。いわゆる普通の動物映画とは違って、そんなにべたべたしないし、動物自身が大きな活躍をしたりとか、擬人化したり、動物が死んじゃって泣かせるとか、そういうのは一切なくて、動物は基本的にただそこにいるだけみたいな距離感が、ほかの動物映画とはちょっと違うんですよね。そこに加えて今回は会話劇ということで、またさらに違いますが、見事に今までのテイストもあって。観る人が観たらすごくぐっとくる作品だと思います。

渋川:同感です。

佐藤:ね。それと、佐藤二朗は、セリフを。

渋川:台本通りに演じられています。

佐藤:はははは!

第1話「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
本作には、個性豊かな会話劇を繰り広げる3人のおっさんとして、渋川さんに加え、大西信満(じっちゃんパパ役)、ドロンズ石本(さちこパパ役)が出演。そのほか、ヒロイン・ポチママ役の桜井ユキ、校長先生役の山下真司、“謎の男”として水野勝も参加している。

「柴公園」(C)2019「柴公園」製作委員会
ドラマ「柴公園」は毎週木曜日23時~テレビ神奈川にて、ほか全国12局以上で放送中。

映画『柴公園』は6月14日(金)より全国のイオンシネマ、シネマート新宿ほかにて公開。
《シネマカフェ編集部》

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